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後回しNG!? 老後資金不足で困らないために、小さな子どもがいてもできる「新へそくり三分法」って?

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お金の節約と投資コンセプト。
golfcphoto/gettyimages

値上げラッシュで家計が圧迫、教育費も右肩あがりな今、ちょっと先の老後資金計画はどうしているのか、「たまひよ」アプリユーザーにアンケート調査。あわせてファイナンシャルプランナーの山口京子さんの老後資金計画のアドバイスをお届けします。

貯蓄しているのは約3割!ママたちの老後資金計画

まずは、アンケート結果とともに、みんなの貯蓄計画についてご紹介します。

老後資金を貯蓄している人は約33%、「検討中」「よくわからない」「考えていない」を合わせると約66%で、子育て世代の半数以上が老後資金までは考えられていないことがうかがえます。

老後資金を貯めている人はどんな方法で貯めているのでしょうか。

■教育費と一緒に貯蓄
「こども保険と老後資金がセットになっているものを契約しています」
(見習いママ)

■見通しができている
「不動産収入と、年金で生活できる見通しができています」(azucosta)

■とりあえず貯蓄
「老後資金と限定しているわけではありませんが、貯蓄はしています」(ふみ)

■給料天引きで計画
「教育費と同様に、老後資金も給与天引きで毎月積み立てています」(snow)


■つみたてNISA
「老後資金はつみたてNISAで、教育資金はジュニアNISAで貯めています」(おっま)

「新へそくり三分法」で子育て世代も老後資金計画を早めのスタートを

お金を貯めて増やすための「新へそくり三文法」を提唱する山口京子さんに、子育て世代の老後資金についてお話を伺いました。

「子育て世代は、教育資金などの貯蓄やローン返済に加えて、食料品や日用品の値上げラッシュで老後資金まで手が回らないから、まだ先でもいいのでは?と思っている人も多いのではないでしょうか。

けれども、教育資金同様に、老後資金も早めにスタートすることが肝心です。お金が貯まったら定期預金に入れて、まとまったお金ができたら運用!なんてやってたら、あっという間に老後になってしまうからです。
お金が貯められないというご家庭に私がオススメしているのが、「せーの!」でいっきに貯めて増やす『新へそくり三分法』です。

入ってきたお金を『日常の生活費として使うお金(使うへそくり)→普通預金』『近い将来、5年以内くらいに使うお金(貯めるへそくり)→定期預金』『将来に使うお金(増やすへそくり)』に3つに振り分けて、それぞれにあった効果的な方法で貯めて増やしていく方法です。

老後資金は、つみたてNISAやiDeCoなどで世界中の株などに投資して増やしていく『将来に使うお金』にあたります。
体験談の皆さんの中にもすでに投資をスタートされている人もいらっしゃいますね。けれども、まだスタートできていない人の中には、お金に余裕がないことからお金が貯まってから投資を始めようという人や、投資は毎月積み立てなくてはいけないと思い込み、敬遠される人がいるのではないでしょうか。

しかし、投資はお金を貯めなくても数千円、中には100円の少額からできますし、毎月のつみたてが大変な時は1、2ヶ月休んでまた始めることもできます。老後資金は時間を味方につけて、少額でもいいので始めることが大切なのです。

とはいえ、投資を始めるとしても、何にどう投資すればわからないというママたやパパたちの声もよく聞きます。そんなママやパパたちは、証券会社や銀行などのコールセンターで相談する方法もあります。会社にろうきんとおつきあいのある、労働組合があれば、ろうきんの職員さんが職場まで説明に来てくれます。忙しい子育て世代であれば、家にいながらウェルスナビやTHEO(テオ)などの、ロボットアドバイザーにあなたに合ったオススメ商品を決めてもらうという方法あります。初心者は、つみたてNISAからはじめてコツコツと貯めて、余裕が出てきたらiDeCoをスタートさせるといいのではないでしょうか。

老後資金というと老後の生活費と考える人も多いかもしれませんが、人生100年時代になり、長く働くことも大切になってきているので、私は将来の自分への備え・自己投資のお金にもなると考えています。
というのは貯めたお金の一部を退職後の仕事のために、資格取得や学び直しの資金、留学、起業の資金など、自分への投資の資金としても活用できるからです。自分への投資で長く働くことができれば、年金受給を後ろ倒しにできるので、受給額を最大84%※も増やすやすこともできます。
老後資金について、この機会に夫婦で話し合い計画を立ててみてはいかがでしょうか」(山口京子さん)

※出典)日本年金機構 年金繰り下げ受給

預金だけでは増えないとわかっていても、なかなか始められない投資。人生100年時代だからこそ、少額からでもスタートすることが大事ですね。
(取材・文/酒井範子)

山口京子さん

PROFILE)
ファイナンシャルプランナー。証券外交員。生命保険、損害保険、変額保険、少額短期保険募集人。情報サイトオールアバウト『家計管理』『お金美人のすすめ』執筆、テレビ、ラジオ、セミナーで活動中。著書に、『貯金ゼロから始める「新へそくり」生活のススメ』『なまけものが得をするワンコインつみたて投資術』など多数。

オフィシャルウェブサイト

Amazonで見る

※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

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