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「これってNG?」中学受験を控えたママ友と険悪にならないためのルール

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カフェに座っていると、タブレットを使用して 2 つの女の子
millann/gettyimages

子どもが小学校中学年くらいになると、中学受験を考える家庭も出てきてきます。“親子の受験”とも言われる中学受験だけに、受験準備に入った家庭は神経質になりがち。口コミサイト「ウィメンズパーク」にも、中学受験を控えたママ友との関係に関するお悩みが寄せられています。そこで語られたママたちの声と、中学受験や中高一貫校の取材を長年続ける鳥居りんこさんのアドバイスをお届けします。

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悪気はなくても、言ってはいけないことはある

ウィメンズパークに寄せられたお悩みは…?

「小6の子どもがいます。うちは受験しないのですが、受験予定のママ友に何気なく『志望校はどこ?』と聞いたところ、怪訝そうな顔。後から志望校を聞いてはいけなかったのか、と反省しました。仲の良いママ友には受験組も多いので、NGワードがあれば教えて欲しいです」

それでは、先輩ママはどんなことに気をつけるべきだとアドバイスしているか、見ていきましょう。

基本的に受験に関することには触れないのが一番

中学受験するかどうかさえ聞くのは×

「自分の関係ない世界に、興味本位で首を突っ込まないほうがいいです。自分の子が受験しないなら、相手に中学受験するかどうかとかも聞いてはダメだと思います」

ズバリ、偏差値と志望校はNG

「志望校を言うと、そのまま現在の成績がわかります。そして4月に進学先とつきあわせれば、その合否がわかるもの。偏差値が足りなくてあきらめたのか、受験して残念だったのかは不明でも、志望校に入れなかったという事実は変わりません。どちらにせよプライベートなことなので、人には言いたくありません」

「勉強ばかりで大変ね」と言われても…

「『志望校、塾のこと、お金のことは聞かない・言わない』が一番。『勉強ばかりで子どもも大変ね、可哀想だよ』と言われても、何が可哀想かわからないです。受験するママから愚痴を聞かされたら、『私にはわからない世界だから』と言って避けるか、愚痴を聞いてあげるかくらいで」

大事な情報ほど、NGワードのようですね。そのほか、デリカシーのない言葉はもちろん避けたいもの。

「高校から入るより中学からのほうが」の言葉にドン引き

「中学受験しないママ友に『高校から入るより中学から入るほうが偏差値低いから入りやすいものね! よく考えたらお得だね』と言われてドン引きしました」

「受験するなんてスゴイ!」は嫌味に聞こえる…

「私が言われてイヤなのは『すごいね(裕福だね)〜、うちには無理だわ』と言われることです。中学受験が盛んな地域でないからかもしれませんが、志望校を聞かれるより苦手。話題にされないのが一番ですが、出すのなら『頑張ってるんだね』といった励ましの言葉ならうれしいです」

「誰がどこを受けるらしい」などの噂話も避けて

「仲が良くてもそうでなくても、志望校のことは触れないほうが賢明。誰がどこを受けるらしいとか、塾のこととか、よくわからないのに受験について語るのもやめたほうがいいと思います」

受験間近になったら「すべる」「落ちる」はやめて

「受験直前になったら、『すべる』とか『落ちる』とかいう言葉も聞きたくないです」

基本的に受験の話はこちらから出さないほうが無難なようですが、その半面、受験をしないママだからこそ、聞いてほしいという人も。

非受験組のママ友だから話せることもある

「私は非受験組のママ友だからこそ気軽に話せることもあるし、愚痴れることもあると思ってます。ただ、偏差値と志望校の話はNGかな。受験の話を振られたら、聞き役に徹するか、塾弁のことなど、あたり触りない話をするのはどうでしょう」

「中学受験、下手に触ると火傷する」

中学受験や中高一貫校の取材を長年続ける鳥居りんこさんは、こうアドバイスします。

「中学受験に限らず、子どもの受験は親にとっては一大事。我が家のトップシークレット。特に中学受験は“親子の受験”ですので、そのママはとってもナーバスになっています。ものすっごく負荷がかかった状態でいることが普通ですので、不用意に外野が近寄ったら、火傷します(笑)。

ですから、外野の精神は『3猿』です。『見ざる、言わざる、聞かざる』が基本。
受験組ママからしたら『何も知らんオマエが首突っ込んで来るな!』ってことなんですが、そうは言えないですから、心は全力逃亡の構えです。

非受験組から受験ママへの3大NGワードと、その質問への心の声はこれです。
・どこ受けるの?→言えるわけねっし!
・お金あるのね~→それほどでもぉ~(号泣)
・勉強ばかりさせて可哀そう!→うっさい、ほっとけや!

重ねて申し上げますが、面と向かって、こう言い返せるわけもなく、脳内は『当たり障りのないコメント』探しでフル回転です。よほど親しくて、且つ、相手が受験のことを話したくてたまらないという場合は別ですが、そうでないなら天気の話だけで十分です。

もし、あなたが受験ママとのおつきあいを今後とも続けていきたいならば、『あたたかく見守ること』。あなたのやるべきことはこれしかありません」

「見ざる・聞かざる・言わざる」が基本

「聞かれても気にならない」「仲良いママ友ならOK」という人もいましたが、多くの人が志望校を含めて、中学受験のことを話題にされるのはイヤなよう。経験者である鳥居りんこさんの本音アドバイスの通り、「見ざる、言わざる、聞かざる」が良いようですね。

2003年、学研より『偏差値30からの中学受験合格記』でデビュー。実体験に基づいた『中学受験シリーズ』が人気。最新作は『親の介護をはじめたら、お金の話で泣き見てばかり』(ダイヤモンド社)。執筆・講演活動などを通じて、子育てや受験、就活、介護に悩む母たちを応援している。ブログ「湘南オバちゃんクラブ」https://note.mu/torinko

(文・橋本真理子)

■文中のコメントは『ウィメンズパーク』の投稿を再編集したものです。

■関連: 年収600万では中学受験は無理?! 中学受験お金の現実

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