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しつけで子どもにやってはいけないこと!ひとつは「鬼が来るよ」などとおどすこと。そして…もうひとつのやりがちNGは【専門家】

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日本の伝統的なマスクで、白背景
●写真はイメージです
riccardo67/gettyimages

日本のむかし話などによく登場する鬼。さまざまなお話がある中でも「怖いもの」の象徴的存在として登場することが多いのではないでしょうか。そんな鬼を「鬼が来るよ」「鬼に言いつけるよ」などと“しつけ”に利用していませんか?
子どもの発達にくわしい臨床心理士の帆足暁子先生に、しつけで“親がやりがちだけれど、やってはいけないこと”を聞きました。

“しつけ”は、実は生まれてすぐからスタートするもの

“しつけ”については、家庭によって考え方がさまざまですが、一般的には社会規範や礼儀作法を身につけ、人間社会で、自立して生活できるように教えていくことを指します。

「社会でのマナーは、赤ちゃんが生まれてすぐから、気がついたときに教えていきたいものです。
たとえば、朝は『おはよう』とあいさつすることや、玄関で靴を脱いだらそろえておくことなどがありますね。朝起きて、夜は寝るという昼夜のリズムを身につけるために、“寝かしつけ”もしつけの一種だと考えられます。
しつけは、親が一生懸命教えるというよりも、親が社会規範や礼儀作法にのっとった行動をして、それを繰り返し子どもに見せることで、子どもの心に残ります」(帆足先生)

親の行動を見せ、子どもが自然と社会規範や礼儀作法を身につけていくのが理想ですが、やってはダメなことをしたときなどには、0才代から「ダメ」を伝えていくことも大切だと言います。

「0才代ではまだ言葉の意味はわかりませんが、繰り返し伝えることが大切です。1才代になると『これはいけないことなんだ』と言葉の意味がわかるようになります。2~3才代になると、なぜ『ダメ』と言われたのか理解できるようになるのです。
ただ、『ダメ』の意味がわかる年齢になっても、注意してもすぐにやめなかったり、何度『ダメ』と伝えても同じことを繰り返したり、しつけに悩む親も少なくないかもしれません」(帆足先生)

「鬼が来るよ」などと、おどしてしつけをするのは厳禁

しつけに悩んだときに、親がやりがちだけれど、してはいけないことの一つが「おどして従わせようとすること」だと帆足先生は言います。

「『そんなことをする子のところには鬼が来るよ!』などと言って、子どもを従わせるのはよくありません。恐怖心から一時的に親の言うとおりに行動できたとしても、子どもには『怖かった』という印象しか残らないからです。また、子どもが成長していろいろなことがわかる年齢になったとき、親への信頼を崩すことにつながります」(帆足先生)

おどして従わせることを繰り返すと、常にびくびくとおびえ、不安感が強い大人に育つ可能性が高まり、今後の成長にも大きく影響するのではないかというのです。

「『サンタは”いい子”のところにしか来ないんだよ』『こんなことをしたってパパに言いつけちゃうからね』などのしかり方も、よくありません。
このような言い方では、何がダメだったのか、どのようにしたらよかったのかが子どもにまったく伝わりません。親が子どもを思い通りにしたいという部分だけが伝わってしまうため、何も身につかないのです。
『”いい子”にしていたから、サンタさん来るね』なども言いがちですが、子どもを尊重せずに、親の価値観にあてはめさせようとすることにつながるのでおすすめできません」(帆足先生)

やっていませんか? “イライラした顔でやさしい言葉”もNG

親がやりがちだけれどしてはいけないこととして、「イライラしているのに、無理して受け入れたふりをすること」もあると帆足先生は言います

「一つ例を話します。ある親子がいて、寝かしつけのときに子どもが『ママお話しして』と言いました。ママは『いいよ』と言ってお話をします。でも、いつまでたっても寝ません。
最初はにこにこしていたママも『いつになったら寝てくれるの?』『早く寝てほしい』とだんだんイライラしてきますが、一生懸命、お話を繰り返します。
『あと1回よ』と伝えて、子どもも『わかった』と言うのですが、話が終わると、子どもはやっぱり『もう1回』とお願いしてしまうのです。

なぜでしょう?

実は子どもにママのイライラした気持ちが伝わって、不安から眠れなくなっているんですね。『あと1回よ』と約束しても、イライラしながら話をするママの感情を読み取って不安になってしまうので、落ち着きたくて『もう1回』とお願いしてしまうのです」(帆足先生)

・「ダメ」と言っているのに、顔はにこにこしている
・「いいのよ」と言っているのに、顔はイライラしている
など、表情と言葉が一致しないと子どもは混乱してしまうそう。

「しつけのときに、親がイライラしているのに、無理して受け入れたふりをすると、子どもは混乱して、不安な気持ちが強くなってしまうのです。こんなときは、『ママ疲れちゃったから、もう1回で終わりね』ときっぱり言ってしまっていいんです。
子どもを混乱させるよりも、親の正直な気持ちを話すことで子どもは親の気持ちを受け取り、自分の気持ちと折り合いをつけることを学んでいきます」(帆足先生)

今後のしつけのために。幼少期に大切なのは“親子の愛着関係を安定させること”

幼少期に最も大切なのは「親子の愛着関係」を安定させることだと帆足先生は言います。

「子どものお世話や遊び、泣きやぐずりをなだめようとすることを通して、子どもは親といることで安心感を持ち、愛着関係がつくられます。親子の愛着関係が安定することで、信頼感がはぐくまれ、ママやパパの愛を感じ、『自分のために行動してくれる』と実感できるからこそ、子どもは親の言葉に耳を傾けるようになります。
それがしつけにも影響していくのです。しつけは、子どものためにしていくことです。そのため、子どもが親の教えを受け入れようとする関係が基盤になります」(帆足先生)

監修/帆足暁子先生

取材・文/たまひよONLINE編集部

親が悩みがちなしつけ。やりがちだけれどやっていはいけない二つのことは「おどして従わせる」「受け入れたふりをする」です。
幼少期に親子の愛着関係をしっかり安定させ、親の行いを見せながら、ダメな時は「ダメ」と伝えて。子どもの心に残るしつけができるといいでしょう。

●記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

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