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鈴木あきえさんが医師に聞く「赤ちゃんの予防接種を上手にこなす方法って?」

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赤ちゃんにすくすくと元気に育ってほしいと願うのはみんな同じ。医療機関や地域、自治体、企業では、予防接種を通じて、赤ちゃんを病気から守り、健やかな成長を支える環境づくりに力を入れています。では、実際のところママ・パパやパートナーたちは、予防接種を迷いなく受けさせているのでしょうか。そこで、2児のママであるタレントの鈴木あきえさんが、予防接種の上手なスケジュールの立て方や心構えなどについて、名古屋市の大同病院 副院長の浅井雅美先生に聞きました。

予防接種は必要だと思ってはいるものの、そもそもなぜ予防接種が必要なのでしょうか?

あきえさん(以下敬称略):予防接種は子どもを感染症から守るために必要なもの。だから受けさせる必要があると理解していますが、その考え方で合っていますか?

浅井先生(以下敬称略):あきえさんが理解されているように、予防接種を受けるとその感染症にかかりにくくなり、万一かかったとしても重篤な症状が現れたり、合併症を起こしたりするのを防ぐことができます。これは多くのママたちに知っていただいている予防接種の効果ですね。

でも、予防接種の効果はそれだけではありません。社会全体を感染症から守ることもできるのです。予防接種を受ける人が増えるほど、その感染症の流行を社会全体で抑えることができます。例えば、妊娠中にかかると胎児に影響を及ぼしてしまう怖い感染症がありますが、いくら個人で予防対策を行っても、社会の中にそのウイルスがたくさんいたら、感染リスクが高まります。そういう事態を防ぐことも予防接種の大切な役割なのです。

あきえ:なるほど~。予防接種はわが子だけではなく、社会の多くの人を感染症から守ることができるものなんですね。予防接種の大切さがよくわかりました。でも受けさせるワクチンの種類が多くて、何をどのタイミングで受ければいいのか把握するのに苦労します…。

浅井:子どものワクチンはこの10年くらいですごく充実して、ラインアップが増えました。子どもが接種する主なワクチンは約10種類。複数回接種するワクチンもあるので、接種回数は15回以上。それを1つ1つ受けるのは大変だから、3つ4つのワクチンをまとめて打つ同時接種を行って、受診回数を減らすのがスタンダードになっています。同時接種は赤ちゃんの体調がよいときに複数のワクチンを接種できるので、スケジュールがずれにくく、子どもに早く免疫をつけてあげられるというメリットがあります。
今は2カ月から予防接種が始まるので、こういう話を1カ月健診のときに説明する医院が増えていると思います。また、出産後かなり早い時期に助産師が説明したり、保健師訪問で説明したりすることもあります。

あきえ:先輩ママから「2カ月から予防接種ラッシュだよ」とは聞いていたけれど、上の子を出産した当時は予防接種のことを何も知らなくて。どうすればいいんだろう…と思っていたら、予防接種のお知らせが自治体から届きました。予防接種については自治体から丁寧な情報が届くんだという印象があります。

浅井:そうですね。予防接種のお知らせをダイレクトメールで送る、ホームページのお知らせ欄で詳しく掲載するなど、方法は自治体によってさまざまです。“ワクチンデビュー”の2カ月が近づいて自治体からお知らせが来た場合は、必ず確認してくださいね。

あきえ:最初の一歩が大事ですね。一番不安な一歩ですけど、そこを踏み出してしまえば、あとはかかりつけの小児科の先生に組んでもらったスケジュール通りにどんどん受けていけばいいわけですよね。これからも自治体からのお知らせは必ず開封して確認するようにします!

こんなときどうする?疾患記事まとめはこちら

赤ちゃんが風邪!接種スケジュールがずれる…と不安に。そんなときは?

あきえ:かかりつけの小児科の先生にスケジュールを組んでもらって、その通りに進めれば安心!と思っていたのに、接種時期に子どもの具合が悪くなってスケジュールがずれた…という話もママ友からよく聞きます。

浅井:そういうときは遠慮なくかかりつけの小児科医に相談してください。「このワクチンは〇歳までに打てばいいからあわてなくて大丈夫」「このワクチンは急いで接種してほしいから〇日後に受診してください」など、ワクチンの種類や時期によって適切な修正スケジュールを組んでくれるはずです。

あきえ:私もかかりつけの小児科の先生にスケジュールを組んでもらいました。私1人だと管理しきれないですが、先生方の力を借りて予防接種を乗り切っている感じです。あと、予防接種アプリも活用しています。

浅井:予防接種アプリも便利でいいですね。接種時期が近づいたら知らせてくれる機能を利用すれば、受け忘れを防ぐこともできます。かかりつけ医と便利なツールの両方を活用してもらえるといいのかなと思います。

あきえ:予防接種を滞りなく受けさせるために、パパにも協力してもらえるといいですよね。

浅井:その通りです。子どもはひとりきりで育てるものではないですから、予防接種もママ1人で頑張らず、パパの手も借りましょう。最近はパパが予防接種に連れてくることも珍しくなくなりましたよ。一度連れてくると要領がわかり、そのあとも積極的になってくれるパパが多いようです。

あきえ:1回目はママも一緒に行き、2回目からパパ1人で連れて行ってもらうようにすると、スムーズにいくかもしれませんね!

