途中で飽きない? 意外と難しい1歳のお誕生日プレゼント選び。押さえておきたいポイントは?
お子さんの成長の大切な節目となる、1歳のお誕生日。せっかくなら、夢中になって遊べる素敵なプレゼントを用意してあげたいですね。お子さんもおうちの方も笑顔になれるプレゼント選びのポイントをご紹介します。
気まぐれな1歳の心をつかむものを選ぶことが大切
1歳のお誕生日プレゼントを選ぶにあたって、ママやパパとしては「たくさん遊んでくれるものを選びたい」「知育につながるものがいい」「できれば長く使えるものを」といった、さまざまな理想を思い描いているのではないでしょうか。
でも、1歳の子どもは、最初は楽しんでいたおもちゃでも、何度か遊ぶうちに飽きてしまったり、ママやパパが用意したおもちゃではないものに興味を示したりと、意外と気まぐれです。
これは、興味の対象が広がってきていることの表れで、成長の証とも言えるのですが、プレゼントしたおもちゃに子どもが興味を示さないとがっかりしてしまうことも。そんなことがないように、気まぐれな1歳の心をつかめるものをしっかり見極めることが大切です。
1歳のお誕生日プレゼントを選ぶときに押さえておきたいポイントは?
気まぐれな1歳の子どもたちでも夢中になれるおもちゃのポイントとしては、次のようなことが挙げられます。
●1歳にとっての「おもしろさ」がつまっている
好奇心旺盛で、あれもこれも気になってしまう1歳の心をつかむには、1歳の子どもが「おもしろい」と感じる要素がたくさんつまっているおもちゃを選ぶ必要があります。
歌やリズムが流れたり、食べ物や動物などの知っているものが出てきたりするおもちゃは、子どもが興味を持ちやすいのでおすすめです。また、ボタンを押すと音声が流れるなど、自分がしたことに対して反応が返ってくるおもちゃなら、反応があることがうれしくて何度もくり返し遊びたくなるはずです。
●「少しがんばったらできる」設計になっている
1歳の子どもは、複雑な動作をするおもちゃを、まだうまく扱うことができません。また、簡単すぎるものでは楽しくないため、すぐに飽きてしまいます。
そこで大切なのは、1歳の今、少しがんばればできる、手指の動きで操作できるおもちゃを与えてあげること。ボタンを押す、小さなボールなどを回す、型にはめる、穴に差し込む、レバーなどをスライドさせるといった、手指のさまざまな動きを使って遊べるおもちゃなら、多様な遊び方ができ、子どもは夢中になって取り組むことができるでしょう。
●「やってみたくなる」設計になっている
どんなおもちゃを用意したとしても、子どもが興味を持ってくれなければ、手つかずのまま放置されることになってしまいます。1歳の子どもの興味を引くには、「これ、なんだろう?」「やってみたい!」という気持ちをかきたてる設計になっていることが重要です。
例えば、絵本なら、めくる仕掛けがあるものや、鏡がはめ込まれているものなどを選ぶと、子どもが手に取ってみたくなる可能性が高まります。おもちゃなら、子どもに呼びかけるような音声が流れるものを選んでみるのもよいでしょう。
●思う存分遊んでも安心・安全である
1歳は、気になったものは何でも口に入れてみることで、それが何かを確認しようとする年代です。口に入れたときに危険がある形状・素材のおもちゃを選ぶことは避けましょう。
子どもの遊びを制限せずに思う存分遊ばせてあげるには、誤飲につながる細かいパーツを含まないおもちゃ、ページの角が丸くなっている絵本、洗える素材でできているぬいぐるみなど、安全性や清潔面に関して安心して与えられるものを選ぶのがおすすめです。
お子さんの1歳のお誕生日は、おうちの方にとっても特別な意味を持つ日です。1歳の今にぴったりのおもちゃをプレゼントして、夢中になって取り組むお子さんの姿を見ることができたら、この1年間の成長を振り返りながら、ママもパパも笑顔になれるはず。家族みんなで楽しいお誕生日を迎えられるといいですね。
取材・文/安永美穂 取材協力/こどもちゃれんじ
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