ごっこ遊びは子どもを伸ばす!手作りで「お祭りごっこ」を楽しもう
夏から秋にかけて子どもたちが楽しみにしているものの一つは、お祭りではないでしょうか。保育園や幼稚園でのお祭り、地域のお祭り、盆踊り…いろんなお祭りを経験する中で、「お家でもやってみたい!」とごっこ遊びをしたいという気持ちが芽生えることも。保育士・相原 里紗さんがお祭りっぽく演出するポイントと共に、手作りで出来るお祭り遊びを盛り上げるアイディアをご紹介します。
相原 里紗
保育士・のあそびっこプロジェクト 主宰
(株)オールアバウトを経て国家試験で保育士に。親子×のあそび×地域を軸とした「のあそびっこプロジェクト」の他、親子とアウトドアをテーマに、ライティング、イベントの企画運営など幅広く活動中。1歳男児の母。第二子妊娠中。
ごっこ遊びは子どもを伸ばす!「お祭りごっこ」を楽しもう
幼稚園、保育園の夏祭りはもちろん、七夕祭りやお神輿を担ぐお祭り、地域の神社のお祭り、盆踊り…と、夏から秋にかけて、日本列島はお祭りに事欠きません。子どもたちも何日も前から楽しみにしていますよね。
体験した後は、お祭りの様子を思い出しながらのごっこ遊びに発展することも少なくないはず。ごっこ遊びは、乳幼児期の子どもにとっては、創造力はもちろん、コミュニケーション能力、語彙の獲得、自分と他人との関係性構築、自己発揮など、様々な能力を高めてくれる遊びで、幼稚園・保育園の中には年間を通してごっこ遊びを軸に環境を作っている園もあるほど。
「お祭りごっこ」がさらに盛り上がるきっかけ作りに、ママやパパが子どもと一緒に出来るアイディアをご紹介します!
お祭りにはどんなお店がある?お祭り屋台になってみよう!
ごっこ遊びをするときに欠かせないのが、どんなものがあったかな?と振り返ってみること。どんな人がいたかな?みんなどんな格好をしていたかな?どんなお店があったかな…?と、子どもと一緒に考えてみて、遊びにつなげていきましょう。
今回は、家にあるものですぐできるお祭り屋台のヒントです!
アイディア1:縁日遊び!輪投げやさんをやってみよう
用意するもの…新聞紙、ガムテープ、ペットボトル、水、絵の具
1 ペットボトルに水と好きな色の絵の具を入れてシャカシャカ混ぜる。
2 新聞紙を棒状にして輪にして、ガムテープでぐるぐる巻きにする。
ペットボトルに点数を書いて競争しても楽しいですね!
アイディア2:注文を受けて作ってはいどうぞ!かき氷屋さん
用意するもの…紙コップ、ティッシュ、絵の具、水、ストロー
1 紙コップにティッシュをこんもり入れる(カップの中に裏紙などを入れてかさ増しするとティッシュの量が少なくできますよ)
2 絵の具と水を混ぜてシロップを作る
3 お客さんの注文に合わせて絵の具シロップで着色してトッピング!
4 ストローのスプーンを差して出来上がり
もちろん他にも、綿あめ屋さん、ヨーヨー釣り、金魚すくいなど、いろんな屋台があります。やってみたい屋台を思いついたら、どうやったらできるか考えて、チャレンジしてみましょう。もちろん作るだけじゃなくって、お客さんとのやりとりも楽しんでくださいね!
もっと遊びを盛り上げよう。BGMに飾り付け!
屋台の準備ができたらもっとお祭り気分を盛り上げる飾り付けやBGMもセットしてみましょう。
アイディア3:飾り付けでもっと楽しく!折り紙でちょうちんを作ろう。
用意するもの…折り紙、のり、糸、テープ
上下に黒の折り紙でアクセントをつけてみました!
1 折り紙を半分に折る
2 開いている方を1センチくらい残して切り込みを入れる
3 開いて糊づけし、形を作る
4 テープで糸をつけて飾る
飾りがつくだけで、気分が一気に盛り上がります。
セロファンを使ったり、他の色を組み合わせて飾り付けしたりするのも面白いですよ!
アイディア4:雰囲気作り!BGMを選ぼう
インターネットを探すと、お囃子や盆踊りなど、いろんなお祭りの音楽をさまざまな配信サービスで見つけることができます。お祭りのテーマに合った音を探して流すと(時に踊っても!)、大人も子どももより楽しめますよ!
ちょっとした工夫でお祭り遊びをより楽しもう
それぞれはとっても簡単なお祭りのアイディアをご紹介しました。すぐ出来て、ごっこ遊びを発展させてくれる小道具たちは、遊びをより盛り上げてくれます。
猛暑日や雨の日など、外遊びが難しい日にも、発展していけるごっこ遊びはぴったりです。ぜひ親子で、お友だちと、楽しんでみてくださいね。
子どもにとっては毎日が遊びの連続。興味があることをいろんな形で日常の遊びに取り入れて、探求していけるといいですね!ごっこ遊びは、お祭り以外にもいろんな経験の受け皿になってくれます。ぜひ毎日の遊びに取り入れてみてください。