SHOP

たまひよ会員

  1. トップ
  2. 赤ちゃん・育児
  3. 赤ちゃんのお世話
  4. 寂しいから?それともストレス? どうする子どもの指しゃぶり【専門家に聞く】

寂しいから?それともストレス? どうする子どもの指しゃぶり【専門家に聞く】

更新

(2 歳) 彼女の指をしゃぶりで日本人の女の子を横になっています。
※写真はイメージです
ziggy_mars/gettyimages

赤ちゃんの頃の指しゃぶりは珍しいことではありませんが、いつまで続けてもいいのかと心配になることも。口コミサイト「ウィメンズパーク」でもそんなママの心配の声が。そこで、発達心理学が専門の青山学院大学教授の菅野幸恵先生に子どもの指しゃぶりについて聞きました。

指しゃぶりは放っておいていいの?

――まずはママたちの声を紹介します。

■小学生でもしゃぶっています
「小学生になっても指をしゃぶっています。歯並びは気にならないし、歯科でも言われたことはないです。いつまでしゃぶってるんだろうなぁ、ほんと」

■歯医者さんに言われてすんなり卒業
「4歳近くまで入眠する時、テレビ見ている時によく指しゃぶりをしていました。親の言うことは聞きませんでしたが、ある時、歯医者さんに『もうお姉さんだから指しゃぶりやめようね』と言われてすんなりやめました。歯医者さんに言われたことと、『お姉さん』と言われたことが、よかったのだと思います」

■バイターストップで止めさせました
「2人の子どもは、毎日、爪が変形するほど指を吸っていました。けれども、2人ともバイターストップを塗って2日目には、『え?指しゃぶりって何ですか?』という様相でした(笑)。止めるタイミングにもよるかもしれませんが、我が子には効果抜群でした」

■ひどい鼻風邪がきっかけに
「娘も指しゃぶりがすごかったです。声がけなどいろいろやりましたがダメでした。小学校に上がる前くらいに、ひどい鼻風邪をひいて鼻がつまったことがあり、それがきっかけで指しゃぶりをしなくなりました。指しゃぶりをすると息ができなくなったようです。ただ、鼻づまりが治っても指しゃぶりしなくなったのは、謎ですが…」

■無理にやめさせることなく自然に
「無理にはやめさせなかったです。眠くなると指しゃぶりして、寝かしつけしなくても勝手に寝てくれていたので(笑)。でも、幼稚園に入ったらピタッとやらなくなりました」

■恥ずかしくて自分でやめました
「娘はガッツリ指しゃぶりしていたのは4歳くらいまでで、その後は不安感が強い時だけはしていました。小学校に上がる頃にはそれもなくなりました。可愛かったですけどね。本人が幼稚園に行き始めて、指しゃぶりが恥ずかしいことと認識するようになってからは、だんだん指しゃぶりはしなったと思います」

■乳歯の生え替わりのタイミング
「うちの長女も生後しばらくから指しゃぶりをしていました。長女が指しゃぶりをする前からおしゃぶりをさせようとしましたが、何度やっても拒否されました(涙)。長女は眠い時だけ指しゃぶりでしたが、6歳くらいの頃かな? 乳歯の生えかわりの時にようやく自分から指しゃぶりをやめました。指しゃぶりをすると、揺れる前歯に当たって痛かったのか、歯が抜けそうで怖くなったのか…」

無理矢理はNG、子ども自身から手放すことを待つことが大事

子どもの指しゃぶりが癖になってしまうことが親の一番の心配ごとでしょう。そこで、幼児期の指しゃぶりについて、発達心理学の専門家、菅野幸恵先生に聞いてみました。

「指しゃぶりは、体験談にもあるように生後間もなくから見られる行為ですが、実は、おなかの中でも指しゃぶりをしています。これは、口の中に入ったものを吸うという反射によるものです。つまり生きるために必要な行為なのです。
反射は、生後数カ月でなくなりますが、やがて自発的な、自分で自分の気持ちを落ち着かせるために行う行為になっていきます。特に、言葉で自分の気持ちを伝えられない時期(1歳前後)の子どもにとっては、大事な行為です。

この時期は、指しゃぶり以外にも自分の身体を刺激するような行為(身体をゆするなど)が見られます。寂しいから指しゃぶりをするのだという考えを聞くこともありますが、寂しさのようなネガティブな状況を自分でなんとかしようとする能動的で自律的な行為でもあります。言葉で自分の気持ちを伝えられるようになってくる(2、3歳ころ)と自然になくなってくるのですが、習慣化してしまうとやめにくくなります。

ママたちの体験談からわかるように、無理矢理やめさせようとするのは逆効果です。ひょんなことから自然にしなくなったり、第三者の言葉によってぴたりとしなくなったりすることもあります。子どものペースに合わせる(待つ)ことが重要です。『お姉ちゃん』と呼ばれることや、『恥ずかしい』と思うことがきっかけになるのは、他者から見られる自分を意識するということです。その意味では子どもの自意識に働きかけるのは一定の効果があるかもしれませんが、周りと比べたりせず、子どもが自ら手放すのを見守っていたいものです」

(お話/菅野幸恵先生)

いつまでも指しゃぶりしていると心配になりますが、お子さんの成長に合わせて待つということも大切なのですね。
(文/酒井範子)


※文中のコメントは「ウィメンズパーク」(2022年1月末まで)の投稿を再編集したものです。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

あなたの子育てエピソードを大募集!

自分自身のこと、子育てでよかったこと、ママ友との関係、家族やパートナーに対する感謝や不満など大きな声では言うほどではないけど、ちょっと誰かに言いたい育児にまつわるさまざなエピソードを募集します。
お寄せいただいた声はたまひよの記事として公開される予定です(すべての投稿が掲載されるわけではございません。予めご了承ください)。

※投稿規約を必ずお読みの上、ご記入ください。

子育てエピソードを投稿する

■おすすめ記事
赤ちゃんの皮膚の病気 じんましんの症状とケア【医師監修】

赤ちゃん・育児の人気記事ランキング

関連記事

赤ちゃん・育児の人気テーマ

新着記事

ABJマーク 11091000

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第11091000号)です。 ABJマークの詳細、ABJマークを掲示しているサービスの一覧はこちら→ https://aebs.or.jp/

本サイトに掲載されている記事・写真・イラスト等のコンテンツの無断転載を禁じます。