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赤ちゃんの予防接種、定期健診の重要性とタイミング

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赤ちゃんが生まれると、自治体から定期的に健診を受けるよう、お知らせが届くところが多いです。また、さまざまな予防接種を受けることも推奨されます。赤ちゃんにとって定期健診や予防接種はとても大切なもの。なぜ必要なのか考えてみましょう。

予防接種と定期健診を受ける目的

病原体への抵抗力が弱い上、内臓の機能が未発達な赤ちゃんは、病気にかかると進行が早く、悪化しやすい傾向があります。とくに赤ちゃんがかかるとこわいのが感染症です。また、ぐんぐん発育・発達していく時期だけに、順調に成長しているか確認することも重要です。

健診で病気を早期発見する

大人と赤ちゃんが病気になったときの最大の違いは、病気の進行が早いこと。年齢が小さいほど症状が全身に及びやすく、重篤な事態にもなりやすいのです。また、病気は早期発見が大切ですが、赤ちゃんの病気は症状がわかりにくくママやパパには気づけない病気や、生まれつきの病気が隠れていることも。定期健診を受けるのは、そうした病気を早期発見し、適切な治療を始めることで、赤ちゃんの発育・発達への影響をできるだけ少なくするためです。

予防接種で怖い病気から赤ちゃんを守る

生まれたばかりの赤ちゃんは、おなかの中でママからもらった免疫と、母乳に含まれる免疫によって、ある程度病気から守られています。免疫とは、体の中に入ってきた病原体が悪さをしないように、体を守る機能のこと。しかし、ママからの免疫が有効なのは6カ月ごろまで。また、感染症の種類によってはママから免疫をもらっていないものもあります。そのため、6カ月以降の赤ちゃんはさまざまな病気にかかりやすい状態にあります。そこで予防接種を受けて怖い病気から守る必要があるのです。

定期健診で確認できること

定期健診を実施する月齢は赤ちゃんの発育・発達の節目に沿って決められていて、そこを順調に通過しているかどうかを医師が確認します。赤ちゃんの病気を早期発見すること、心と体の成長を継続的にみることが、定期健診の大きな目的です。

定期健診ではどんなことを行うの?

☆すべての定期健診で行うこと
身体測定/おなかの触診/口の中の診察/大泉門(だいせんもん)の触診/聴診/性器の診察/問診

☆各定期健診で確認すること
・1カ月健診:体重の増加や先天的な病気の有無
・3~4カ月健診:首すわりの様子
・6~7カ月健診:おすわりの様子など運動・神経の発達
・9~10カ月健診:つかまり立ちや立っち、大人のまねの様子
・1才健診:つかまり立ちや伝い歩きの状況
・1才6カ月健診:あんよ、コミュニケーションの様子

体の発育・発達状態と、心の発達などを確認

低月齢児は体重の増え方や先天性の病気の有無を確認し、月齢が進むと体の発育・発達状態に加え、心の発達もみます。母子健康手帳に、その月齢で確認しておきたい項目が書かれているので、定期健診前に目を通し、赤ちゃんの様子を記入しておくといいでしょう。

ママの育児の不安や疑問を解消する

定期健診は医師や保健師が赤ちゃんの様子をみるためだけの場ではなく、ママが抱えている育児の不安や疑問を解消する場でもあります。気がかりをスッキリ解決してから帰宅できるように、ささいなことでもどんどん質問しましょう。

定期健診で「様子をみましょう」と言われたら?

健診のときに「様子をみましょう」と言われると、ママは不安になってしまいますね。今の段階では判断できないときや、今はできないけれど成長すればできるようになることも多いときなどに、言われることが多いようです。小児科やそのほかの専門家の受診や検査の指示がなければ心配しすぎなくて大丈夫。定期的に様子を見せるように指導されたときは、指示に従いましょう。

定期健診に行くときの持ちもの

○必ず持っていくもの
母子健康手帳
健診のお知らせ(問診票)

○個別健診の場合に必要なもの
健康保険証
診察券

○用意しておきたいもの
メモ帳(事前に質問を書き留めておくとGOOD)
ボールペン
着替え(1組)
おむつ
哺乳びん・飲みもの
ビニール袋
タオル
おもちゃ(小さいサイズで音の鳴らないもの)
バスタオル(おくるみや敷物代わりに使えるので便利)

予防接種で防げる病気

予防接種を受けるいちばんの目的は、感染すると重症化しやすい感染症に対して、赤ちゃんの体に免疫を作ってあげること。予防接種は重い病気から赤ちゃんを守る強い味方です。

症状が重い怖い病気を予防

予防接種のワクチンが作られている病気は、感染すると症状が重く現れて後遺症が生じたり、最悪の場合は死に至ることもある怖い病気ばかり。それらの病気にかからないようにしたり、かかっても軽く済むように、あらかじめ人工的に免疫をつけるのが予防接種の目的です。

☆予防接種にはこんな意味も
予防接種によって赤ちゃんが病原体に対する免疫を獲得することは、社会から病原体を撲滅することにもつながります。先天的な病気などの理由で予防接種を受けられない人たちのためにも、「社会全体で感染症にかかる人を減らす」という意識を持つことが大切です。

定期接種について

定期接種は、国や自治体が「受けるように努めなければいけない」として、予防接種法で決められたワクチン。ほとんどの場合、無料で接種できます。接種する期間が決められているので、自治体などから送られてくる通知などをよく読んで、受け忘れないようにしましょう。

任意接種について

任意接種は、希望する人が自己負担で受ける予防接種。種類により自治体が費用の助成を行っています。任意接種だから受けなくていいというものではありません。かかると重症になる恐れがある病気を予防するものですから、積極的に受けるようにしましょう。

日本の子どもが受けられるワクチンは?

予防接種を受けるタイミング(推奨例)

同時接種について

同じ日に複数のワクチンを打つ方法です。海外では一般的に行われており、接種に行く回数を減らせるというメリットから日本でも同時接種が増えています。基本的にすべてのワクチンが同時接種できますが、心配なことは事前にしっかりかかりつけ医に確認しておきましょう。

副反応について

体内に入ったワクチンが何らかの反応を起こすことがあります。その症状が重症だったり、目的としていない反応だったりすることを副反応と言います。発熱や接種部位の腫れなどが主な症状。数日で回復するケースがほとんどです。
 予防接種の副反応は限りなく少なくなるように努力されています。しかし頻度は少ないものの、万が一重大な副反応が出た場合に、医療手当などが保障される制度があります。

まとめ

赤ちゃんが元気ですくすく大きくなるのを応援するために、予防接種や定期健診が大きな役割を果たしていることがわかりますね。予防接種、定期健診のスケジュールを確認し、受け忘れないようにしてくださいね。
(文・ひよこクラブ編集部)

監修
横田俊一郎先生
横田小児科医院院長。東京大学医学部付属病院小児科、社会保険中央総合病院(東京都新宿区)小児科部長などを経て、1993年に開業。ありふれた病気、健康増進のための医学、子育て支援をテーマに勉強を続けていらっしゃいます。

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