箸は何歳から使える?子どもがしやすい練習方法は?
● 【8月4日は箸の日】食事のときに欠かせない存在といえば?
愛知県名古屋市に本店を構える箸などの製造、卸、販売を手がける株式会社藤本商會本店により8月4日は「箸の日」に制定されています。この日が選ばれたのは「は(8)し(4)」の語呂合わせから。毎日の食事に欠かせない箸への感謝を表すことが目的の日です。
藤本商會本店では、愛知県豊橋市にある龍拈寺に「箸塚」の石碑を建立しており、30年以上前から使い古された箸を供養する「箸供養」を行っているそうです。
補助箸からコツコツ練習派といきなり箸
フォークやスプーンも使うことはありますが、毎日の食事では「箸」を使っている家庭が多いのではないでしょうか。
上手に使えれば、たいがいのものは食べることができる箸。正しく使えることはマナーにもつながりますし、脳トレや受験の場面でも登場することが!
箸を使う練習は何歳ごろから始めることが多いのでしょう。口コミサイト『ウィメンズパーク』でママたちの声を集めてみました。
「間もなく4歳の子ども。補助箸ならうまく使えますが、通常の箸がうまく持てません。保育園の給食でこれからお箸を使うようになるそうで、家で練習するように言われているのですが…どのように進めればいいのでしょうか?」
「箸の使用しか認めていない」幼稚園への入園や、「○歳からは給食で箸を使用する」保育園の方針にあわせるため、お箸の練習を始めることが多いようです。
「子どもが箸しか持ってきてはいけない幼稚園に通っていました。毛糸を短く結んだものを用意してつまむ練習をしました。豆よりつかみやすいですし、早くできるようになったと思います」
「うちの子は2歳児クラスからお箸の練習をしていました。四角にカットした小さなスポンジを挟んでお椀に移すのをゲーム感覚で練習していましたよ。最初から普通のお箸でトレーニングして、そのまま持てるようになりました」
まずは食事のシーンではなく、遊びやゲーム感覚でお箸の練習をする家庭もあるようです。
一方強制的に使わせるパターンも!
「3歳後半に、スプーンとフォークをやめさせて、お箸だけを与えるように。それしかないのでそれを使うしかないという状況にしました。最初は怒っていましたがスルーしているうちに、手づかみしたりしながらどうにか普通に使えるようになりました」
数カ月でマスターできる子もいる中、小学校入学を控えてもうまく使えないと、親としては心配なところも。
「保育園年長クラスですがまだお箸が使えません。ご飯の前にお箸の練習をさせますが、本人がすぐ嫌になるので2~3分しか持ちません。無理に練習させてお箸が嫌いになっても困ると思い、無理強いしていないのですが、そろそろできたほうがいいのではと焦っています」
「息子の幼稚園では、年中になると息子以外全員がお箸を使えていました。焦って教えようとしても、本人に覚える気がないので放っておきましたが、さすがに年長になると自分だけ使えないのが恥ずかしくなったのか、急にお箸で食べるように。最初は手こずりましたが、そのうち使えるようになりました。結局は本人のやる気次第かも!?」
「うちの子は〈割り箸〉から使えるようになりました。子ども用の小さい箸よりも、物が滑らずつかみやすかったようです。外食のときに割り箸を使ったことから『箸が使えるかも!』と思ったらしく、家でも箸を使う頻度が増えました」
箸が1本ずつバラバラにならないようにする補助具や、正しい指の位置に輪っかがついている補助箸についてはさまざまな意見が出ています。
「指をはめる輪っかが取れるタイプの補助箸であれば、ひとつずつ外していくのがいいと思います。わが家は親指のみ輪っかをつけてうまく使えるようになって、普通の箸に移行しました。2歳半~3歳前頃で普通の箸に移行できましたよ」
「1歳になってお箸に興味を持ち出したので輪っかつきの補助箸を購入。でも持ちにくかったようで、1カ月ほどで普通のお箸に替えました」
「うちは年中になった時に、100均で売ってるお箸のパンツという簡易な留め具を使うようになりました。半年くらい経ってもう握り箸にはならなさそうと思ったタイミングで留め具をはずしました」
最初から補助箸が苦手な子もいれば、補助箸も使いながら持ち方をマスターする子も。箸を使えるようになるまでも子どもの個性が出るということですね。
(文・古川はる香)
■文中のコメントはすべて、『ウィメンズパーク』(2022年1月末まで)の投稿からの抜粋です。
※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。
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