小学校の登校班でトラブル発生。でも学校は知らんぷり。母ができることは?
「登校班に問題児がいて時間通りに出発できず、保護者の負担も増えて困っています」という声が口コミサイト「ウィメンズパーク」に寄せられました。すると経験者からの対策案が寄せられて、意外な結末が待っていました。
癇癪をおこしてグズグズのAちゃんに皆が振り回されて
投稿主さんの娘は小5で、登校班の班長です。登校班は6人の少人数ですが、協力的なご家庭ばかりで今まで問題は0でした。しかしAちゃんが入学してから、大変なことになっています。
「1学期は毎朝泣きながらお母さんと一緒に集合場所に来て、班長(私の娘)が手をつないでグズグズながらも登校していたのですが、2学期になってA母が下の子の体調不良を理由に来たり来なかったりになり、Aちゃんの様子が悪化。
電柱につかまってテコでも動かない、癇癪で大声を出すなどご近所にも迷惑をかけるようになりました。A母から『しばらく私が車で登校させます』と、申し出があり、平和になったと思ったら、3学期直前に学校から『車の登校は禁止』というお達しが出たのです。
初日、相変わらずのグズグズなAちゃん。寒い中を待たされる子ども達がかわいそうだし、私たち保護者もげんなりで学校へ連絡したら『なるべく教員が見守りへ来く』というので期待しましたが、誰もこず。その日のAちゃんの癇癪は史上最悪でした。
詳しくは割愛しますが憔悴しきったA母が居留守を使ったので、私たちは1時間以上もAちゃんのお世話をする羽目に。
実は学校ではAちゃんは超優等生です。学校側に困っていることを伝えても『近所のお兄ちゃん、お姉ちゃんに甘えているのでしょう』『根はしっかり者なので一時的でしょう』と、深刻に考えてくれません。
これからも続くのかと思うと憂鬱です」
経験者からは「外部の力を借りよう」とアドバイス
「経験があります。その状態ならお手上げです。最初は色々と手を貸していたのですが、最終的には時間になったら子ども達を出発させていました。
A母と学校と話し合いの場をもって『事故がおきたら困るので、A母が集合場所に来られないときは、A母が責任をもって送る』と、取り決めては」
「まず母親たち大人が一番にやることは班長、副班長へのフォローです。『自分たちが何とかしなければ』と、責任を感じているかもしれません。
『あなたたちは時間を守り、安全にみんなを登校させることに集中しなさい』と、言いましょう。子どもにAちゃんのお世話をさせるなんて、荷が重すぎます。
学校が動かないのなら、外部の力を借りてはいかが? 地域の民生委員さんとか町内会長さんとかに『何かよい案はないですか? 困っています』と“相談”というカタチで」
「経験者です。学校に相談して教員が見にきてくれましたが、改善する→見守り終了→元どおりの繰り返しでした。
埒があかず、お世話を押し付けられた私たちは児相に相談しました。
『道路に飛び出る、寝転ぶ、道路にある物を投げると危険な行為もあり、私たちの手には負えないのでどうしたら良いか』と。
児相からは『学校の対応に問題があるので私たちの方から連絡してみます。今後、危険な行動があったら110番してください』と、言われました。
学校には児相に相談したこと、今後警察に通報する可能性があることを報告したら、その後の対応は早かったです。完全別登校になり、少し落ち着いた今はときどき集合場所にやってきて一緒に登校しています。母親が団結して動くことが大切です」
学校側との話し合いの場をもうけると意外な展開に
「みなさん、ありがとうございます。アドバイスをありがたく読ませていただきました。
大事にするのは気が引けましたが、PTA本部の方に相談したら『それは心配』と、教頭を交えて話し合いの場を設けていただきました。
私と副班長の保護者と、学校側に困っていることをしっかり伝えたいと、時系列で書類を作り準備万端で話し合いに臨みました。
ところが開口一番、教頭と担任が『皆さんには大変申し訳ない』と、低姿勢で謝罪されました。これまではいくら訴えても『Aちゃんはクラスのリーダーで優しい子』と、話の腰を折られていたのが嘘のようでした。
『今後はAちゃんの親御さんと学校で連携をとって指導していきます。別登校にします』と。
あとでPTA本部の方に事情を聞いたら、Aちゃんが影でいじめをしていて相手が不登校になり、大きな問題になっているらしい、とのこと。
私たちの言うことはスルーしたくせに、というモヤモヤが残りましたが、なんとか問題は解決しました」
と、もやる投稿主さんでしたが、子ども達が安全に登校できるようになり、ひと安心ですね。
文/和兎 尊美
※文中のコメントは、「ウィメンズパーク」(2022年1月末まで)の投稿を再編集したものです。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
あなたの子育てエピソードを大募集!
自分自身のこと、子育てでよかったこと、ママ友との関係、家族やパートナーに対する感謝や不満など大きな声では言うほどではないけど、ちょっと誰かに言いたい育児にまつわるさまざなエピソードを募集します。
お寄せいただいた声はたまひよの記事として公開される予定です(すべての投稿が掲載されるわけではございません。予めご了承ください)。
※投稿規約を必ずお読みの上記入してください。