0才代のワクチンを打ったらほっとして…でも気が抜けない?

あきえ:予防接種の中には間隔を空けてから追加接種を受けるものがありますね。接種時期が近づいた頃に自治体からお知らせが届いて、「あ、そうだった。まだ受けなきゃいけないんだった」と思い出すという感じで。追加接種はうっかり忘れそうです。

浅井:追加接種を忘れてしまうママがいるですが、実は追加接種がすごく大事なんです。

あきえ:え~!そうなんですか!?

浅井:追加は「ついで」みたいなものだと理解しているママもいるようなのですが、それは大きな間違い。追加接種を受けることで十分な免疫がつき、その病気にかからない期間を長くすることができます。追加接種はとっても大切なものなんですよ。

あきえ:私も「追加接種はついで」みたいに考えていました。「おまけ」くらいの気持ちだったので、追加分なら万一忘れても大丈夫かなと…。そう思っているママは多いかも。

浅井:定期接種は追加接種があるものが多いです。ママたちは予防接種で忙しかった時期が終わってホッとしているので、追加接種を忘れがちなんです。半年後、1年後というのは覚えているのが大変だと思いますが、忘れずに打ってほしいです。
鈴木さんがお住まいの自治体のように、追加接種の時期にお知らせを送ってくれる自治体はいいのですが、お知らせが来ない自治体もあるので、予防接種アプリのリマインドメール機能なども活用して、追加接種を忘れないための工夫をしてくださいね。

あきえ:わかりました!「追加はついでではない」を肝に銘じ、忘れずに打つようにします!!

定期接種と同様に任意接種も大切。かかりつけの小児科医に相談しながら接種を進めてください

あきえ:定期接種だけでもたくさんの種類があるのに、そこに任意接種が加わるとさらに大変。任意接種も全部受けるべきでしょうか。

浅井:任意接種はいらないという意見もありますが、感染すると重篤な症状が現れることがある病気から子どもを守るという意味では、定期接種のワクチンと重要性は変わりません。有料になってしまいますが、ぜひ受けてほしいです。

たとえば私が携わっている名古屋市は、感染予防対策として予防接種に積極的に取り組んでいる自治体で、任意接種の半額助成も行っています。任意接種を助成することで子育て家庭の経済的負担が多少でも少なくなりますし、「自治体が助成するくらいなんだから大事なワクチンなんだな」と理解してもらえるのではないかと考えています。
名古屋市は「みんなが打っているなら打とう」という相乗効果で、任意接種も含めてワクチンの接種率は全体的によくなっています。1人目のお子さんのときに任意接種も受けると、2人目、3人目も受けるのが当たり前になります。そうやって任意接種の接種率も高くなっていってほしいと願っています。

あきえ:私の住む自治体も、半額まではいきませんが任意接種の助成があります。助成があると「じゃあ打っておこうか」と背中を押してもらえますね。助成がなくても私は打たせるとは思いますが、助成があると「これは受けたほうがよいものなんだ」という気持ちがさらに強くなります。

浅井:自治体のホームページの予防接種のところを見ていただくと、自治体独自の助成にどのようなものがあるのかがわかります。「まだ定期接種になっていないけれどこれはぜひ受けてほしい」という予防接種については、全額助成をしている自治体もありますよ。

あきえ:任意接種を受ける前には自治体のホームページは要チェックですね!

浅井:ママたちの中には、「定期接種だけ打ってほしい」という方もいれば、「すべて先生にお任せします!」という方もいます。私はそのご家庭のお考えや希望に合わせてスケジュールを組んでいます。かかりつけの小児科医に相談すると、各ワクチンがどのように大切なのかを説明してくれて、接種するかどうかについても相談に乗ってくれると思います。

あきえ:小児科は子どもを診てもらうための病院だと思っていましたが、先生方はママの希望や価値観まで理解したうえで診察してくださっているんですね。

浅井:お子さんのことを知るためには、お子さんの一番身近にいるママからの情報がとても重要です。ですから、ママたちとコミュニケーションを図ることを、私たち小児科はとても大切にしています。今の時代は子育てするのもいろいろ大変ですよね。そんな中で少しでも気持ちよく子育てできるように支援するのも、小児科の大事な仕事かなと思っています。

あきえ:小児科の先生は「ママ科」の先生でもあるんですね~。予防接種はスケジュールや副反応など、わからないこと、不安なことがいろいろありますが、信頼できるかかりつけの小児科の先生を見つけて、その方に相談しながら進めていけば安心だし、滞りなく進めていけますね。予防接種はわが子だけでなく社会全体を守るために必要なもの。これからも忘れずにしっかり受けていきたいと思います。

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2022年7月作成 MAT-JP-2204787-1.0-07/2022

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