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この道20年のベテランシッターに聞いた!ベビーシッターの上手な選び方や注意点は?

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自治体によるベビーシッター助成が始まるなど、前向きな意見も増えているベビーシッター。一方で、料金や信頼性など、利用するにはハードルを感じている人も多いはず。パート1では、ベビーシッター利用の仕組みや上手な選び方について、この道20年のベテランベビーシッターにぶつけてみました。上手に利用して、良き相談相手、子育てのパートナーとしてベビーシッターを活用してみませんか?保育士の相原 里紗さんが解説します。

相原 里紗
保育士・のあそびっこプロジェクト 主宰
早稲田大学国際教養学部卒。(株)オールアバウトを経て国家試験で保育士に。親子×のあそび×地域を軸とした「のあそびっこプロジェクト」他、親子向けイベントを多数企画・運営している。1歳男児の母。

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そもそもベビーシッターって?依頼先や料金について

家事代行サービスや食材宅配など、様々なサービスをフル活用することで、ワンオペ育児を乗り切っている家庭も多いのではないでしょうか。ベビーシッターも、そんな外の人にお願いするサービスの一つです。

ベビーシッターが他のサービスと大きく違うのは、依頼主の不在時に子どもを預かるという命にも関わるサービスが展開されるということ。それだけに、心理面でもお願いするハードルが高いというのも事実です。

ベビーシッターは、民間の資格や、保育士、幼稚園教諭などの資格をプラスで持っていることもありますが、ベビーシッターそのものは基本的に国の定めた資格ではありません。子どもが好き、一対一の関係を大切に保育がしたい、子育ての経験を生かしたい、など、様々なバックグラウンドを持つ人がベビーシッターとして活躍しています。

上手に利用するためには、どのような点に注意すればいいのでしょうか?

今回はベビーシッター歴20年、今はフリーランスのベビーシッターとして個人で活動されており、「ベビーシッターを考える会」で業界の発展にも寄与している、池田香織さんに、気になる疑問を聞いてきました。パート1では、ベビーシッター利用の仕組みや上手な選び方についてご紹介します。

初めてのベビーシッター、どこに依頼する?

まずはベビーシッターの基本的な情報として、どんな会社や個人がやっているのかを見ていきましょう。

1.ベビーシッター派遣会社(ポピンズのナニーサービス、ベアーズのベビー・キッズシッター、小学館集英社プロダクションのベビーシッター「HAS」など)
…主に大手企業等が運営するベビーシッター派遣会社。
ベビーシッターは登録制で会社に属し、研修や保険等も会社からになります。信頼性が高い代わりに、ベビーシッターのスキルの割に時給が高い、誰が派遣されてくるかわからない、指名料がかかる、という面も。

2.マッチングサービス(キッズライン、スマートシッター、キズナシッターなど)
…ベビーシッターが個人で登録し、利用者がその情報からシッターを指名して連絡を取るという仕組み。基本的に登録しているシッターは全員フリーランス。保険等はマッチングサイトが準備していますが、利用者がベビーシッターをしっかり選ぶ必要が出てきます。

3.個人契約…個人で活動するベビーシッター。SNSや口コミで見つけます。自治体にしっかり申請しているか、保険に入っているかなど事前に確認をとる必要があります。

ここ最近は、インターネットを介して依頼するマッチングサービスの利用が多くなってきています。家庭のニーズに合わせて、そして何よりも依頼するシッター自身が信頼できるかを確認するようにしましょう。

料金システムは?相場は?

