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世帯年収600万円でも私立中学への進学って可能なの? 頭を悩ます中学受験のお金事情【FPに聞く】

更新

教育費の概念。
SB/gettyimages

コロナ禍の影響でオンラインなどの学習環境の整った中学受験を検討する家庭が増えているようです。けれども、心配なのが学費。年収っていったいどのくらいから受験を考えてもよいものなの?と悩むママに、口コミサイト「ウィメンズパーク」の先輩ママたちからのアドバイスを紹介するとともに、教育費に詳しいファイナンシャルプランナーの畠中雅子さんにお金事情について聞いてみました。

やはり年収は高くないと無理なの? ママたちの声

――私立ともなると、どれくらいの年収のご家庭のお子さんが通っているのでしょう。まずはママたちの声を紹介します

■年収800万円はないときついかも
「大学附属だと授業料は、中高一貫校より高額になるケースが多いです。大学受験が前提の学校だと授業料、交通費、友だちとの交際費、部活動費のほかに、志望校によっては大学受験の予備校(現役専用)に通うことも多いので、800万くらいないと厳しいのではないでしょうか」

■私立中学は、年収1000万円超の生活レベルの家庭が多いのでは
「子ども3人で年収600万円世帯ですが、『中学から私立なんて、とんでもない!』と思っています。きょうだい3人を私立中学に行かせている知り合いは、年収1000万円以上の生活レベルの家庭です」

■塾費用がかからないなど条件が揃って入れば
「入学を希望する学校に、『塾並みの教育態勢があり、受験のための塾費用があまりかからない』『大学まで内部進学できる(高校受験、大学受験費用が掛からない)』『大学が自宅から通学できる』…というのなら、年収600万円でも中学受験は可能な気がします」

■志望校の授業料によって可能では?
「志望する学校によって学費も寄付金も違うと思います。大学に進学しても下宿の必要がなければ、年収600万円でも可能だと思います。ただ注意したいのが、親は大学までエスカレーターで進学するつもりでも、子どもが外部進学する可能性も。そうなると想定外に塾代や受験費用などがかかることもあるようです」

■年収600万円で中学受験させている方々たくさんはいます
「次男の場合、初年度の費用の入学金や制服代、施設使用料、部活の部費やジャージ代などで150万〜180万円。入学時に初年度費用を準備していれば、後は月々の支払いです。年収600万円の私立に通わせているかたは周りにもたくさんいます。ちなみに我が家は、長男が公立高校で約2万円、次男が私立中学で5万超えるくらい、三男が幼稚園で3万円程度。学費は毎月約10万なので、今のところパート代でまかなえています」

お子さんひとりなら進学は可能ですが、大学時代が厳しくなる可能性大

私立中学進学の教育費に詳しい、ファイナンシャルプランナーの畠中雅子さんのアドバイスをお届けします。

「年収600万円のご家庭の場合、地元の公立中学に進学すれば、クラスの中で年収は高いほうに属します。
一方、私立中学に進学すると、年収600万円の家庭を探すのは難しいくらい、低いほうの家庭になってしまいます。私立中学では、年収が2000万円を超えるご家庭も珍しくはなく、学校指定以外の持ち物や長期休暇中の過ごし方などにも差が出てしまう現実があります。
そのような現実を踏まえたとしても、お子さんを私立中学に進学させたいという覚悟が持てるなら、私立中学への進学は不可能ではないと思います。
ただし、兄弟姉妹がいらして、2人以上のお子さんを私立中学に進学させるのは現実的ではないので、避けたほうがいいでしょう。

私立中学に進学すると、高校も私立校になりますし、大学も私立校に通う可能性が低くはないでしょう。私立中学に通いながら、私立高校と私立大学の学費の準備をするのは、かなり大変です。そのため、目の前の学費を準備できればいいというのではなく、私立中学に入学した後の教育資金準備について、受験する前にきちんと検討してみてください。

仮に、私立中学に進学して、高校や大学で奨学金のお世話になるのなら、私立校に行くのは高校からという選択もあります。高校になると、私立校でも国や都道府県の助成があるため、負担はかなり軽くなるからです。
また、進学をさせたい学校が、高校からもある程度の人数の募集をしている学校であれば、高校受験でその学校を選ぶ考え方もあります。
いずれにしても、お子さんの教育資金負担は、大学を卒業するまで続きます。私立中学に進学させたかわりに、大学時代は奨学金を借りるようになるのと、私立中学の進学はあきらめるかわりに、大学で奨学金を借りずにすむのと、お子さんにとって、どちらの選択のほうが喜ばしいのかという視点で、考えてみてもいいのかもしれません」

(お話/畠中雅子さん)

私立中学の進学は、入学前から塾代、入学後は学費以外にも友だちとの交際費、クラブ活動費などいろいろとお金が必要になります。途中で教育費が破綻しないように、進学する場合は念入りな計画が必要ですね。
(文/酒井範子)


※文中のコメントは「ウィメンズパーク」(2022年1月末まで)の投稿を再編集したものです。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

畠中雅子さん

PROFILE
ファイナンシャルプランナー。新聞やウェブなどに多数連載をもつほか、講演や相談業務で活躍。教育資金や老後の住み替えなどのアドバイスを行う。「子どもにかけるお金を考える会」などを主宰。著書・監修書は『貯金1000万円以下でも老後は暮らせる!』(すばる舎)など70冊以上。

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