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自動販売機やスーパーで。幼少期から始めたいお金の教育4つのステップ

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アジアの女の子
yongtick/gettyimages

子どもに教えなければならないことの一つに“お金”があります。幼い間は子ども自身がお金を使う機会は少ないでしょうが、成長するにつれてお金と関わる機会は増えていきます。子どもがお金について家庭で教わっているかどうかが重要になります。ここでは、子どもの金銭感覚を育てるためにできることを、ファイナンシャル・プランナーの横井規子さんに教えていただきました。

関連:子どもに「おこづかい」いくら渡してる?管理方法は?

横井 規子 FP事務所バナナンキッズ 代表
「子ども達の自立のために大切なお金の教育」に力を入れているファイナンシャル・プランナー。シミュレーションゲームを使用しながらお金の使い方やこづかい帳の書き方を学んでいく「親子こづかい講座」など、いくつかのワークショップを開催。幼稚園、小学校、教育委員会などの依頼で、多くの子ども達と保護者にお金の大切さを伝えている。子育て中の母親視点で、子どものこづかいに関する講演も多数。
HP:バナナンキッズ

幼児期は、まずは物を大切にすることを教える

筆者は10年以上にわたって、小学生とその保護者を対象とした「親子こづかい講座」を開催しています。開催当初は、小学校高学年親子の参加が多かったのですが、ここ最近は、低学年の割合がぐっと増えました。電子マネーやQRコードによる“見えないお金”での支払いが主流になりつつあるなか、「早めにお金の使い方を教えておかなければ」と、危機感を抱く保護者が増えてきたようにも感じます。

しかし、金銭教育の第一歩は、物を大切にすることを教えることです。今の子どもは、祖父母や親戚などから、物やお金をプレゼントしてもらう機会も多く、お店に行けば欲しい物も簡単に手に入ります。そうすると、「物を粗末に扱っても、お金で解決できる」という考えが生まれるかもしれません。そのため、子どもが幼いうちから「おもちゃをきちんと片付ける」「物を乱暴に扱わない」「壊したら、まずは直してみる」「なくしたら探してみる」といったことを教えていきましょう。

手に入れた物は、与えてくれた人、作ってくれた人の勤労の汗や努力がにじんでいることも、できるだけわかりやすく話してみましょう。そうすることで、子どもはお金を大切にしなければならない理由が次第にわかっていくのではないかと思います。

親子で一緒にお金の学習

幼児期からできる金銭教育4つのステップをご紹介しましょう。これらのステップでは、親子で楽しみながら取り組むことができます。

ステップ1 親が買い物をしている姿を見せる

子どもと一緒に買い物に行き、そこでママやパパが“考えてお金を使っている姿”を見せておきましょう。「今日はあまりお金を持っていないから、これは買わない」「これはおうちにないから、今日は買う」などと話しかけながら買い物をしていくと、お金を使うと減ることや、考えて使わなくてはならないことが徐々にわかっていくのではないかと思います。

もしかすると、子どもがお店で「お菓子を買って」と、駄々をこねることもあるかもしれません。お店で大泣きされると周りの目が気になり、つい買ってしまうこともあるでしょう。
しかし、買わないと決めた日には、買わずに我慢をすることを教えておくことも大切です。

ステップ2 お金の種類と大きさを教える

お金に興味を持ち始めたら、1~500円までのお金(硬貨)の種類や大きさを教えると良いでしょう。1円玉が10枚あると10円になることや、大きな数字のお金があることで、沢山の枚数を持たなくても済むことを教えます。
お金の種類がわかったら、組み合わせの練習です。これまでに買ったお菓子の値段を紙に書いて、その金額を払うには、どういう硬貨の組み合わせになるのかを教えてみてください。チラシに記載されている金額を見ながら、ぴったり払う練習も良いでしょう。繰り返し行なうことで、初めての買い物のときにも子どもは自信を持つことができそうです。

ステップ3 お金を使う体験をさせてみる

お金について学習したら、次のステップはいよいよ使う体験です。まずは、自動販売機で商品を買わせてみてはいかがでしょうか。機械が相手なので急かされることもなく、消費税を考えなくても良いので、取り掛かりやすいのではないかと思います。慣れてきたら、コンビニやスーパーなどのお店でチャレンジさせてみると良いでしょう。

筆者の子どものエピソードをご紹介しましょう。こづかい制を始めた幼稚園年長の頃、30円しか持っていないのに、自動販売機で70円のココアを買おうとしたことがありました。「お金には変わりはないから買えるはず」と、硬貨を投入口に入れましたが、当然ココアは出てきません。物には値段があり、それに見合った金額を出さなければいけないことや、お金が足りなければ、我慢をしなければならないことを学んだようでした。

ステップ4 スーパーに一緒に行こう! そこで教えられることはいっぱい!

物にはそれぞれ価値があり、それを計る尺度がお金の役割であることを感覚的につかんでいく経験も大切です。そこで、最後のステップは子どもと一緒にスーパーに行ってみましょう。スーパーで教えられることは結構あるものです。

売り場を一緒に歩きながら、例えば「こっちの人参とあっちの人参のどちらが良いかな?」と子どもに聞いてみると、「こっちの方が安いけれど、形が悪いね」など、なぜその値段がついているのかを子ども自身が気づくこともあるかもしれません。多少高くても形の良いものを選ぶのか、それとも、味に変わりはないので安い方を選ぶのかなど、それぞれの家庭の価値観も教えることができそうです。

また、家庭菜園や通っている幼稚園などで野菜を作っているなら、自分達で作ったものと、スーパーで売っているものを比較してみるのも面白いです。「もしも、自分達で作ったものを売るなら、どのくらいの金額になるだろうね」などと会話をすることで、商品価値やお金の役割を漠然とでもつかんでいくことができそうです。

関連:「お金」を学ぶ絶好のチャンス!?子どものお祝い金&お年玉、貯金してますか?

幼児期からできるお金の教育についてお伝えしました。お金の教育は思うようにいかず、腹の立つこともあるかもしれません。しかし、子どもの成長を感じて嬉しく思うこともきっとあるはず。優しく見守りながら、子どもの金銭感覚を育てていきましょう。

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