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片づけられないのは脳のせい!? 脳内科医に聞く、誰でもできる「片づけ脳」になる方法

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泣いている赤ちゃんは、女の子の日常生活
Ran Kyu Park/gettyimages

子育て中の家のなかは、育児用品やおもちゃなどで散らかっている人も多いかもしれません。時間がなくて片づけられず、諦めかけているママも多いのでは?
そこで、脳内科医の加藤俊徳先生に、脳を鍛えることで片付け上手になるための方法を聞きました。

教えてくれた人
加藤俊徳先生
脳内科医・医学博士。株式会社「脳の学校」代表。脳番地トレーニングの提唱者。独自MRI脳画像法を用いて、脳の長所や短所、得意・不得意を診断し、薬だけに頼らない脳トレ処方を行う。著書に『部屋も頭もスッキリする!片づけ脳』(自由国民社)など多数。

片づけられないのは、脳のせいだった?

家のなかがいつも散らかった状態で、片づけられない自分を責めていませんか?


「片づけたいけど、やる気のスイッチが入らない」「途中まで片づけても、中途半端ですぐに元に戻ってしまう」など、片づけ下手で悩んでいる人は、片づけられない脳になっているせいだと加藤先生。
環境や習慣によって、脳のある部分(脳番地)が弱くなっていて、片づけられない状態を生みだしていると言います。

脳番地は、大きく8つに分かれていますが、特に以下の3つの脳番地が弱い人に片づけで悩みを抱える人が多いそうです。

●視覚系が弱い人
片づけるべきものが見えていないタイプ

●理解系が弱い人
家具や小物などの配置移動のイメージができないタイプ

●運動系が弱い人
運動不足で片付けが面倒くさくなっているタイプ


「私のことかも……」という人もいるかもしれませんが、加藤先生によると「何歳になってもトレーニングをすることで片づけ脳になることができる」とのこと。
何歳になってもトレーニングをすることで片づけ脳になることができると加藤先生は言います。

今日からできる!片づけ脳のつくりかた


「そもそも片づけは、脳の仕組みをふんだんに使うものです。頭が覚醒し、ビンビンに発想力がわいていて、勢いのあるような状態でないと、片づけはできないんです」と加藤先生。

「時間のあるときにやろう」「ついでにやろう」と考えていては、片づけられないのは当たり前と言います。

片づけ脳になるには、やる気とやる時間を管理して、自分でスイッチを入れる仕組みをつくることが大切とのこと。以下の3つのポイントを教えてもらいました。

<片づけ脳をつくる3つのポイント>

■ポイント1. 1日のスケジュールに片づけを組み込むことで、習慣化する

「朝、歯磨きをした後に洗面台の片付けをする」などと決めて、習慣化することが大事。朝、昼、夜それぞれに行う片づけを決め、できることを習慣化していきましょう。

■ポイント2.自分にとってわかりやすいルールを作る

たとえば、火曜日は火の元(コンロ)、水曜日は水回り(シンク)、木曜日は木製の家具を拭くなど、曜日ごとにやることを決めて習慣化します。自分が自分の指導者になるようなつもりで、ルール化することが大事です。

■ポイント3. 優先順位をつけて1つずつクリアしていく

すべての片づけは、当然ながら一度にはできません。片づけの優先順位をつけることは、特に重要なポイントです。どこを片づけて、どこを片付けないかを決めて、1つずつクリアしていきましょう。

3つのポイントを成功させるコツは、なかなかスイッチが入らなくても「もしもなかなかスイッチが入らないときは、「もしも、大好きなミュージシャンの○○さんが、ギターを持って家に歌いに来るとしたら……」とシミュレーションしてみるのも効果的だと加藤先生。

脳にビジョンを持たせることで、スイッチが入り、見えていなかった片づけのポイントが見えてくるそうです。ぜひ、試してみてください。

睡眠不足と運動不足は片づけの大敵!解消して、家族で片づけ上手に

気づくと部屋が散らかっている、いつまでも片づけられないという人は、睡眠不足と運動不足を解消することが大事だとも加藤先生は言います。。この2つを満たすことができれば、不思議と片づくようになることも。

日本人は世界で最も睡眠時間が短く、特に家事や育児に忙しい女性は、慢性的な睡眠不足だと言われています。片づけられなくて諦めている人は、1日7時間以上寝るようにすると、劇的に変わるようになることも。

運動不足を感じている人は、1日30分程度散歩をするなど、運動を取り入れること実は片づけにとっても大切なのだそうです。

「ママやパパが片づけ脳になって、片づけ習慣がつくことで、家のなかが機能的に整えられれば、家族のストレスが減り、気持ちに余裕が生まれ、結果、家族のコミュニケーションも活発になって、暮らしが豊かになります。また子どもがママやパパの片付ける姿を見たり、それを真似したりすることで、子どもの片づけ脳も育っていきます」と加藤先生。

さらに、子どもがママやパパの片付ける姿を見たり、それを真似したりすることで、子どもの片づけ脳も育っていきます。

家族みんなの片づけ脳を育むために。片づけ脳をつくるポイントを参考に、ぜひ今日から脳のトレーニングをはじめてみてはいかがでしょう。

取材・文/武田明子

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