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使われない子ども部屋。リビング学習から自室学習へのベストな切り替えタイミング

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家で宿題をしている女の子
Hakase_/gettyimages

小学校中学年くらいまで家庭学習はリビングでするという家庭も多いと思います。せっかく子ども部屋を用意したけれど、いつから自室で勉強させたらいいのでしょうか。口コミサイト「ウィメンズパーク」のママたちの声を紹介するとともに、現役小学校教諭景山功一さんと堀川紘子さんに聞きました。

切り替えは受験のタイミング?

――まずは、ママたちの声を紹介します。

■受験勉強のタイミングで切り替え
「1つの部屋にきょうだいの机を2つ置いていましたが、上の子の受験勉強で塾から『勉強環境を整えてください』と言われたのをきっかけに、それぞれ子ども部屋を分けました。そこからは自分の部屋を気に入り、リビングに集まらなくなりました」

■子どもによって違うかも
「うちの息子は高校生ですが、いまだにリビング学習。リビングが落ち着くそうです。小3の娘は自室の学習机で宿題をやっています。子どもによって違いますね」

■中学受験をきっかけに自室へ
「小学校入学の時に、自室と勉強机を与えました。低学年では自ら机に向かって勉強することはなく、もっぱら友だちが来た時の遊び場と化していました。中学受験をするタイミングで、小5くらいから自室を使い始めましたが、学校の宿題なんかはリビングで片づけていました。私立中学入学後は、完全に自室ですね」

■中3受験生でもリビングです
「中1のタイミングで自室に行かせてみたのですが、3日ももたずにリビングに帰ってきました。中3の受験生ですが、リビングです。教科書、ノート、参考書、プリントが積み上がっており、本当に邪魔です。ただ、勉強しているのが見て分かるので、『部屋にこもって何をしているのか…』というストレスはありません」

■思春期に自室勉強だけれども…
「高校生と中学生女子ですが、13.4歳までリビングでした。そして、思春期になり、いわゆる中二病を患ってから自室が大好きに。たいした秘密じゃないのに、私が行くとパッと隠して勉強のフリ。末っ子の小5の息子は、1人勉強が嫌でリビング生活。ぶっちゃけ、自室に篭ると勉強しないので、上の2人をリビングにひきずりだしたいです。自室で勉強!そう、勉強!をしてくれるのはいつだ!!」

■高校生になってから自室勉強
「下の子は高校生になってからやっと自室です。声に出して勉強するので、迷惑をかけないようにと自室で勉強をするんだと、言っていました」

リビングでも、自室でもどちらでもOK! 勉強に集中できる環境づくりが大事

リビングで学習する子も多いようですが、いつまでもそのままでいいのか、切り替えるタイミングについて小学校教諭の景山功一さんと堀川紘子さんに聞きました。

「ママたちの声にあるように、親目線、子ども目線で双方にメリットがあります。
リビング勉強の場合、『わからない時にすぐに聞ける』『これであっているかなと思ったら、確かめられる』というメリットがあります。子どもは、分からないと集中が途切れやすいため、集中力が保てる環境がリビング勉強にはあると思います。
特に低学年では、すぐに聞ける家族がいるという安心感が生まれますから、リビング学習が合うお子さんが多いようです。
また、各教科の考え方、理論が分からないまま、なんとなく学習を進めていくと、土台部分が脆弱となり、学年が上がっていくと学習不振に陥ってしまうことがあります。学習する土台を整え、学びを積み上げていく面からも、リビング勉強から始めてもいいかもしれません。

一方、自分の部屋で勉強する場合、家族の生活に影響を受けにくく、自分のペースで学習を進められるというメリットがあります。自室学習は、学習に集中できる環境を自らつくることができ、また、その環境の中で学習を進められるため,自己調整力を身につけられるなど、自立/自律した学びにつながります。

発達上のことを考慮すると、リビングから自室へと移行する方が双方のメリットを活かすことができると考えます。ただ、双方にメリットがあるので、お子さんがそのメリットを生かせるのはどちらかを考えてみてはいかがでしょう。
もちろん、リビングと自室と用意できる状況であれば、お子さんの自主性に任せたらいいと思います。その上で、いきなりの自室勉強が心配であれば、自室の扉は開放しておき、いつでも親御さんが覗けるようにしてみるという方法もあります。『わからないことがあったら言ってね』と伝え、親御さんを中心とした家族との距離感を適度に保てるようにする工夫を取り入れてみるものいいのではないでしょうか」(景山功一さん、堀川紘子さん)

学習が集中できる学習環境の4つのポイント

視覚的・聴覚的刺激はできるだけ控えて
子どもの視覚的な刺激となるような、おもちゃ、漫画、ゲーム、携帯電話などは、背面に片づけ、手に届かないところに置くようにする。また、話し声やテレビ、音楽など聴覚的な刺激など、できるだけ「気になるもの」が少ない環境作りを。ただ、台所で料理をする音が集中できるB G Mになっている場合があるので、それほど気を使わなくてもOK。

学習補助に使う携帯電話は事前に約束を
携帯電話は、学習補助になることもあるので、事前の約束事をしておき、手元に置くことをOKに。

いつでもチェックする姿勢を見せることは大事
高学年でも低学年でも、宿題など学習内容をチェックしてもOK。例えば、算数が苦手だと感じている子は、家で宿題をチェックしてもらうことで安心して登校できます。子どもの勉強は、『いつまでチェックするか?』というより、『いつでも(抜き打ち)チェックする』という姿勢を見せることも大事。リビングで学習していても、自室で学習していても、『親は自分の学習に関心を持ってくれている!』という意識が芽生えます。

チェックを嫌がる場合は、担任に相談を
宿題や学習チェックを嫌がる子も中にはいます。子どもからチェックをやめて欲しいという意思表示があれば、自立/自律の一歩を踏み出すチャンスと捉えて、まずはお子さんに委ねてみても。その上で、心配な場合は宿題の提出状況や学習定着について、担任の先生と連絡を取るという方法もあります。

リビング学習も自室学習もそれぞれにメリットがあるので、どちらが正解というよりもお子さんの成長に合わせてというのがいいのかもしれません。
(文・酒井範子)


■文中のコメントは『ウィメンズパーク』の投稿を再編集したものです。

景山功一さん

PROFILE
教師歴22年。L D等通級指導教室担当。子どもや保護者の悩みにターゲットをあてた、「どうすればできるか」「自信ややる気につながるか」を追求している。

堀川紘子さん

PROFILE
教師歴10年。特別支援教育デザイン研究会・委員。情報モラル教育の研究が専門。「ネット社会の歩き方」の教材開発やテキスト作成,実践発表などを行なっている。

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