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小学生の宿題、非効率でもOK。プロが語る伸びる子の特徴とは

台所で描く女の子
maruco/gettyimages

小学校に入って苦労するのが、子どもの宿題や家庭学習などに、どのくらい親が関わるかという問題。毎日、かなりの負担と音を上げている人もたくさん。子どもが1人でやれるようになるまで、どんな関わり方をすればいいのでしょうか?夏休みの宿題も最終日に泣きながらしなくてもすむようにしたいですね。
口コミサイト「ウィメンズパーク」のママたちの工夫と、実際にどのようにフォローすればいいのかなどについて、子どものやる気を引き出す塾・プラスティーの塾長八尾直輝さんにアドバイスいただきました。

子どもの宿題に付き合うという意見が大多数。でも関わり方は様々・・・

まずはママたちの声を紹介しましょう。

学童クラブで宿題を終わらせる約束も、ほとんど終わってることはない

「学童へ行ったら、まずは宿題を終わらせてから遊ぶという約束をしていましたが、ほとんど終わっていることはありません。
そもそも、今日の宿題がなんなのか、連絡帳に書いてないことも…。
終わっていない分は食後にリビングでやりますが、すぐに終わりそうな内容でも、1時間近くダラダラとしているので、親のほうも疲れてしまいます…。
一体、何歳までこの状態なのでしょうか」

自分でやらせているけれど、とにかく時間がかかる!

「上の子は生真面目な性格なので、放っておいても自分で計画的にやっていました。
でも下の子は誘惑に弱く、勉強も苦手。私の仕事が終わるまでに宿題をする約束ですが、やったためしがないです。
付きっきりでは夕食の準備や家事が終わらないのと集中しないので、リビング横の自室で宿題をやらせています。2人とも分からないところを聞きに来たら教えるくらい。
でも、30分で終わるような内容を3倍くらいの時間をかけてやっています」

1年生のうちはわからないところを聞けないので横にいました

「1年生だと、わからなくても、何がわからないのかに気づけないこともあると思うので、横に座って、私は本を読んだりしていました。
なんだかんだで、2時間くらい一緒に座っていますね」

リビングで勉強するので同じ空間にいますが、聞いてこなければ1人で

「うちの子はリビングで勉強するので、その間、同じ部屋にいることになります。
横について教えるのは、塾の宿題やテストで分からない問題の解説や、社会の一問一答形式の問題を読むときくらいです。
それ以外は基本的に横についていませんが、放っておくとサボるので口出しはしています」

音読など親が関わるもの以外は任せていました

「私は子どもが小学生の時でも、音読など、宿題で親が関与しないといけない内容と、本人が『教えて』と言わない限りはあまり横に座って付き合うことはなかったです。
勉強している横に座られたくない、気が散る、イライラする、と言われたこともあるので。親に自分がしていることを見られるのが嫌なのだそうです。
なので夫婦の時間を合計しても、1日でせいぜい30分くらい付き合う程度でした」

口出ししたいのをこらえ、SOSを出したら手助けを

子どもの宿題については、やきもきしながら見守っているママが多いようですね。自分1人でできるようになるのがいつなのかわからない点も、モヤモヤする要素かもしれません。
子どもの宿題や自宅学習にどのように親が関わるかについての具体的な方法を、日々子どもの指導に携わっているプラスティーの塾長八尾直輝さんに聞きました。

「保護者のみなさま、いつも本当にお疲れ様です。
仕事や家事などを工夫して時間を捻出しても、子どもにすべて時間をとられてしまうことも多々あるでしょう。またどう見ても非効率なやり方を続けていると、これからもずっとこのままなのかと不安になることも多いと思います。

結論から申し上げますと、残念ながら非効率なやり方を変えるには時間がかかります。正しいやり方を知ることと、実際に実行できることは別物です。行動を変えるためには、非効率なやり方を含め、子ども自身が様々な『経験』をする必要があるのです。

人は自分で経験したことから多くを学びます。例えば、『計算ミスをした』という具体的な経験から、『見直しをする』というマイセオリーを作り、次のテストに生かす、といった具合です。

子どもが経験をしているときに大人ができることは多くはありません。子どもが勉強しているときは、子どもが見える範囲で自分自身の勉強や趣味に取り組むなど、意識的に適度な距離を置きましょう。子どもがSOSを出していたら助ける、くらいの感覚で、重荷に感じない距離で大丈夫です。

ただ、ちょっとした関わり方で、子どもの経験をもっと高めさせることは可能です。
子どもはなかなか自分の経験の振り返りを一人ですることができません。そのため、宿題が終わったら『よく頑張ったね。何か工夫したことはある?』など、良かった点や悪かった点を引き出す声かけをしてみてください。
『自分で調べてみたんだね。分からないものはすぐに調べると、時間をかけずに宿題が終わるね』など、子どもが工夫した点を指摘できれば、さらに子どもが自分なりのマイセオリーを考えだす手助けになります。
その際、たとえちょっと非効率なやり方であっても、子どもなりの考えを、ぜひ尊重してください。

マイセオリーはごく個人的なもので、誰でにも通用する方法ではありません。
私は学習塾で子どもに『勉強のやり方』を教えています。逆説的ですが、私が『正しいやり方』を教えるよりも、経験から学んで自分なりのやり方を持っている子の方が、伸びることが多いもの。経験させる部分・積極的に関与する部分を上手に分けてメリハリをつけることが、長期的に学習を継続させるコツだと思います」

ダラダラやってるように見えても、それも経験なのでしょう。ある意味、根気比べとも言えそうです。ちょうどいい距離感が保てるようになると、親の負担感も減りそうですね。
(取材/文・橋本真理子)

八尾直輝さん

勉強のやり方を教える塾「プラスティー」を創業、現在は取締役・塾長として、会社の経営、塾の運営全般に関わっている。共著に『子どものやる気を引き出すゲーミフィケーション勉強法』(講談社)、執筆協力に『中学生からの勉強のやり方』『図解 中学生からの勉強のやり方』(ともにディスカバー・トゥエンティーワン)がある。


■文中のコメントは『ウィメンズパーク』の投稿を再編集したものです。

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