大掃除で「面倒と思う場所」TOP3がラクになる!魔法のアイテムと掃除方法
ただでさえ毎日忙しいのに、年末の大掃除のことを考えると憂鬱ですよね。家事アドバイザーの高橋ゆきさんに、嫌いな大掃除TOP3をサクッと済ませるコツを伺いました。
6割以上の人が毎年大掃除をしているという結果が
「たまひよ」アプリユーザーに、「毎年、年末に大掃除をするかしないか」について聞いたところ、以下のような結果になりました。
6割以上の人が毎年大掃除をしているのですね。
そして、中でも「1番面倒」と思っている場所について聞いてみると、TOP3は以下でした。
No.1 換気扇 28.3%
No.2 コンロまわり 13.8%
No.3 窓 10%
みんなが工夫していることを聞いてみると、
「掃除グッズは使う場所のすぐそばに置いたり、使いやすくて見た目が好きで、使っていてテンションが上がる物をセレクトしています。洗面所には、マーナの吸盤でくっつく丸い小さいスポンジを張り付けて朝洗顔後、スキンケアを浸透させている時間を使って掃除しています。
リンレイのウルトラオレンジという洗剤が、油汚れを簡単に落としてくれたのでおすすめです」(ぷかぷか1/7)
「とにかくエアコンや大物家電の掃除が面倒なので、コンロやシンクは普段からゴミ出しの前日に掃除することを習慣づけています」(らくだ)
「窓の網戸は、クイックルワイパーで撫でるように掃除するのみにして、出来なかったところは、夏の休みにまとめて掃除しています。」(ぽんくんママ)
「コンロまわりに事前にアルミホイルを敷き詰めているので、汚れてきたら新しいアルミホイルに交換します。ゴシゴシ洗う必要がなくコンロまわりはいつも綺麗なままです!」(まる)
「キッチンまわりはカビるので、マスキングテープや防水シールを貼って対策しています。汚れたら、張り替えるだけです」(まめ3/29)
「大掃除の前にはまず断捨離しています。そして大掃除の時は全体的にやるより、玄関より遠くにある部屋から掃除していって、最後に居間→玄関という順番で掃除してます。居間は常に人が居るので後回しにしてます」(ミラ)
「掃除のプロに何年か一回お願いすること。お金かかるけど」(ゆーか)
「重曹がとても便利!あらゆる箇所に重曹パックをすると一気に掃除できます」(ばななん)
普段からの小掃除でキレイを保っていたり、便利な掃除グッズを利用している人が多くいました。
家事アドバイザーの高橋ゆきさんに、掃除が面倒な場所TOP3の掃除が簡単にできる方法をお聞きしました。
便利なアイテムを試してみて
億劫な場所を掃除するときは、便利アイテムを試してみるのがおすすめです。
面倒な場所 No.3 窓そうじ
窓はいきなり洗剤や水をつけるのはNG。ほこりや泥汚れがだまになってしまい、逆にお掃除が大変になります。
窓掃除に便利なアイテムを紹介しましょう。それは「ストッキングだんご」です。
便利アイテム★ストッキングだんごイメージ
「ストッキングだんご」とは、使い古しの靴下を丸めてストッキングに入れ、その靴下を芯にしてだんご型に丸めたもの。ストッキングは軟らかい素材で静電気を帯びているので、ほこりを吸着させる掃除に活躍してくれます。
この乾いた「ストッキングだんご」を使って、上から下へ埃を落としていきましょう。これだけでもかなりキレイになります。
その後、固く絞ったぞうきんと乾いたぞうきんで水拭き、乾拭きをすれば完璧。
拭くときは必ず一定方向を意識するのがポイントです。
面倒な場所No.2 コンロまわりの掃除
五徳やグリルの網は、シンクにビニール袋を貼り、重曹とお湯を1:9で入れ、そこに五徳やグリルの網を沈め、袋の口をしばり、30~60分を目安につけ置きします。汚れ具合により、様子をみながら時間を加減してください。
ここでもう一つ、アイテムを紹介します。それは「マンゴーカットスポンジ」です。
便利アイテム★マンゴーカットスポンジ
スポンジの柔らかい面にカッターで、格子状(マンゴーカット風)切り込みを入れれば完成です。切り込みは2/3くらいの深さが適切です。
このスポンジで、つけ置き後に汚れを落としていきます。五徳などの細かい部分まで包み込むようにフィットして、汚れを落としてくれます。
こびりついてとれない頑固な汚れは、ボディタオルや歯ブラシを使うといいでしょう。
それでもとれない場合は、重曹ペーストをつけてこするとよりキレイに! 重曹を使った後は水拭きをすることで白浮き防止になります。
コンロの上部はお湯や重層水などで汚れ落としを。使ったときに、ササッと拭き掃除しておくと、汚れが溜まりにくくなります。
面倒な場所No.1 換気扇掃除
レンジフードは重曹水をスプレーした後にふきんや古布で拭くと、汚れがスルッと落ちます。後で重曹が残らないように、水拭きと乾拭きを。自分の手で触って、ざらざらしていないかが仕上がりのポイントです。
換気扇やレンジフードは知識がない中でお掃除をすると、故障する可能性もあるので、ハウスクリーニングのプロにおまかせするのがおすすめです。
マンゴーカットスポンジは、いろいろなお掃除に便利でした!アイテムに頼るのも手ですね。
(取材/文・橋本真理子)
高橋ゆきさん
PROFILE)
株式会社ベアーズの取締役副社長。家事代行サービス業界の成長と発展を目指す一般社団法人全国家事代行サービス協会の会長を務める。家事研究家、日本の暮らし方研究家としても、テレビ・雑誌などで幅広く活躍中。2015年 には世界初の家事大学設立、学長として新たな挑戦を開始。2016年のTBSドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」、2020年の読売テレビ・日本テレビ系ドラマ「極主夫道」でも家事監修を担当した。1男1女の母。
※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※調査は2022年9月実施の「たまひよ」アプリユーザーに実施ししたものです(有効回答数576人)
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。