子どもが病気のときは「1人LINE」が便利!ママ小児科医&先輩ママが実践してること
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働くママ・パパには、いくつもの難関があり「修羅場」と化すことが多々あります。今回は大きな修羅場の1つ、「子どもが病気になった時」について、先輩ママたちが実践している対策・対処法などをご紹介します。
病気の履歴は1人LINEで保存
「LINEで自分1人のグループをつくって活用しています。子どもの調子が悪いときは、熱の変化や様子・経過をLINEにメモ。日時は自動で記録されるし、写真も保存できるので、そのまま受診時に見せられて便利です。」
スマホの育児日記のおかげで、情報共有がスムーズ
「スマホで育児日記を書いて、家族に限定公開をしています。日頃から子どもの体調の変化や食事の好き嫌いなどがすべて共有できているので、夫や両親に預ける際に助かりました。」
プロに看護してもらえるので、病児保育はかえって安心
「『病気の子どもを病児保育に預けてまで仕事をするなんて』との声に胸が痛んだことも。でも、プロに看護してもらう方が安心だと気持ちを切り替えました。」
ママ小児科医・森戸やすみ先生からのアドバイス
ご自身も働くママである小児科医・森戸やすみ先生からもアドバイスをいただきました。
感染を防ぐため、病気の時は食器やタオルを共用しない
「インフルエンザや胃腸炎の時だけでなく、ちょっと風邪っぽいなと思ったら、タオルや食器は共用しないことが予防につながります。」
咳をする時は口に手を当てさせる習慣を
「子どもの時から習慣づけを。家庭内でのウイルスの飛散を減らせるし、エチケットも身につきます。飛沫を浴びたと思ったら、すぐに手洗いを。」
食べたくない時は無理させない
「食べたものを消化するのには体力を使います。子どもが病気の時はムリに食べさせようとせずに、食べられるものを食べさせるだけでOK。食べたくなさそうだったら水分だけ与えて安静にしておきましょう。」
便や尿、じんましんなどは写真で、痙攣は動画で撮っておいて
「便や尿の色、じんましんの様子などは時間が経つと変わるので、写真に撮っておくといいですね。痙攣かなと思ったら、可能であれば動画で撮っておいてもらえると判断しやすいです」
1年間で子どもはどのくらい保育園を休む?
月齢別 保育園児の年間病欠日数(※)は、0歳児クラスでは平均19.3日、1歳児クラスは12.8日、2歳児クラスは8.9日。5歳児クラスでは5.4日にまで減っていました。成長するにつれて病気になる日数は減っていくようですね。
※東京女子医科大学医学部衛生学公衆衛生学教「保育園児の病欠頻度に関する研究」(2017年10月)より
働くママ・パパにとって、子どもの病気時の対応はとても大変なこと。先輩ママや森戸先生のアドバイスを取り入れて、日頃から備えておけるといいですね。
■参考:「bizmom(ビズマム)」2018年夏秋号 特集「共働き生活が上手くいくコツ150」
■監修:森戸やすみ先生(ママ小児科医)
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