「まだだと思っていたら突然…(涙)」「痛すぎてうまくできなかった」みんなが後悔した「出産前、これやっておけばよかった!」を大公開【専門家アドバイスも】
今回のテーマは「もしも出産前の自分にアドバイスができるとしたら」です。
「たまひよ」アプリユーザーへのアンケートで集めた声とともに、助産師の太田愛さんにお話を伺いました。
体や必要品の準備のほかに意外なものも
まずは、「たまひよ」アプリユーザーの声からご紹介します。
「お金を貯めておきなさい。出産費用がかなりかかります。出産一時金は一時凌ぎ金にもなりません…」(ぽよ)
「ウォーキングは大正解!会陰マッサージしても切られるもんは切られる!」(せなやん)
「柔軟体操をしておきなさい!できるならば、体力・筋力つけておきなさい!!!」(あゆ)
「陣痛バッグ・入院バッグは早めに準備しておいた方がいい!
理由→予定日の約1ヶ月前に突然陣痛が来て、そのまま出産することになり、陣痛バッグ・入院バッグの中身のリストアップはしていたものの、『まだあと1か月あるから、ゆっくり準備しよう』と思っていた矢先の出産だったため、入院必要品の準備がまったくできていませんでした」(てそ)
「事前にいろいろ準備しておかないと不安になるかもしれないけど、お母さんや夫の言うように、案外生まれてからでも何とかなるよ。
あとペットボトルのストローはちゃんと見て選べ!大変な事になるぞ!(笑)」(めがぱんだ)
「ご飯は食べておいたほうがいい。お股縫ってもらってる時に分娩台でご飯食べることになるとは思ってもなかった」(もも)
「筋トレしといたほうがいいよ、まじで」(かぶこ)
「構えすぎない。痛いけど産んでしまえば痛みはなくなる。つわりよりラク!」(ちぃ12/30)
「ラクな姿勢の練習をした方がいいと伝えたいです。痛くなってきた時に、そういえばこんなのがラクって聞いたなと思い、いざやってみたら、足がつりそうになるし、辛かったです」(タコライス)
「おなかの大きい妊婦姿の写真を残しておく! コロナ禍でいろいろと制限があるとはいえ、家の中でも撮れる! 私は後期の2枚くらいしかなく寂しいです」(えりんこ)
「産後すぐに母乳外来へ行くこと! 母乳があふれてくる時に母乳外来に行った方が後で悩まない!」(たまはる)
「帝王切開をするならば、しばらく傷の痛みで身動きが思うように取れないので、身の周りのよく取るものをベッド周りに置いて、巣を作るべし。
そして、何より『絶対便秘をしてはならない!』。手術後に便秘になって、それをどうにかするまでの苦しみは想像を絶する……」(Momoka)
「コロナ禍の出産なので、ママ友もできず、知識も足りなくて不安が大きいと思うけど、YouTube見てストレッチしたり、ヨガに励んだりする前向きな姿は、赤ちゃんにも伝わってるはずだ!! いろいろわからない事だらけの出産だけど、頑張ろう!!」(やぴと)
「おなかの張りには注意しないとダメだよ。我慢せず病院へ行こう」(ぶうちゃん)
「臨月になってからウォーキング開始。真夏は暑すぎて危なかったね。もっと早くからウォーキング始めるべきだったよ」(とも)
「立ち会い出産、痛すぎて『水が飲みたい』『腰をさすってほしい』『汗拭いてほしい』など、夫への指示がうまくできなくてツラかった。次に産む時は、夫にしてほしいことを事前にまとめておいて、夫が『どれをしてほしいか一つずつ私に聞く』スタイルにして、私は『ううん(違う) 』『うん(それ!) 』と言うだけで済むようにしたいです」(とと)
「いつ陣痛が来てもいいようにケータイの充電は常に満タンにしておくこと!」(なーちゃん)
「乳首はよーーーーく揉みほぐして!」(ちー)
「マタニティフォトを撮らずに出産しましたが、後からになって後悔しました。撮っておけば将来、子供が大きくなった時に思い出話ができたのかなって思ってます」(ゆのっぴ)
「なるようにしかならん」(Luka)
いろいろな声が集まりましたが、出産前に「これはしておいたほうがいい」「これはオススメ」ということについて、助産師の太田愛さんにお聞きしました。
出産前の準備、コレはMUSTの3つとは?
出産は、赤ちゃんに会えることが楽しみでもありつつ、不安や心配なことも多いですよね。
事前にしておいたほうがいいことについて、ご説明します。
■陣痛&入院バックの準備
妊娠中はいつ何が起きてもおかしくありません、妊娠30週頃までには一通りの準備ができていると安心です。また、ご家族にもどこに何を準備しているのか共有しておくことも大切です。
■バースプランの作成
出産は女性にとって大きなライフイベントの1つです。バースプランとは、ご自身の出産に対しての要望や希望のことを言います。
妊娠中から夫婦で話し合っておくことは、家族で赤ちゃんを迎える準備ができる貴重な機会になります。そして、考えたバースプランを出産施設の医療者と共有することで、実際にできそうなことを助産師と一緒に考えながら準備を進められます。
もちろん、帝王切開でもできることはあるので、健診の際に助産師に聞いてみてくださいね。
■入院までのシミュレーション
「いざ陣痛がきた」「破水した」という時に、必ず誰かが隣にいてくれるとは限りません。
「1人だったらどうする?」「出先だったらどうする?」「上の子の預け先は?」など、様々な状況をシミュレーションしておきましょう。
そして、出産施設まで安全に行く手段をしっかりと整えておきましょう。
実際に使用しないにしても、陣痛タクシーなどに登録しておくのもオススメです。また、外出時は常に母子手帳を携帯することを忘れずに!
早めの準備が大切ですね。「30週まで」が目安と覚えておきましょう。
(取材/文・橋本真理子)
太田愛さん
PROFILE
助産師、思春期保健相談士、看護学修士号、マタニティヨガ&産後ヨガインストラクター。現在は、総合病院産婦人科病棟で勤務しながら、オンライン医療相談サービス「産婦人科オンライン」にてオンライン医療相談業務なども行う。得意分野は出産のほか、離乳食、性教育、多人数育児など。3児の母。
※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
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