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友達に笑われた、みんなと同じじゃなきゃダメなの? 小学校でそろえる習字セットに裁縫道具

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装飾芸術を感じた縫製女の子子供のためのワーク ショップを調整します。
Wojciech Kozielczyk/gettyimages

今回のテーマは小学校での一括購入品についてです。
絵の具セットから始まり、書道セット、裁縫セット、彫刻刀、ピアニカなど、いろいろと学校で揃えるものがありますね。家にあるものでもいいと言われますが、学校斡旋のものもあり、それを購入しないといけないのか、悩むママも多いのだそう。
実際にどうしているのか、口コミサイト「ウィメンズパーク」のママたちの声とともに、22年の公立小学校教諭経験のある鈴木邦明さんのアドバイスをお届けします。

何をどう持たせるかについては、子どもの性格にもよる?

――まずはあるママの声からご紹介します。

■ 裁縫道具、家にあるものでそろえたら「恥ずかしい」と…
「先日、学校で家庭科の授業があり、息子が裁縫道具を持って行きました。
裁縫道具は針や糸、ハサミなど学校で指示されたものは家にあったので、入れ物だけ準備すればいいと思い、100均で買ったプラスチックの持ち手の付いた箱を買い、それに入れました。その後、家に帰って来た息子が『(裁縫道具が)古い、と隣のクラスの子に言われ、バカにされたようで恥ずかしかった』と言いました。他のみんなはどんな裁縫道具を持ってきたのか聞くと、息子以外は学校で紹介された専用の裁縫道具セットだったそうです。
私は、『そんなことは気にする必要はないし、他人から持ち物についてとやかく言われるものではない。自信を持って堂々としていればいいんだよ』と話しました。ただ、子どもの世界のことなので、この対応でよかったのか気になっています。みんなと同じ裁縫道具セットを買うことはできますが、わざわざ買い直すのもどうだろうと思うし、そんなにみっともないものでもないと思っていましたが…」


――この書き込みに、いろいろな意見が寄せられました。


■ 私も子どもも何か言われても気にしないけど、子どもの性格による?
「最近のご家庭は、購入が多いのだと知りました。気にする子にはおそろいが良いだろうけど、私も子どもも気にならないほうなので、すでに家にあるものを使っていました。
学校でのボランティアをしていると、特に家庭科のおそろいのものは、落としたりなくしたりで、道具が行方不明になりがちです。
ただでさえ同じものが多いので、違ってもいいのなら、家にあるものでいいと思います。いろいろ言う子に振り回されないでほしい」

■ 冷やかす子が悪いけど、隙を見せないのも大事
「違うものを持っている子に対して、バカにするようなことを言うほうが絶対的に悪いです。でも、わが子が言われて気にするタイプの性格ならば、そもそも言われないような環境を整えるのも親の役割かなと思います」

■ みんなと同じ物を買う一択です
「私は即、みんなと同じものを買います。バカげてるかもしれませんが、3000円や4000円のことで、些細なトラブルに巻き込まれたり、それが原因で学校に行きたくないなどの事態を避けたいからです。家庭科の授業のたびにテンション下がるのもいやですしね。
うちの場合、上の子はそういうのは気にしないタイプですが、下は気になるタイプです。夫婦でいえば、夫は気になり、私は気にならない。どちらが正しいとか強いとかいうことではなく、性格の問題のように思います」

■ まず子どもに要望を聞いてみます
「私なら、子どもにどうしたいのかを聞いて子どもの希望通りにします。
学校公開などで学校へ行くと、廊下に習字道具や裁縫セットなどが置いてあることがあるのですが、みんなバラバラです。
今回の問題は、そもそも本人も気にしていたから、他人に言われたことが気になっているのでは…と、ふと思いました」

「人と違っていてもいい」と教えるいい機会と捉えて

「学校で使用する用具についてですが、基本的には学校で一括購入する必要はありません。ほぼ同じ内容のものを揃えることができるのであれば、全く問題はありません。学校で一括購入の斡旋などをしている際、そういったことをアナウンスしているはずです。

もし、他の人と少し違うことや古いことなどをバカにするような子どもがいるようであれば、それを学校側に伝え、きちんと指導をしてもらうべきです。みんなで同じものを使ったり、少しでも違っているものを排除しようとしたりすることは、日本の学校や社会の悪しき慣習のようなものです。学校や社会に根強く残る『同調圧力』です。

地域によっては体操着に関しても、運動に適したものであれば構わないというやり方をしている所もあります。
現在、日本では安価で高機能のものがたくさん販売されています。そういったものを活用していくことは合理的なことでもあります。
最近の社会の流れとして、人と違っていることも良しとする傾向にあります。

また、きょうだいが使用したものなどを再活用していくことは環境などへの配慮を考えると、とても良いことです。限られた資源を大事に使っていくということだからです。SDGsにつながる考え方であり、大切にしたい考え方ですね。

今回のような機会は、自分の子どもに対して『ものを大切にしていくこと』『人と違っても良いこと』などを伝えていく、絶好のチャンスと捉えると良いでしょう」

(お話/鈴木邦明さん)

子どもには子どもの考えもあるでしょうから、立ち止まって親子で話し合ういい機会にしたいですね。
(取材/文・橋本真理子)


※文中のコメントは口コミサイト「ウィメンズパーク」の投稿を再編集したものです。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

鈴木邦明さん

PROFILE
帝京平成大学講師。神奈川県や埼玉県の公立小学校に22年勤めた後、大学での講義を中心に、保護者向けに子育て・教育、教員向けに授業方法・学級経営などのテーマで執筆、講演などを行う。

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