おっぱいを飲んでは寝る!【新生児】赤ちゃんの6月のお世話
1日の大半をねんねですごし、「おっぱいを飲んでは寝る」を繰り返す日々。おしっこやうんちも頻繁の新生児期の赤ちゃんとの6月の過ごし方を紹介します。
か弱く見える赤ちゃんですが生きていくための力はしっかり備わっています。
出生時の平均体重は約3kg、身長は約50cmです。生まれてすぐのころ、ほとんどの赤ちゃんは体重が一時的に減ります。これは、おっぱいやミルクを飲む量よりも排泄する量が多いから。生後7~10日ほどで出生時の体重に戻り、その後は増えていきます。視力は0.01~0.05くらいで目の前から約30センチ先にあるものがぼんやり見える程度です。とくに人の顔を認識しやすいといわれ、明暗にも敏感です。耳は良く聞こえています。おっぱいのにおいや甘い味、寒い、暑い、痛いなどもわかります。
赤ちゃんとのコミュニケーションはおっぱいとおむつ替えでOK!
ねんねしたと思ったら泣いて、おっぱいを飲み、うとうとしたらまた泣いて、おむつを替えてまたねんね。退院してしばらくの間はこんな毎日が続きます。赤ちゃんは夜も頻繁に目を覚ますので、ママも寝不足気味になるかもしれません。しばらくは赤ちゃんのペースに合わせて過ごしましょう。ママも赤ちゃんと一緒に休みながら乗り切って。おっぱいとおむつ替えの繰り返しで1日が過ぎていきますが、お世話の時に赤ちゃんに触れたり声をかけたりするだけで赤ちゃんとのかかわりは十分です。泣いたら、抱っこして赤ちゃんの目を見て、「おっぱいをあげようね」「おむつを替えようね」など、少し高めの声でやさしく声をかけて。赤ちゃんも安心し、ママやパパとの絆も深まっていきます。
決まった時間に1日1回の沐浴を
新生児期は大人と一緒のおふろに入れません。ベビーバスで1日1回、沐浴をします。お湯の温度は39~40度くらいにします。手のひら、首、耳の後ろ、わきのした、股などは汚れがたまりやすいので、石けんできれいに洗います。あがり湯をかけ、バスタオルでやさしく抑えるようにふきます。さっぱりしたら、ほてりをしずめてから寝かせましょうね。このころの赤ちゃんは体温調節がまだうまくできないので、1カ月健診のころまでは室内で過ごしましょう。住むところによっては寒いところもあるので、寒いときは暖房やはおりもので調節します。時々窓を開けて空気を入れ替えることも大切。湿度は50~60%くらいに保ちます。空気が乾燥しているときは、ぬらしたタオルを部屋に干すなどして加湿しましょう。
赤ちゃんとおでかけできるのはまだ先ですが、おでかけできるときに備えて、ベビーカーやマザーズバッグを準備しておきましょう。A型ベビーカーはリクライニングの角度がほぼ水平になるので、生後1カ月から長く使えます。ただし、7カ月ごろから使えるB型に比べると大きく重いため、使い勝手や保管場所を確かめて。
いかがでしたか?待ちに待った赤ちゃんと過ごす日々。赤ちゃんのペースに合わせてママも体を休め、おっぱいやおむつ替えを通して絆を深めてくださいね。
(文:たまひよONLINE編集部)
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『6月生まれの赤ちゃんガイド』(ベネッセコーポレーション刊)より抜粋