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赤ちゃんはママのおなかの中の記憶を持っている?〜胎内記憶を話す子どもたち・前編

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diignat/gettyimages

「ママのおなかの中はポカポカで温かかったよ」
――もし、わが子が胎児のころの記憶を語り始めたら、どう思いますか? 
「冗談を言っているのね」「本当? もっと聞かせて!」など、さまざまな意見があるかもしれませんが、多くの子どもに“胎内記憶”はあるといいます。いったい、子どもたちにはどのような記憶があるのでしょう。胎内記憶研究の第一人者、産婦人科医の池川 明先生に伺いました。

ママを選んだ記憶も!? “胎内記憶”は2種類ある!

池川先生によると、“胎内記憶”には、文字通り“ママのおなかの中にいたころの記憶”以外に、“生まれる前に赤ちゃんがママを選んでいる”という記憶もあるといいます。不思議だけれど興味深い2種類の“胎内記憶”について、池川先生が語ります。

そもそも…“胎内記憶”ってホントにあるの?

「ある1冊の本を介して胎内記憶と出会い、半信半疑ながらクリニックのスタッフに胎内記憶の話を聞いたことが、研究を始めるきっかけになりました。一人はスタッフのおいっ子さんで、『おなかの中は暗くて寝ていて気持ちよかった』と言っていたという話。もう一人は、さかごで帝王切開手術によるお産だったというお孫さんの話。『包丁がグサッと刺さって足をつかまれて外に引きずり出された』と作文に書いたというんです。私は、その作文のコピーを目にしたとき、お孫さんの話とお産の状況があまりにもつじつまが合ったので、胎内記憶は『あるかな』と思いました。これが、一般的に知られている“ママのおなかの中にいたころの記憶”です。

その後、妊婦健診で来院する経産婦さんに胎内記憶のことを尋ねてみると、『うちの子、記憶ありますよ』という方が何人もいて。これは『ある!』と確信。それから約18年、胎内記憶の研究を続けています」(池川先生・以下同)

生まれる前にママを選んでいる記憶って?

「もう1つは、子どもたちの話をていねいに聞いていくと、私たちが生活する次元を越えた、生まれる前の魂レベルの次元で自分のルーツを覚えている子もいます。受精の段階から覚えていたり、ママ・パパとなる候補者の様子を見て“この人だ!”と思い、ママを選んで飛び込んだと語る子もいます。

『パパの始まりは○(丸)で、そのあとイトミミズになってだんだん手足が出てきたんだ』と話しながら自分の記憶を絵に描いてくれた子がいます。“パパは○だった”というのは、その子が誕生する根源となる精祖細胞のことを指すんだと思うんです。子どもによっては、それほど前からの記憶があるということにつながるのではないでしょうか」

生まれる前の次元もデジタル世界!?

「生後間もない赤ちゃんの視力はまだボーッと見える程度で、白・黒の認識はできても色彩はまだわかりません。でも、胎内記憶では色の識別ができているようです。生まれる前の、魂レベルの次元の様子を子どもたちに聞くと、『生まれる前はみんなで、親たちが映る街頭の大きなテレビで(私たちが生活する次元を)観ていたよ』と教えてくれる子がたくさんいるんです。『テレビを観たあと、鏡のようなものにママやパパの候補者が映し出されて行く先を決める』とか。そして、神様かと想像できる白いひげのおじいさんにママとパパのところへ連れてきてもらうと語る子が多いんです。『ここからは1人で行きなさい』と言われたり、そっとおなかに入れてもらったという子も。

子どもたちが生活する地域はバラバラなのに、同じような記憶を話します。雲からのぞき込んで様子を見ていたという子もいますが、“テレビ説”を語る子は多いですね。魂の次元でも、デジタル化が進んでいるのでしょう。そのうち、街頭の大きなテレビは4Kが8Kになるかもしれませんね(笑)」

関連:[三つ子まみれな毎日#45]三つ子と胎内記憶

「胎内記憶を絵に描いてもらったとき、つぼと掃除機のホースを描いた5~6才の子がいました。つぼは子宮、ホースは膣と産道でしょう。でも、4~5才を過ぎると忘れてしまう子のほうが多いんですよ」と池川先生。胎内記憶は確かに実証のないものですが、子どもが話し始めたときに、ママやパパが“あるかもしれない”という気持ちで尋ねてみると、また違った感動があるのではないでしょうか。(取材・文/茶畑美治子、ひよこクラブ編集部 撮影/奥本昭久[killi office])

*後編は、「ママの精神状態と胎内記憶の関係」について紹介します!

■監修:池川 明先生


池川クリニック院長。1954年東京都生まれ。医学博士。2001年9月、全国保険医団体連合医療研究集会での『胎内記憶』についての発表が話題に。胎内記憶の研究を続けながら、親子の立場に立ったお産と医療を目ざしています。

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