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はじめてママの不安と疑問 「<杉並区編>保育園、働き方、これからどうする?」1


知っていますか? 東京都・杉並区内共に就学前児童人口は増加傾向に

「妊娠した!」「赤ちゃんがうまれた!」喜びにあふれた生活を思い描く皆さま、その気持ちとは裏腹に、これからの家庭生活、働き方のこと、保育園のこと、不安や疑問に思うことってたくさんありますよね。とくに保育園のしくみはとてもわかりにくいので、「はじめてママにもわかりやすい解説を!」ということでシリーズでお届けします。


「日本は少子化に向かっている」ということはよく見聞きしていることですが、「意外と子どもが多いな」と感じている子育て世代はわりと多いのではないでしょうか。それもそのはずで、就学前児童人口の推移は、20年前の平成8年1月の就学前児童数は56万2千人なのに対し、平成28年1月には63万7千人と7万5千人も増えているのです。

また、「東京都子供・子育て会議」の資料によると、核家族の割合は、平成12年では全国平均で77.6%なのにもかかわらず、東京都内では86.8%。平成22年では、全国平均84.6%ですが、東京都は89.4%。これが、杉並区の場合、95%にものぼることが国勢調査からわかっています。

東京都では、全体の半数以上が共働き世帯に

東京都では、共働きの世帯も増えています。国勢調査によると、平成14年まで共働きの世帯は40.5%でしたが、平成24年には53.8%に増加しています。核家族化が進み、共働きが増えると、必然的に子どもをどこかへ預けなくてはなりません。ところが、「東京都子供・子育て会議」の資料によると、子どもが0歳児の場合「子どもを預けられる人がいない」61%、「子どものことを気にかけて、声をかけてくれる人が1人もいない」27.5%、「子育ての悩みを相談できる人が1人もいない」29.7%というように、多くの母親が「子育ての孤立化」を痛感している様子がうかがえます。
親族に子どもを預けられなければ、働くためには保育所が必要になります。ですから、保育所を増やしても足りない状況が続いています。子どもを最低限の質を保った認可保育所へ預けられればよいのですが、入園がかなわなければ、認証保育所やベビーホテルといわれる認可外の保育施設や保育ママなどに子どもを預けることになります。それもかなわないということになると、父親か母親が意に反して仕事を辞めざるを得ない家庭も出てきます。そういう場合、大概は母親が仕事を諦めることになってしまいます。

杉並区の待機児童136人のワナ

上記のグラフは、今年の4月時点での待機児童数と、認可保育所に入園できなかったけれども「待機児童」と呼ばれなかった子どもの数を区ごとに表しています。杉並区を例として見てみると、認可保育所に申し込みをした3,975人のうち、待機児童は136人しかいないのですが、実際に認可保育所に入園できたのは1,998人です。「認可保育所以外の認可施設や認可事業」(地域型小規模保育園や杉並区独自の保育室など)に入園できた数は50人ほど。「育児休業を延長」したり「認証や認可外の保育施設に入園」したりする子どもたち、いわゆる「潜在的待機児童」は1841人もいます。この子どもたちは、保護者の希望に反して認証保育所に通っていたり、保護者が育児休業を延長していたりするにもかかわらず、待機児童と呼ばれていないだけなのです。ですから、認可保育所へ入園を希望している世帯の子どもというのは2,000人近くいて、待機児童として認められた136人よりもはるかに多い、というのが杉並区の実状です。
どのような子どもを待機児童と数えるかという定義は、実は区によって異なります。たとえば、世田谷区は待機児童が約1,000人以上いるのに対して、杉並区は136人。世田谷区では保護者が育児休業を延長した場合、わりと広く待機児童と認めていますが、杉並区では、育児休業を延長した場合は待機児童と認められていません。数え方が統一されていないのです。杉並区の全体の入園希望者数から認可保育所に入園できた割合は50.3%。世田谷区の入園希望者数は6,439人で認可保育所に入園できたのは54.7%。わずかですが入園決定の割合は世田谷区よりも悪いのです。待機児童が少ないからといって必ずしも入園決定率が高いわけではありません。これは東京都で共働きの子育てをする上で知っておくべきことだと思います。

次回のはじめてママの不安と疑問 「<杉並区編>保育園、働き方、これからどうする?」2では、「都内激戦区(杉並区)の保活のコツ、保活都市伝説について」を取り上げます。

※記事は変更になる場合があります。


曽山 恵理子
中学生の長男と保育園児の長女を育てるワーキングマザー。 激戦区杉並区の待機児童問題の解消に取り組み、保護者に保育制度をわかりやすく説明する「東京都子育て支援専門員」として認定される。 これまでキャリアカウンセラーとして2,500件以上のカウンセリング実績を持ち、女性の両立支援講座や就職セミナーの講師としても活動。 杉並区との協働事業「杉並子育てサイト」の「すぎなみ子育てラボラトリー」や、子育て支援グループ「杉並こどもプロジェクト」の代表でもあり、地域の交流イベントの企画運営を行う。 「こどもコワーキングbabyCo」(キッズスペース付シェアオフィス)を立ち上げることで【子育ても仕事も楽しめる】社会の実現を目指す。

※この記事は「たまひよコラム」で過去に公開されたものです。

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