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江戸時代の医学書にも! 妊娠中の骨盤ケアで安産&プチ不調解消の秘密

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1832年(天保3年)に発行、日本で初めてといわれる家庭の医学書的な文献『病家須知』(びょうかすち/書名は「病家(病人のいる家)」と「須知(すべからく知るべし)」という意味だそうです)。この本には、胎児の背骨の方向ができるだけ垂直になるように、母体の子宮と骨盤を整えることが安産につながる、と記されているんだそう。

すでに江戸時代から、妊娠中の骨盤ケアの大切さが言われていたなんて、ちょっとびっくりですね!

さらに、骨盤ケアにとっても詳しい助産師さんに取材をしたところ、骨盤を整えることによって、妊娠中~産後のママの体にいいことづくし、なことがわかったんです。

妊娠中の骨盤ケアが大切なのはなぜ?

妊娠中のママの骨盤は、お産に向けて少しずつ緩み始め、赤ちゃんが産道をくぐり抜けられるように変化していきます。ところが、いろいろと便利になって、あまり体を動かす必要がなくなった現代では、骨盤を支える靭帯(じんたい)が細く、力が弱くなっていて、お産に向けての体の変化がうまくいっていない妊婦さんが多いとか。骨盤がゆがんで内臓が下がるため子宮の形もいびつになり、子宮の中の赤ちゃんも体をスムーズに動かせなくなったり、さかごになると治りにくかったりする原因のひとつではないか、という説もあるそうです。

また、早い時期から関節や靱帯が緩むことで骨盤が広がるため、赤ちゃんが下がりすぎて子宮頸管(けいかん)(赤ちゃんの出口部分)が短くなって、切迫早産のリスクも高まる可能性があると言われているんだそう。

骨盤のゆがみはお産にも影響するそうで、産道が狭くなってしまうことから、お産が進みにくくなることもあるようなんです。妊娠中の骨盤のゆがみはいろいろなトラブルにつながりそう。できるだけ解消しておくのがよさそうです。

では、骨盤のゆがみチェックをしてみましょう。あなたは、いつも同じ向きで寝るのがラクだったり、あお向けで寝たときに足先が左右どちらかを向いてしまったり、スカートがくるくる回ってしまったりすることはないですか!? もし当てはまることがあったら、骨盤がゆがんでいるかも。

また、横座りをしたときに、左右とも同じようにできますか? 左右どちらかに座っても肋骨と骨盤の左右差が同じならOK。でも違っている場合は、骨盤のずれや傾きがあるのかもしれません。一度、鏡でチェックしてみるといいかも。

妊娠中に骨盤を整えると、どんないいことがあるの?

妊娠中に骨盤を整えるメリットは、驚くほどたくさんあります。安産にいいだけでなく、体のバランスが均等になり血流がよくなることによって、おなかの張り予防にも効果的。妊娠中の体重増加を抑えられたり、体の冷えが解消できて、頭痛や肩こり、腰痛にもいいんだそう。さらに産後は母乳の出がよくなったり、体形戻しにも◎! ということで、これはやらなきゃ損ですよね!

骨盤ケアって、どんなことをすればいいの?

では妊娠中の骨盤ケアって、何か特別なエクササイズが必要なのでしょうか? いいえ、実はとっても簡単なんです。まずはウエストラインが左右対称になるように、体の重心を意識した姿勢を取ること。そして、骨盤の中心にある仙骨(尾骨の上にあって、背骨の土台となっている重要なパーツ)を立てるつもりで、立ったり座ったりするだけなんです。これならいつでもどこでもできますし、腰痛で悩んでいるパパにもよさそうです。

いかがでしたか? 最初はちょっと意識しないと難しいかもしれないけれど、習慣にしてしまえばしめたもの。産後の体形戻しや母乳育児のためにも、妊娠中の今からぜひ試してみてくださいね!(文・たまごクラブ編集部)

監修:芥川バースクリニック 助産師 鳥越敦子さん
参考文献:「病家須知」平野重誠/農文協刊

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※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。

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