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知らなかった… 教育費ってこんなにかかるの? 我が家の家計は破産寸前

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日本の中学生が教室で勉強している
kazuma seki/gettyimages

今回のテーマは、教育費についてです。
塾代のあまりの高額さに悲鳴をあげているママの悩みに、口コミサイト「ウィメンズパーク」の先輩ママたちが親身になってアドバイス。その声を紹介するとともに、ファイナンシャルプランナーの菅原直子さんに、効率のいい教育費のかけ方についてのアドバイスをいただきました。

高収入の人しか、子どもに十分な教育ができないの?

――まずは、ママの悩みを紹介します。

「中学生ひとりの塾代が年間50万円くらいかかっています。中3になると80万円近いとか。正社員勤務ですが、もう働けど働けど、すべて学費に消えていきます。そのくせ、大学はきっとFランク。もうすべてが嫌になってしまいます。本当に高収入の人しか子どもを産むべきではないと思ってしまいます。貧乏育ちで学歴もなしでは…
義務教育で、子どもに莫大な資金がかかることを教えたほうがいいと思います」


――この悩みに対して、ママたちがアドバイス!

■ 塾の見直しをすべきでは?
「塾の見直しをおすすめします。塾の成果が出てるなら行かせる価値はあると思いますが、塾に行っても成績に反映されないなら一度やめてみてもいいと思います。
塾へ行って、真面目に勉強してるなら成績に反映されるでしょう。うちの子たちの周りでは、行くことで満足してお友だちと遊んだりしてる子の話をよく聞きます。お子さんのテストの答案を見て、何が苦手かを両親で考え、対策してあげた方が効率が良いと思います」

■ 大学へ行かないという選択肢も
「うちは伝え続けてましたよ、子どもにお金がかかることを。ちなみに下の子は高2で学校は公立ですが、それなりにかかります。授業料だけで50万です。その他もろもろかかるので、怖くて計算していません。
勉強が苦手なら高校からは塾をなくすという方法も。上の子は底辺の実業高校卒ですが、塾に行かなかったし、進学もせず、就職するという選択をしました。だから高校からは、ほとんどお金はかかっていません。成績も底辺でしたが、全国展開の上場企業に就職できましたよ」

■ やる気のない子に塾代をかけるのは親のエゴだと思う
「講習代で高くなってしまうなら、季節講習は受けない選択もあるし、塾に行かない選択もあります。
自戒を込めて書きますが、出来の悪い子を塾に行かせるのは親の安心料、エゴです。
お金がないなら、行かなくても良いんですよ。子どもの人生ですもの。その分、他に使った方がお互いの人生に良いかもしれません。成績が上がらなかったら、怒りたくなるし、嫌な気持ちになるでしょうし。私もそうでしたから、わかります。我が家はもう腹を括りましたが、まだ中学生なら考える余地ありです。周りが『塾へ行っているから』『お金かけているから』に引っ張られないことです」

■ お金でなんとかしようとせずに、優しい子に育てばいいのでは
「我が家の場合、バカな子につける薬は、お金。お金で子どもの人生はなんとかなると思っていたのですが、それが大きな間違いだと、気がついたときにはもう遅かったです。貯金も底をつき、下流老人まっしぐら。
でも、子どもが大きくなるとわかったことがあります。親が子どもの意見を聞かずに先回りするとのちのち大変なことになるということ。勉強嫌いで大学Fランクでもいいじゃないですか!塾をやめることをお勧めします。塾代も浮くし、みんなで美味しいものも食べられるし、親子共々、ストレスから解放されてハッピーになると思いますよ。賢い子にしたいですか? 賢い子より、優しい子で良くないですか?」

■ 収入を子どものためだけに使う必要性を考えてしまう
「人間が楽しんで生きる時期っていつなのかなーと思ったことがあります。
生まれてから数年で、勉強、卒業、そして、厳しい社会人経験して結婚。結婚しても仕事はしないといけなくて、住宅ローンと子どものために貯金と投資、年老いても楽ができるわけではなく……。
親も自分も、子どもも孫も、ずーっとそのサイクルですよね。気がつくと勉強も収入も『自分のため』に使う時期ってないですよね。子どもが高学歴だとしても、親がかけたお金を回収するまで何年かかるのか、そのお金も、またさらに子どもに……。何のループでしょうね」

 子どもが中学生くらいになったら、お金の話を親子でしてみよう

かけようと思えば際限なくかかってしまう教育費。せめて、子どもに学歴だけはと思う親心もあるでしょう。
家計の中で、どのくらいを教育費にかけるべきか、ファイナンシャルプランナーの菅原直子さんに聞きました。

「令和3年度の調査によると、高校生の大学進学率は約6割、専門学校へは約2割なので8割の子どもは高等教育を受けています。わが子も大学へ行くと考えるのは当然の流れであり、よほど明確なビジョンが無い限り『進学しない』という選択肢を持つのは難しくなっているかもしれません。
希望する大学に入学するには高校の成績を、希望する高校に入学するには中学の成績を、一定以上にする必要がありますから、学校教育だけで目標とする成績を取れなければ、塾通いを検討するのは無理からぬことです。


さて、教育費を負担するにあたっては、3つの注意点があります。

1.目の前の塾代とともに、大学卒業までの教育費の確保

2.食費の節約に走るなど、生活の質を下げ過ぎないこと

3.親の老後生活費の確保

塾代を出したことによって、肝心の大学の費用が不足するのは本末転倒です。
親の老後生活費が不足すれば、かけるはずのなかった負担を子どもにかけることになってしまいます。今と将来の生活を成り立たせることと、子どもの教育費負担とのバランスを取ることが肝心です。

そのためには、今出せる教育費はいくらなのか、親の人生の中で、子どもの教育費として負担できる金額はどれくらいなのかを知る必要があります。
将来の家計を見通すために、ぜひキャッシュフロー表を作ってみてください。
キャッシュフロー表については、日本ファイナンシャル・プランナーズ協会のサイトなどを参考にしてください。

参考)
日本ファイナンシャル・プランナーズ協会「便利ツールで家計をチェック」
https://www.jafp.or.jp/know/fp/sheet/


教育資金の準備はコツコツが基本。
生まれてから大学費用の準備を終えたい高校3年生までの18年間はあっという間です。投資商品が『上がった、下がった』とやきもきするよりも、うんと増えなくても確実に現金を用意できる方法で貯めていきましょう。

親だけが教育費の負担でストレス貯めた挙句に、どうせ将来はFランクなどと嘆かずに済むよう、子どもが中学生になったら親子で教育費について話をしてみるのもよいことです。
「ここまでなら教育のためのお金を出すことができるのだけど、今の塾代を出しすぎると大学のお金が足りなくなるよ」などです。本当に大学に行こうと考えているのなら、塾だけに頼らず勉強するようになるかもしれません」

(お話/菅原直子さん)

いざ、大学に入ってからの費用が足らなくなったり、老後費用が足りなくなったりしないよう、準備していきたいですね。
(取材/文・橋本真理子)


※文中のコメントは口コミサイト「ウィメンズパーク」の投稿を再編集したものです。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

菅原 直子さん

PROFILE
ファイナンシャル・プランナー。外資系生命保険会社の勤務・代理店を経て1997年FP資格取得・独立。わが子の成長にあわせて教育資金関連に注力し、各地の高校で保護者・生徒向けの進学費用に関する講演多数。現在は子育て世帯からの教育費を中心とした家計相談に加え、高齢者や独立しない子どものいる家族のライフプラン相談も。「働けない子どものお金を考える会」「子どもにかけるお金を考える会」メンバー。

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