イヤイヤは成長の証! 2歳児の心が成長している今こそ育てたい4つの力とは
自己主張が強くなる2歳児の子育ては、何かと手がかかるものです。もっと余裕を持って向き合いたいと思いながらも、「ちょっと待って」「後でね」と言ってばかり…というお悩みを抱えているママ・パパもいるかもしれません。忙しい毎日の中でも、この時期に大切な4つの力を伸ばすことを意識して、子どもの内面の成長を引き出していきませんか。
内面に注目して、成長を実感できる場面を増やそう
2歳児の子育てで慌ただしい毎日を送っていると、「ちょっと待ってね」と子どもを待たせることが増えてしまうもの。できることなら、親子が笑顔で過ごせる毎日に変えていきたいですよね。そのためには、おうちの方が子どもの成長を実感できる機会を増やすことが大切です。
そこで注目したいのが、2歳のこの時期ならではの「内面の成長」。たくさんのことが理解できるようになっていたり、「自分でやってみたい」という気持ちが芽生えていたりといった、目には見えないけれど重要な変化に着目してみましょう。おうちの方が子どもの成長に気づき、それを認める声かけをしていくと、さらなる成長への後押しとなります。
2歳の内面の成長に大切な4つの力とは?
2歳の今、子どもの内面では次に挙げる4つの力が芽生え始めています。日々の遊びや親子のコミュニケーションの中で、これらの力をバランスよく伸ばしていくことを心がけましょう。
1.知育・言葉
子どもは遊びの中で、おもちゃの大きさを比べたり、いくつあるのかを数えたりすることで、「大小」や「数」といった概念を理解できるようになります。また、身近なものや色の名前、挨拶といった言葉も、遊びを通じてたくさん吸収していきます。大人のまねをすることが大好きな2歳の時期は、ごっこ遊びの中で「身近なやり取りの言葉を言ってみる」「大小を比較する」「数にふれる」といった経験をさせると、成長を実感できる場面が増えていきます。
2.手指を使って考える力
子どもの脳は、五感が刺激されることによって発達が促されます。2歳の段階では、さまざまなものを見たり、聞いたり、実際に自分の手指を使って触れたりする中で試行錯誤をすることが、考える力の土台をつくることにつながります。飽きずに集中して考える力を伸ばすには、おもちゃなどを使って「積む」「並べる」「色合わせをする」など、バリエーション豊かな遊びに取り組めるようにするのが効果的です。
3.自分からやってみる力
2歳は、トイレ、歯みがき、手洗い、着替えなど、生活習慣に関して少しずつ自分でできることが増えていく時期です。絵本や映像の中で、子どもが自分を重ね合わせることができるキャラクターが生活習慣に取り組む様子を見せると、まねをして自分もやってみたいという気持ちを引き出しやすくなります。お気に入りのぬいぐるみを使って、「一緒にやってみよう」といった声かけをしてみるのもおすすめです。この時期ならではの「自分でやりたい!」という気持ちを尊重した関わり方をしていきましょう。
4.自由に表現する力
感受性が豊かになり、表現力もぐんぐん伸びていく2歳。楽器のおもちゃなどで音感やリズム感を育むと、いろいろな音楽を楽しめるようになります。体を使って表現する力も発達する時期なので、映像のまねをしながらダンスをするなど、体を動かす遊びも積極的に取り入れていきましょう。
2歳の内面の成長に必要な力を伸ばしていきたいけれど、忙しい毎日の中では4つの力をバランスよく伸ばす自信がない…というママ・パパは、<こどもちゃれんじ ぽけっと>を試してみるのもおすすめです。12月号からは、忙しい毎日でも「できた!」を見逃さない「忙し親子の2歳の成長発見プログラム」がスタート。本物そっくりのごっこ遊びができる「オーブンで焼こう!おしゃべり知育キッチン」、色合わせや積み上げ遊びのほかにバリエーション豊かな音声でごっこ遊びを盛り上げる「つみつみいろりん」など、充実した教材で2歳ならではの内面の成長をサポートしていきます。
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2歳の子どもの内面の成長は、「イヤ!」「自分で!」といった自己主張の形で表れることもあるため、おうちのかたとしては「うちの子、このままで大丈夫?」と心配になってしまうこともあるかもしれません。でも、こうしたイヤイヤは成長の証なので、「内面が成長している今こそが子どもの力の伸ばしどき」と前向きにとらえましょう。目に見えない部分の成長にも目を向けることで、その成長を親子で喜び合い、笑顔で過ごせる時間が増えていくといいですね。
取材・文/安永美穂 取材協力/こどもちゃれんじ