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夜行性ベビーに要注意!0歳でつけたい「睡眠のリズム」

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iStock.com/ AGrigorjeva

日本の赤ちゃんは、世界でいちばん睡眠が不足していることをご存知ですか? 赤ちゃんの成長に欠かせない睡眠リズムはどうすれば整うのか、瀬川記念小児神経学クリニック理事長の星野恭子先生が解説します。

※この記事は、2018年1月16日、三井ショッピングパークららぽーと立川立飛にて開催した子育てママパパ向けの講座「ママtomoパパtomoオープンカレッジ(現:たまひよカレッジ) 子どもの睡眠と寝かしつけ講座」の内容からピックアップしてご紹介しています。

1歳までの睡眠リズムが、すこやかな成長のカギ

みなさん、お子さんを何時に起こしていますか?月齢によりますが、生後3~4ヶ月以降の赤ちゃんなら、朝8時でも遅いくらいです。

赤ちゃんは生後4カ月くらいで、だんだん1日24時間の地球のリズムに合わせて体内時計が整ってきます。「赤ちゃんを朝早く起こすのはかわいそうなので、自分で起きるまでぐっすり寝かせてあげよう」ではなく、なるべく朝早く起こしてあげましょう。人間は昼起きて活動する「昼行性」であり、脳と体の発達は、太陽に合わせて起きることから始まります。

生後6ヶ月の赤ちゃんの平均睡眠時間は、夜は11時間、昼は3時間15分。お昼寝の目安は2~3回です。お昼寝の時間が多すぎると夜眠れなくなりますので、たとえば7時に起きて20時に寝るとしたら、午前中と午後の2回くらいのお昼寝になりますね。たまに夕方寝ることもあるかと思います。

夜寝る前、どんなにすばらしい子守歌やお話を聞いても、昼寝が長すぎると、子どもはなかなか寝てくれません。睡眠リズムが狂うと心身の発達に影響を及ぼし、思春期近くになると睡眠リズムを変えるのはとても難しくなります。1歳までの時期が、睡眠と生活リズムを整えるのに最も大事な時期だと考えています。

夜行性ベビーに要注意!発達に問題が生じるリスクが。

世界中の赤ちゃんのうち、いちばん寝ていないのは日本の赤ちゃんだというデータがあります。夜通し働く人が多い日本人は、全体的に睡眠不足で生活リズムが不規則な国です。近年はだんだん改善されてきましたが、2000年頃までは夜10時以降に寝る3歳児の割合が6割に達していました。

赤ちゃんが夜行性になると、指さしができなくなる、喃語が少なくなるなどコミュニケーションの発達に問題が生じるリスクが高くなります。
たとえば、ある1歳8ヶ月のお子さんは毎晩夜中の2時に寝ており、怒りっぽくて運動発達に問題があったのですが、早寝早起きをしてもらって睡眠リズムを整えたところ、機嫌もすっかり直り、運動もあっというまに追いつきました。

日光を浴びて体を動かし「命のリズム」を整えよう

地球に生きているものにはみんな、命のリズムがあります。かつて電気もテレビもなかった時代は人間が命のリズムを守ることは簡単でしたが、文明が進んだ今は努力が必要になってきています。いちばん大事なのは、朝早く起きて太陽の光を浴びて動くこと。太陽の光は脳の「視交叉上核(しこうさじょうかく)」という部位に入り、体内時計を整えて命のリズムを正常にしてくれます。

~ママ、パパ、早く寝ようね~

私は全国で「睡眠と子どもの発達」についてのお話をしていますが、参加者から「この話は子どもが赤ちゃんの時に聞きたかった~、もっと早く知りたかった~」という声をよく聞きます。

今、赤ちゃんもママもパパも生活が夜型に傾いている、というご家庭は少なくないと思います。
でも、赤ちゃんに合わせて、家族みんなで朝型にできるといいですね。体の様々なホルモンは、夜寝て・朝早く起きて・昼間運動して、正常なリズムで分泌されます。「早寝・早起き・朝ごはん」を心がけ、昼間は公園や赤ちゃん広場などでめいっぱい活動させ、夜はしっかり眠るというメリハリが大切ですね。(文・たまひよカレッジ運営事務局)

■講義「『はやおき はやね』と脳の発達」/星野恭子先生 より抜粋

「ママになっても・パパになっても学びたい!」というママ・パパを応援する「たまひよカレッジ」。ママがパパと一緒に赤ちゃん連れで大学で学ぶイベントです。
今回は三井不動産株式会社の協賛で、三井ショッピングパークららぽーと立川立飛での特別出張講座でした。

三井ショッピングパークららぽーとでは「ママwithららぽーと」という取り組みをしています。お子さまがお腹にいる時も、大きくなってからも、ママが楽しく安心して過ごせるように、ベビー休憩室や子どもが遊べるスペースのご用意のほか、ママ友と交流できるイベント、親子で楽しめるワークショップなどの開催もしています。
https://www.mamawith.jp/

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