【医師監修】赤ちゃんが感染症?小児科でスムーズに受診するために知っておきたいこと

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赤ちゃんの具合が悪いときは、小児科に出向くときもあわててしまいがち。でも、落ち着いて、医師に伝えたいことや持ち物を準備しましょう。スムーズな受診につながるためのチェックポイントを、小児科医の山中龍宏先生に伺いました。
【記事監修】
緑園こどもクリニック 院長

Profile
1974年東京大学医学部卒業。同小児科講師、焼津市立総合病院小児科科長、こどもの城小児保健部長を経て99年から現職。NPO法人Safe Kids Japan理事長など。
参照/Safe Kids Japanホームページ、『事故防止ハンドブック』(消費者庁)
確かな診察のために…医師に伝えたいことは前もって整理!
「受診のときに、医師に伝えたい内容と持ち物は以下のとおりです。赤ちゃんの症状を的確に伝えるために、自宅で書いたメモを持参すると安心です。また、感染症の疑いがある場合の注意点もチェックしてください」(山中先生・以下同)
小児科を受診するとき、医師に伝えたいことはコレ!
☑症状が出始めた時期
☑これまでの症状の変化(せき、嘔吐、下痢、湿疹、けいれんなどがある場合、どのように変化したかを詳しく)
☑発熱の有無(体温の変化を記録しておくと◎)
☑水分、おっぱい・ミルク、離乳食はとれているか
☑機嫌や顔色、全身症状はどうか
☑おしっこ、うんちの回数や状態
☑眠れているか
☑同じ症状のきょうだいやお友だちはいないか
☑すでにほかの薬を服用しているか
☑ママが気になる「赤ちゃんのいつもと違う様子」など
小児科を受診するときの持ち物はコレ!
☑診察券
☑母子健康手帳
☑健康保険証・乳幼児医療証
☑おくすり手帳
☑現金
☑黒のボールペン
☑赤ちゃんの飲み物
☑ハンカチ、タオル
☑おむつ替えセット
☑着替え
☑汚れ物入れのビニール袋など
感染症の疑いがあるときの注意点
「感染症にかかっている、もしくはその疑いがあるときは、待合室などで、ほかの人に病気をうつしてしまう可能性があります。インフルエンザ、麻疹(はしか)、おたふくかぜ、水痘(水ぼうそう)など、強い感染力のある病気が疑われる場合は、小児科へ行く前に、まず電話で問い合わせを。そして、受診のしかた、どこで待てばいいかなどを確認してください」
赤ちゃんの具合が悪くなると、ぐずったり、吐いてしまったり…。ママは対処に追われてしまうことでしょう。でも、赤ちゃんの様子や体温、せきの症状などは、メモしておくことも大切です。受診時の的確な診断につながるので、心に留めておいてくださいね。(文・ひよこクラブ編集部)
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初回公開日 2019/3/6
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