子どもが「性」に興味を持ち始めた。あなたならどう伝える?

●5月6日は「ゴムの日」
「5(ゴ)」と「6(ム)」の語呂合わせから5月6日は「ゴムの日」。
ゴムの歴史は古く、コロンブスが1493年~1496年の航海でカリブ海にある島で、原住民の子どもたちが樹脂で作った弾むボールで遊んでいるのを見たことをきっかけに、ヨーロッパに伝えられたと言われています。
今では、工業製品から文具、日用雑貨に至るまで、ゴム製品は様々な製品に利用されていますよね。
親も恥ずかしがらず、自然なかたちで
ゴムと聞いてイメージするのは?輪ゴム?消しゴム?コンドーム??
そこで、ゴムにちなんで口コミサイト『ウィメンズパーク』に寄せられた避妊などの性教育に関するママたちのお悩みを。
「子どもに面と向かって性に関して教えるのは恥ずかしいけど、大事なことだから教えておきたい。でも、どう教えていいものか…」
「小学校低学年の娘が『エッチなCMが頭から離れない。自分は変なの? エッチなことを考えているとママも私を嫌いになる?』と言ってきました。どう答えるべきか悩みました」
子どもへの伝え方、難しいですよね。
ママたちは、子どもにどう教えているのでしょうか?
「絵本の読み聞かせで、幼稚園の頃から生理・妊娠・出産の絵本も読んできました。だから、いやらしいと思うこともなく、自然に理解できたと信じています」
子ども向けの性に関する絵本は導入としておススメですね。
「性に対して罪悪感を持つのが一番よくないと思うので『恥ずかしいことじゃない』と、言ってあげています」
「幼稚園児の弟が『おっぱい見ると股間が…』と、言ったとき、母は『おっぱい好きなんやね~(笑)』と、笑い飛ばしていました。叱ったり、変な顔をするのはよくないですからね」
「性に興味がなければ子どもができない。人間には本能がある。食べる、寝ると同じように性欲も本能で備わっている。子孫繁栄のために、脳がその時期になると変わってくるのだよ。本能だから当たり前のことだと教えています」
おおげさに教えるのではなく、いたって当たり前のこと、恥ずかしいことではないと、自然な形で伝えられるといいですね。
「大事なのは、何かを教えることじゃなくて、なんでも尋ねられる、なんでも相談できる関係性を築くことだと思います」
子どもが知りたいと思った時に、尋ねる相手としてためらいなく親を選択できる関係性さえ作り上げておけば、性に対しても自然な形で話し合えるようになる。それが理想の流れですね。
(文・井上裕紀子)
■文中のコメントはすべて、『ウィメンズパーク』(2022年1月末まで)の投稿からの抜粋です。
※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。
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