大人のまねっこが上手に!【生後10ヶ月】赤ちゃんの6月のお世話
伝い歩きをするようになり、手や指を器用に使うようになる「生後10ヶ月」の8月生まれ赤ちゃん。まねっこや「バイバイ」などもするようになります。そんな赤ちゃんとの6月のお世話を紹介します。
好奇心からの探索活動が盛んです
つかまり立ちが上手になり、つかまったまましばらく立っていられたり、片手におもちゃを持って立っていられるようになります。でもまだはいはいの方が素早く移動できます。行動範囲が広がり、手当たり次第にいろいろなものに触ります。引き出しの中身をばらまいたりしますが、これは好奇心から周りのものを確かめる探索活動。心の発達に必要なプロセスなので危険なものは片付け、ある程度自由にやらせてあげましょう。
また、大人が「バイバイ」「バンザイ」などと言いながら身振りを見せると、まねをするようになります。くり返すうちに、その言葉を聞いただけで身振りをするようになります。また、ママやパパの言葉の発音をまねて、ゴニョゴニョと声を出す子が多くなります。
手づかみ食べが盛んになります
手指がさらに器用になる、「生後10ヶ月」の赤ちゃん。目で食べ物を確認し、手で大きさやかたさなどを確かめ、持ち方や力加減を調整しながら口に運ぶことができるようになります。また、自分で食べたいという意欲も増すため、手づかみ食べが盛んになります。また、ママやパパが持ったスプーンや離乳食に手を伸ばすようになり、スムーズに食べさせにくくなるころ。そんな時は食事の最初に手づかみメニューを持たせましょう。スプーンを持ちたがったら、ベビー用スプーンを持たせ、自分で食べたい気持ちを満足させてあげてくださいね。ママやパパと同じ食卓で離乳食を食べる機会も増えてくるので、食卓でのやけどに注意しましょう。熱々の大人のみそ汁の椀をひっくりかえす、テーブルに置いた熱い鍋に触れるなど、ママやパパが「危ない!」と思った瞬間には手を伸ばしているものです。赤ちゃんが手の届く範囲に熱いものは置かないようにしましょう。
公園で体を動かして遊びましょう
天候がすぐれない日が続きますが、梅雨の晴れ間には公園での外遊びを心がけて。ママやパパに体を支えてもらいながら滑り台で遊んだり、抱っこでブランコに乗ったり。遊具が無くても、芝生ではいはい、ベンチで伝い歩きと、体を思い切り動かせます。たくさん遊ぶと食欲が出て、夜はぐっすり。20時ごろには寝かせて早寝早起きのリズムを定着させましょう。
行動範囲が広がる分、思わぬけが・事故にも注意。けがの応急処置用に消毒薬、脱脂綿、綿棒、滅菌ガーゼ、包帯、包帯留めテープ、絆創膏、はさみ、ピンセット、毛抜きなどを用意しておきましょう。発熱したときに備えて体温計、水枕、熱冷却シート、解熱役(かかりつけ医に処方してもらったもの)があると安心。救急箱は赤ちゃんの手の届かないところに置きましょう。
はいはいや伝い歩きで行動範囲が広がり、ママやパパも目を離せないとき。事故・けがに注意して赤ちゃんとの日々を楽しみましょう。
(文:たまひよONLINE編集部)
※『8月生まれの赤ちゃんガイド』(ベネッセコーポレーション刊)より抜粋
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