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モンペと思われたらどうしよう。保育園や幼稚園と険悪にならずに、連携がうまくいくコツ

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幼稚園に通う
maroke/gettyimages

保育園や幼稚園に子どもを預ける。それが子どもの成長のために必要なこととはいえ、初めて自分の子どもを他人に預ける親としては、これまでにはない不安も多いことでしょう。親の不安を解消し、子どもが楽しい園生活を送るためには、親と園との連携がカギを握ります。連携がうまくいくコツのようなものはあるのでしょうか。そしてもし、連携がうまくいっていないと感じたら、どういった対応をすればいいのでしょうか? 幼児教育に詳しい白百合女子大学人間総合学部の秦野悦子先生(発達心理学)にお話を聞きました。

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メモ書きと電話で、小さなことでも気になれば連絡を

――親と園との連携がうまくいかないときというのは、その原因はどこにあるのでしょう?

秦野先生:ちょっとした誤解、勘違い、取り違いであることが多いと思います。たとえば、自分の子どもがうそをつくわけがないと思い込んで、「うちの子がこんなことを言っていますが!」と感情的になってしまうと、こじれてしまいます。実際に起こりうる例として、子どもが「友だちにたたかれた」と言っていても、実はたたかれる前に自分が蹴っていた、といった事実が隠れていることもあります。まずは冷静に、「子どもがこう言っていますが、どうなんでしょう?」と、事実を確認することが大切です。

――やたらに園に連絡をすると、モンスターペアレントだと思われませんか…?

秦野先生:怒りをあらわにせず、冷静に振る舞っていれば、そんなふうに思われることはありませんよ。怒りを込めて問い合わせるのではなく、状況を確かめるつもりで問い合わせることが大事です。小さな不安をそのままにすると、大きな不審につながりかねません。ちゅうちょせずに園に問い合わせてみてください。

――問い合わせるときの連絡手段として、メールや電話、直接の面会、連絡帳など、いくつか方法があります。どんな手段で連絡をすればいいでしょうか?

秦野先生:連絡帳があればそれを活用するのがいいと思いますが、まずは電話がいいと思います。必要に応じて、面会をお願いしてもいいでしょう。問題が大きくない限り、極力電話や、対面したやり取りをしたほうがいいと思います。メールは表現がきつくなりがちで、普通の文面を書いたつもりでも、相手にはものすごく怒っているように伝わってしまうこともあります。なるべく避けたほうがいいでしょう。電話であれば、声のトーンで怒っていないということが伝わるので、相手も安心できます。「電話だと冷静になれないからメールで連絡したい」という場合、「ご相談したいことがある」というアポ取りにとどめておくことをおすすめします。園と対立するのではなく、親としての気持ちを伝え園との信頼関係を築くことを心がけましょう。「よろしくお願いします」のひと言を添えておくのもポイントです。

――親と園の連携がうまくいくコツはありますか?

秦野先生:小さな心配ごとがあるときは、先生にメモを渡しておくといいでしょう。たとえば「朝、子どもをしかってしまったのでご機嫌が悪いと思います」「赤ちゃんが生まれたので甘ったれかもしれません」「今日はいつもと様子が違うかもしれません」など、ひと言添えましょう。それだけでも、先生がお子さんに配慮してくださるでしょう。バス通園を利用している場合は、親からは園の様子が見えにくく、担任の先生に会う機会もあまりありません。積極的にメモを活用してみるといいと思います。

――園を信頼しているつもりでも、「やはり自分の目で様子が見えていないからどうしても気になる」という場合は?

秦野先生:少し裏ワザ的な方法になりますが…、保護者会の役員をやってみるといいと思います。役員になると、園のことも、園のお友だちのことも、そしてお友だちの親の情報なんかも、どんどん入ってくるようになります。園の様子が見えるどころか、情報通になれます。人間関係が大変だと思うこともあるかもしれませんが、やってみるといろいろな経験もできるので、どうしても心配だという人にはおすすめです。

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この春から息子を幼稚園に送り出す筆者。役員に立候補するほどの覚悟は固まっていませんが、せっかくだから送り迎えのときに、園の様子も少し観察しておこうと思いました。子どもが気持ちよく園生活を送るためにも、保護者と園の連携はとても大切。気になることは、そのままにしないで聞くように心がけたいですね。(取材・文/香川 誠、ひよこクラブ編集部)

監修/秦野悦子先生
白百合女子大学大学院文学研究科発達心理学専攻、人間総合学部発達心理学科教授(学科長)、発達語用論、障害児のコンサルテーション、子育て支援が専門。『子どもの気になる性格はお母さん次第でみるみる変わる』(PHP研究所)など著書多数。

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