SHOP

内祝い

  1. トップ
  2. 赤ちゃん・育児
  3. 【医師監修】赤ちゃんの髄膜炎は早めの予防接種で防ぐ!見逃しがちな初期症状を医師が解説

【医師監修】赤ちゃんの髄膜炎は早めの予防接種で防ぐ!見逃しがちな初期症状を医師が解説

更新

naumoid/gettyimages

赤ちゃんが予防接種を受けていれば防げる病気もあります。とくに、感染後の初期症状が、鼻水やせきなどしか出ない感染症、髄膜炎は要注意! いったいどんな病気なのか、小児科医の山中龍宏先生に伺いました。

発見が難しい細菌性髄膜炎に要注意

脳や脊髄(せきずい)を覆っている髄膜が、侵入した細菌やウイルスに感染して炎症を起こします。髄膜炎(ずいまくえん)には細菌性ウイルス性の2種類あり、多くは風邪症候群と同じような症状で始まります。その後、発熱、激しい頭痛、嘔吐、下痢の症状などが見られます。けいれんや意識障害などが起こることもあります。

細菌性髄膜炎(さいきんせいずいまくえん)とは?

ヒブ(インフルエンザ菌b型)や肺炎球菌が原因で髄膜に炎症を起こします。ヒブ菌や肺炎球菌は、鼻やのどの常在菌ですが、菌が血液中に入り込むと、体中に炎症を起こします。
3ヶ月以上の赤ちゃんの場合は、大半がヒブ菌、残りが肺炎球菌によるものです。

どんな症状?

細菌性髄膜炎は発見の難しい病気で、発熱、嘔吐など風邪の症状が進み、意識障害が出て初めて診断がつくこともあります。

かかってしまったら?

診断がつけばすぐに入院して、抗菌薬などで治療します。適切な治療をしても死亡したり、後遺症を残すことがあります。
最近は抗菌薬がききにくい耐性菌が増加しています。

予防法は?

生後2ヶ月になったら、定期接種のヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチンを受けられます。それぞれ、接種回数の多いワクチンなので、なるべく早く接種を始めることをおすすめします。

ウイルス性髄膜炎(ういるすせいずいまくえん)とは?

無菌性髄膜炎(むきんせいずいまくえん)とも呼ばれ、多くはウイルス性胃腸炎が原因で、髄膜が炎症を起こします。

どんな症状?

風邪症候群と似た症状で始まり、発熱や頭痛、嘔吐などが見られます。

かかってしまったら?

細菌性髄膜炎と異なり、軽症で済むことが多く、必ずしも入院を必要としません。解熱鎮痛薬などの対症療法を行います。

発症すると重症化する髄膜炎は、予防接種で防げます。生後2ヶ月からできれば6ヶ月までに3回接種するのが理想なので、なるべく早めにスケジュールを立てて、赤ちゃんを守ってあげて。(文・ひよこクラブ編集部)

■参考:「いつでもどこでもHAPPY育児生活ガイドBOOK」(ベネッセコーポレーション刊)

監修/【小児科医】山中龍宏 先生

初回公開日 2018/07/12

育児中におススメのアプリ

アプリ「まいにちのたまひよ」

妊娠日数・生後日数に合わせて専門家のアドバイスを毎日お届け。同じ出産月のママ同士で情報交換したり、励ましあったりできる「ルーム」や、写真だけでは伝わらない”できごと”を簡単に記録できる「成長きろく」も大人気!

ダウンロード(無料)

育児中におススメの本

最新! 初めての育児新百科 (ベネッセ・ムック たまひよブックス たまひよ新百科シリーズ)

つわりで胃のムカムカに悩まされたり、体重管理に苦労したり、妊娠生活は初めての体験の連続ですね。この本は、そんなあなたの10ヶ月間を応援するために、各妊娠月数ごとに「ママの体の変化」と「おなかの赤ちゃんの成長」を徹底解説!トラブルや小さな心配を解決できます。陣痛の乗りきり方や、産後1ヶ月の赤ちゃんとママのことまでわかりやすく紹介します。

初めての育児 新百科

Amazonで購入

楽天ブックスで購入


赤ちゃん・育児の人気記事ランキング

関連記事

赤ちゃん・育児の人気テーマ

新着記事

ABJマーク 11091000

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第11091000号)です。 ABJマークの詳細、ABJマークを掲示しているサービスの一覧はこちら→ https://aebs.or.jp/

本サイトに掲載されている記事・写真・イラスト等のコンテンツの無断転載を禁じます。