はじめまして!【新生児】赤ちゃんの9月のお世話
9月生まれの赤ちゃんは、このころどんな様子なのでしょう?
さわやかな秋の気配が漂うころにわが家にやってきた赤ちゃん。とても頼りなく見えるけれど、ちゃんと自分の力で育つ力をもっています。そんな「新生児期」の赤ちゃんとの9月の過ごし方を紹介します。
体温はやや高め、呼吸や脈拍は大人の倍以上
赤ちゃんは新陳代謝が盛んなため、体温は37度前後と高めです。呼吸や脈拍も大人の倍以上の速さ。͡このころは鼻呼吸が中心で、口で上手に呼吸ができません。鼻が詰まるとフガフガすることがありますが、おっぱいを飲むときに苦しくないようなら心配ありません。
このころの赤ちゃんは、1日の大半を寝て過ごします。まだ昼夜の区別はありません。眠りが浅く2~3時間おきに目を覚まします。しょっちゅう泣いているように感じられることもありますが、成長とともに、少しずつねんねのリズムができてきますよ。
お世話のときはやさしく声をかけて
おっぱいとおむつ替えの繰り返しで1日が過ぎていきますが、お世話のときに赤ちゃんに触れたり声をかけたりするだけで赤ちゃんとのかかわりは十分。泣いたら抱っこして赤ちゃんの目を見て、「おっぱいあげようね」「おむつ替えようね」など、少し高めの声でやさしく声をかけましょう。赤ちゃんも安心して、ママやパパとの絆も深まっていきますよ。
赤ちゃんはおなかがすいた、おむつが汚れた、暑い、寒い、抱っこしてほしいなどを泣いて伝えます。最初は理由がわかりませんが、徐々に泣き方でわかるようになります。
退院してしばらくの間はおっぱいとおむつ替えの繰り返しで、赤ちゃんは夜も頻繁に目を覚ますのでママも寝不足になるかもしれません。しばらくは赤ちゃんのペースに合わせて一緒に休みながら過ごしましょう。
赤ちゃんを寝かせるときはあおむけに
医師からうつぶせ寝を勧められている場合以外は、あおむけにして寝かせましょう。うつぶせ寝は、SIDS(乳幼児突然死症候群)の危険性を高めると言われています。SIDSの原因はまだ解明されていませんが、睡眠中の呼吸機能低下と関連があると考えられています。SIDSの予防には、周囲の人の禁煙や、なるべく母乳で育てることも大切とされています。また、赤ちゃんがねんねしているときに一人にしないことも大切です。
生まれて間もない赤ちゃんもウイルスや細菌に感染することがあります。病原体を家の中に持ち込まないように、手洗いやうがいを小まめにしましょう。
退院してからもおっぱいとおむつ替えに追われ、疲れていませんか?昼夜関係なく続くお世話に寝不足のママも多いこの時期。パパや家族にサポートしてもらい乗りきりましょう。(文:たまひよONLINE編集部)
※『9月生まれの赤ちゃんガイド』(ベネッセコーポレーション刊)より抜粋
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