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妊活、デリケートゾーンケアなど…新商品も続々! 日本最大級のフェムテック・フェムケアイベント「Femtech Tokyo」潜入レポート

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異なる人種のラインアートの女性
Olga Cherniak/gettyimages

近年、日本でも急速な広がりを見せる「Femtech(フェムテック)」。Female(女性)×Technology(技術)を掛け合わせた造語で、生理や妊活、産前・産後、更年期など女性の健康課題を技術で解決するサービスや商品のことを言います。

2022年10月には日本最大級のフェムテックイベント「Femtech Tokyo」が東京ビッグサイトで開催され、3日間の来場者は約1万4千人と大盛況のうちに幕を閉じました。

多種多様なフェムテック・フェムケア商品が集まった本イベントについて、主催者 RX JAPAN(株)の下田さんにお話を聞きました。

―――イベントを開催した経緯について教えてください。

下田さん(以下敬称略):もともと日本は、他の国に比べフェムテックの浸透が遅れています。このイベントをきっかけに、フェムテックがよりオープンに語られ、女性の選択肢が増えたり、パートナーと話し合ったりするきっかけになればと思い開催を決定しました。
当日は幅広い層のお客様にご来場いただき、フェムテックの認知度がさらにアップしたと感じています。

―――「こんなアイデアもあったのか!」とびっくりするような新しい商品にも出会いました。

写真左は、電気パルスの筋肉運動により膣ケアをする「VIPPY」((株)WinQ)。手のひらサイズのマウスのようなツールを膣まわりにあてることで、尿もれ、膣冷え、フェムゾーンの黒ずみや形の左右差をケアする商品です。写真右は、ぷるんぷるんのゼリーのような石けん「ヴィオ ソフトウォッシュ」(神戸トランスパラン)。デリケートゾーンに直接あててなで洗いすると、フローラルムスクの香りがふわりと漂います。

下田:ありがとうございます。お客さまにとって「こういうソリューションもあるんだ」という発見につながったのではないかと思います。「選択肢がある」ということは健やかに生活する上で大切なことだと思います。また、みなさんがすでに知っているような商品でも、出展者によってアプローチの仕方や開発の背景が違います。自分に合ったものを見つけられるのもこの展示会の特徴です。

――――男性向けの商品、そしてパートナーと一緒に使えるような商品も見られました。

写真左は「TERAX STUD」(東光商事(株))。ショーツ内のポケットで男性器を分離させ放熱と保温を同時にさせるという画期的な下着。写真右は、デリケートゾーン用ソープやスキンケア商品を扱うブランド「Mellow.」(Mellow.(メロウドット))。天然精油の爽やかな香りで、気分もリフレッシュできそうです。ネオンイエローのシンプルなボトルは、パートナーや家族と一緒に使いたいジェンダーニュートラルなデザインになっています。

下田:その通りですね。一緒に使うことでお互いの課題が共有されるのもいいポイントだと思います。実際、今回の展示会では男性の方にも多くご来場いただき、フェムテックへの関心の高まりを感じました。

「プレメントシリンジ」((株)オンリースタイル)。パートナーの精液をシリンジで採取して、自身で膣内に挿入する商品。タイミングが合わない、クリニックの不妊治療と併用したい、などのお悩みに答えるおうちでできる妊活グッズです。

―――今後、フェムテック分野はどうなっていくと思われますか?

フェムテックは2025年に5兆円の市場になると予測されており、製品もどんどん増えています。「Femtech Tokyo」は来年も開催予定です。フェムテックという言葉がバズワードで終わってしまわないように、しっかりと生活の中に浸透し、オープンに語られるようになってほしいと思います。

(取材・文/中島博子、構成/たまひよ編集部)

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