たまひよ成長日記[9カ月と16日ごろ]中田藍央くんの成長の様子/お世話編
2才までの赤ちゃんの成長や生活の様子を毎月リポート。中田家の今月の大きな出来事はお引っ越し。そして、まさかの緊急入院! そんな中田藍央(あお)くんのお世話の様子を紹介します。
中田藍央くん&しおりさん&留紀央さん
歯科衛生士と調理師の免許を持つママ。現在は育休中。いずれは調理師の資格をいかして食育に役立つお仕事をしたいとも思案中。パパはIT系の会社員。
引っ越した矢先、発熱が続き緊急入院!
ずりばいが上達し、はいはいも少しできるようになったので行動範囲がぐっと広がりました。とても活発で常にあちこち動きまわる上に、つかまり立ちもしようとするので目が離せなくなっています。今月は引っ越しも重なり、新居での安全対策が急務です。そんな矢先、発熱が続き緊急入院! ヒブが原因でしたが、ワクチン接種をしていたので重症にならずに済みました。予防接種をしていてよかったです。
熱が下がらずとてもつらそう…
入院中は、私とパパと交代で付き添いました。発熱が続き、藍央はとてもつらそう…。代わってあげたくても代わってあげられない私たちもつらかった…。
すっかり元気になり、新しい環境での生活がスタート
退院して元気復活! 早速、新居をあちこち探検。つかまり立ちをしようとしますが、まだグラグラで不安定。頭を守るために購入した布製のヘルメットがまだまだ活躍しそうです。
電源コードをいたずら! 安全対策が急務です
はいはいができるようになり行動範囲が広がり、手先も器用に。マットをはがしたり、コードを引っ張ったり、いたずらが止まりません。引っ越しからの入院騒ぎで遅れていた新居の安全対策を急がねば!
中田藍央くん9カ月 ある1日の様子(&ママ・パパの様子)
[小児科医・若江先生のアドバイス]
ヒブというのはヘモフィルス インフルエンザ菌b型( Haemophilus influennzae b )のことです。名前が長いので略してヒブ(Hib)といいます。
インフルエンザという名前がついていますが、冬に流行するインフルエンザとはまったく違うものです。人間の鼻やのどに住み着いていて、咳やくしゃみなどで人から人にうつりますが、たいていは無症状です。ところが、なんらかの理由でヒブがのどや鼻で増えてしまい、血液中に入り込んでしまうことがあります。すると髄膜炎、肺炎など重症で命にかかわる病気になってしまうことがあるのです。
ヒブの重症な感染症を起こしやすいのが、免疫機能の未熟な乳幼児です。子どもたちの命を守るために、2008年よりヒブワクチンが日本でも導入されました。これにより、重症なヒブ感染症は激減し、最も恐ろしい髄膜炎も2014年には発症ゼロとなりました。
藍央くんの発熱の原因はヒブとのことですが、予防接種を受けていたために重症なものではなかったのでしょう。
[小児科医・若江先生教えて!]
ママ・パパが最近気になっている「赤ちゃんの肌・スキンケア」の気がかりについて先生に聞きました。
Q 日焼け止めは何回くらい塗り直せばいいですか?
お出かけしたら、日焼け止めは何回くらい塗り直せばいいですか? 塗り直しするなら何時間後くらいが目安? 塗り直しのタイミングを知りたいです。
A 日焼け止めは回数ではなく、2時間ごとを目安に塗り直しを
お出かけしたら、日焼け止めは2時間ごとを目安に塗り直すのがベストです。ただ2時間以上続けて日ざしの強いところで過ごすのは赤ちゃんにとって負担が大きいです。やむを得ず屋外で過ごす時間が長い時には、直射日光を避け、なるべく日陰で過ごしましょう。おむつ替えと一緒のタイミングで、日焼け止めを塗り直すのがおすすめです。
監修/若江恵利子先生(小児科医・医療法人恵徳会 あさかクリニック 理事長)
まとめ/井上裕紀子、ひよこクラブ編集部
●掲載している情報は2022年7月現在のものです。