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赤ちゃんの予防接種「なぜ?」「どうして?」の疑問にアンサー

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naumoid/gettyimages

予防接種は、赤ちゃんを病気から守るための効果的な手段です。予防接種で防げる病気がたくさんあるとわかっていても、「何度も接種するのがかわいそう。本当に必要?」「ワクチンの数が多くて、予防接種のスケジュールを立てるのが難しい」と感じるママ・パパが多いよう。「ひよこクラブ」の人気連載「すくすく成長日記」監修でおなじみ、小児科医の若江恵利子先生に、赤ちゃんの予防接種の疑問・気がかりについて聞きました。

関連:「インフルエンザはなぜ毎年?」赤ちゃんの予防接種“ココが気になる”Q&A

知っておきたい!予防接種の基礎知識

予防接種には、国や自治体が積極的接種を推奨していてほとんどの場合無料で受けられる「定期接種」と、自治体によっては公費補助が出ることもありますが基本的には費用が自己負担になる「任意接種」があります。予防接種で防げる病気には、有用な治療法がなく、感染すると重症化しやすく、ときに重い後遺症を残したり、まれに死に至る可能性があるものも。乳幼児期に受ける予防接種については、詳しい案内が自治体から送付されるので、早めにスケジュールを立てて接種しましょう。

乳幼児期の定期接種のワクチン(防げる病気)

・B型肝炎(B型肝炎)
・ヒブ(ヒブによる細菌性髄膜炎・細菌性肺炎・喉頭蓋炎など)
・小児用肺炎球菌/PCV13(肺炎球菌による細菌性髄膜炎・敗血症など侵襲性感染症)
・四種混合Ⅰ期/DPT-IPV(ジフテリア、百日ぜき、破傷風、ポリオ)
・BCG(結核)
・MRⅠ期(麻疹・風疹)
・日本脳炎Ⅰ期
・水痘(水痘)

乳幼児期の任意接種のワクチン(防げる病気)

・ロタウイルス(ロタウイルス胃腸炎・ロタウイルス脳症)
・おたふくかぜ(おたふくかぜ、ムンプス難聴)
・インフルエンザ(インフルエンザ)

予防接種の受け方についての疑問にアンサー!

定期接種のワクチンについては、自治体から予診票(接種券)と接種できる医療機関・推奨月齢の案内などが送付されるので、基本的にはそれに従って接種すれば問題ありません。とはいえ、数多くあるワクチンの種類や任意接種についてなど、ママ・パパたちには疑問が多いよう。若江先生に、予防接種の受け方について聞きました。

Q 任意の予防接種を受けるかどうかの判断基準は?(1ケ月・男の子)
A 定期接種と同様、任意も重要なワクチンです
制度的な違いがあるだけで、定期接種と同じく、任意の予防接種もすべて重要なものです。たとえば、おたふくかぜにかかると、ムンプス難聴という後遺症が残ることがあります。このように重症化すると怖い病気です。任意接種は金銭的な負担はかかりますが、病気にかかった場合のリスクや入院などの負担を考えると、積極的に接種することをおすすめします。

Q 数種類をまとめて接種することがあるのはなぜ?(3ケ月・男の子)
A 同時接種なら多くの病気に対し、より早く免疫がつくため
数種類のワクチンを同時に接種することで、多くの病気に対してより早く免疫をつけられるというのが、最大の理由です。1種類ずつ数回にわけて接種するよりも、予防接種のための受診回数も減らせるので、赤ちゃんとママ・パパの負担軽減にもつながります。同時接種により、ワクチンの効果が落ちることはありません。

Q ロタウイルスの生ワクチン、2回接種と3回接種の違いは?(8ケ月・女の子)
A 効果や副反応の差はなく、どちらを選んでも問題ありません
ロタウイルスのワクチンの2回接種か3回接種かは、ワクチンのメーカーの違いです。効果や副反応に差はなく、金額も同額。小児科によって、どちらか選べるところと、1種類しかないところがありますが、どちらも効果が高く、安全性の高いワクチンです。どちらを選んでも問題ありません。

予防接種を受けられない場合ってあるの?の疑問にアンサー! 

予防接種をスムーズに受けられるよう計画を立てても、赤ちゃんが体調を崩したりして予定が狂うことも。「体調が悪いときでも接種して大丈夫?」など、予防接種の注意点について、若江先生に聞きました。

Q 下痢をしている場合、予防接種は受けられる?(7ケ月・男の子)
A 軽症であれば接種可能。心配なら小児科医に相談を
予防接種は、病気にかかっていても発熱がなく、医師が軽症と判断すれば受けられることもあります。心配な場合は、病院に行く前に電話で相談するといいでしょう。日程を変更できるようなら、症状が治まってから接種しても。急な発熱など思わぬ事態に備え、余裕を持ってスケジュールを立てておくことが肝心です。

Q 卵白アレルギーです。受けられない予防接種はある?(1歳3ケ月・女の子)
A 重度の場合、インフルエンザの予防接種が受けられないことも
卵白アレルギーの程度にもよりますが、卵を食べるとアナフィラキシーショックが心配される重度の場合は、インフルエンザの予防接種を控えることもあります。これは、インフルエンザワクチンを製造する工程で卵の成分を使っているため。予防接種を検討する場合は、必ずアレルギー診断をした医師に相談しましょう。

関連:赤ちゃんの症状で緊急度がわかる!予防接種の副反応が出たらすべきこと

予防接種は、赤ちゃんを病気から守るために必要なもの。定期接種も任意接種もしっかり受けられるよう、ママ・パパは事前にスケジュールを立てて、余裕を持って進めたいですね。心配なことがあったら、かかりつけ医に相談しましょう。(取材・文/前田ユリ、ひよこクラブ編集部)

監修/若江恵利子先生
医療法人恵徳会あさかクリニック理事長。小児科医。東邦大学大森病院新生児科、愛育病院小児科を経て、栃木県で開業。

参考/「ひよこクラブ」2018年9月号「赤ちゃん39人のすくすく成長日記」より

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