料金は1時間あたりのシッティング料に交通費が基本、そこに延長料金や夜間料金、2人以上依頼する場合の料金などがプラスされます。
1時間あたりの相場は1000円〜4000円と幅広く、ベビーシッターのスキル(資格など)、経歴、経験年数などによって変わってきます。高いからといって一概に良い、というわけではありません。面談をして見極めることが大切です。

利用してみよう!ベビーシッターの手配から利用の流れ

1.【事前】ベビーシッターを探す
インターネットで探すことが増えています。個人のベビーシッターは口コミや、人づてが多いそうです。香織さんは、別の子を屋外でシッティング中に「ナンパ」のように依頼されたこともあるそうです。公園や保育園送迎時などにもアンテナを張ってみてくださいね。

2.【事前】ベビーシッターにコンタクトを取る
それぞれのサイト経由やメール、電話などでベビーシッターに連絡をします。事前面談を設定する必要があるので、余裕を持ってアクセスを。

3.【事前】面談をする(3件以上をお勧め)
面談には可能な限り親子で参加して、普段の子どもの様子を見てもらうようにします。夫婦揃って、もし会う機会がありそうなら祖父母も同席できるとベストでしょう。この面談で大切なのは事前の情報共有です。料金はもちろん、シッターさんができること、できないことをしっかり聞いて、こちらがやって欲しいこと、やって欲しくないこと、どのような時間を過ごして欲しいか(テレビ、外遊び、宿題…)、預ける時間の生活リズム、部屋の使い方(オムツの場所、ゴミ箱の場所、食事の提供の仕方…)などをすり合わせていきます。

4.【事前】利用日程・時間を決める
面談を終えたら、実際に頼むベビーシッターを決めて連絡、利用日程と時間を調整します。

5.【事前】保育園、習い事先などに連絡
名前、性別、所属、写真や証明方法など、できる限りの情報を伝えます。特に保育園は身分証の提示を求めたりすることもあるので、しっかり共有を。荷物の受け渡しもスムーズになるようにしておきます。

6.【当日】子どもの体調や様子、部屋の使い方など確認
利用当日、受け渡しの前に子どもについて、家の環境について伝えておきます。お迎えから頼む際など、会う時間がない場合、部屋に付箋などで指示を掲示(「お茶はここです」「お皿はこれを使ってください」など)しておくと、互いに必要のないものに触れずに済みます。

7.【当日】お互いの連絡先・連絡方法を把握しておく
子どもの怪我などはもちろん、親側も電車遅延など不測の事態が起こることもあります。ベビーシッターとお互いにしっかり連絡が取れるように準備を。相談すれば、シッティング中の子どもの様子を送ってもらうこともできます。

8.【事後】シッティング中の子どもの様子を聞く
どのような様子で過ごしていたかを聞きます。シッターによっては、利用時間内であれば、子どもの様子を踏まえた子育て相談をしたりすることも出来ますよ。

9.【事後】精算
領収証の有無、宛先、支払い方法などは事前に確認をしておきましょう。特に会社や市区町村の補助制度を利用する場合には注意が必要です。

最も重要なのは事前面談!時間を見つけて3人以上は面談を

いろんなケースを見てきた香織さん、「何よりも3の事前面談が一番大切!」と強調します。厚生労働省も事前面談の重要性を伝えています(※)

「ベビーシッターを依頼するのは緊急時が多くなると思いますが、出来るだけ、余裕のあるときに時間を作って、少なくとも3人以上は会い、料金の妥当性や信頼性を見極めるようにしてください」とのこと。
特に、時給を低く設定しているシッターの場合には経験が浅い場合が多いので、事前面談の時点で思いつく限りのことをしっかり聞き、伝えるようにした方がいいのだとか。
また、この時点で親とベビーシッターの様子が、その後の子どもとベビーシッターの関係にも影響してきます。「『ママやパパのお友だちなんだ!』と思えるような面談になると、お互いにとっていいですよね。もちろん要望はしっかりと伝えて欲しい。その上で信頼関係を築く時間にしたいと思っています」


※厚生労働省 「ベビーシッターなどを利用するときの留意点

関連:ベビーシッター、どう思う? 利用シーン・料金・注意点

ただその時間を見てくれるだけではなく、子育てを支える一人のメンバーになってくれるのがベビーシッター。安心して預けるためにも、事前面談をしっかりして、家庭に合ったパートナーを見つけてくださいね!

(写真提供/池田香織)

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