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家事育児の大変さを言葉にした書籍が話題!『やってもやっても終わらない名もなき家事に名前をつけたらその多さに驚いた。』著者インタビュー

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Martinan/gettyimages

「毎日頑張ってる家事や育児、もっと褒めてくれてもいいのに」と感じたこと、ありませんか?仕事から帰ってきた夫に「1日のんびりできてよかったね」と言われてイラッとした経験のある人は、きっと少なからずいるはずです。

「世界は誰かの仕事でできている。」(ジョージア)というキャッチコピーを生み出したコピーライターの梅田悟司さんも、4ヶ月半の育休を通して「家事も育児も頑張るのが当たり前じゃない!もっと自分をほめていいし、家族もほめるべき」と思うようになったそうです。

そして育休中の経験をもとに『やってもやっても終わらない名もなき家事に名前をつけたらその多さに驚いた。』(サンマーク出版)を執筆しました。今回は、そんな梅田さんに特別インタビュー!前編に続き、妻をリスペクトするようになった理由を語っていただきました。

【前編】「仕事の何倍も大変」4カ月半の育休を取得したパパが語る”家事と育児の無限ループ”のしんどさ

家事も育児も「夫婦で一緒にやるのが当然」

――梅田さんは育休中に家事や育児の大変さを知り、奥さんをリスペクトするようになったそうですね。本を読んでいたら、なんだか自分まで家事や育児の苦労を理解してもらえたような気分になって、少し泣きそうになりました。

「育児休暇を取ることで僕の家事育児の戦闘力が上がり、分担するというより、一緒にやるスタンスが生まれました。役割が明確に決まっていなくても、気になった人がやる。洗濯物が洗濯機に入りっぱなしだったら、気づいた方が干す。お風呂を洗っていなかったら、気づいた方が洗って、栓をしめて蓋をしておく、という感じです。」

――梅田さんが育休から復帰した今でも、一緒にやるスタンスは続いていますか?

「そうですね。ただ、僕が自主的に行っている家事が1つだけあります。それは、朝起きてから会社に出かけるまでの間に行う『マイナスをゼロに戻す家事』です。洗っておいた食器を拭いて元に戻す。洗濯物が干してあったら、たたんでタンスに入れておく。部屋全体をフローリング・ワイパーでさっと掃除しておく。そうすることで、妻は気持ちよく食事をつくったりする『何かを生み出す家事』に入れますから。」

――それ、最高です!!でも夫婦で家事の分担を明確にしないと、やったのかやってないのか、わからなくなることもありますよね。何か心がけていることはありますか?

「声掛けを大事にしています。忙しい時に家事育児の重複が起きると、妙にイラついてしまいますからね。『やったら、言ってよ!』って(笑)。『これやっといたよ』という一言は忘れず伝えるようにしています。」

「名もなき家事」は夫婦関係を良好に保つカギ!

――書籍『やってもやっても終わらない名もなき家事に名前をつけたらその多さに驚いた。』でも触れられていましたが、さっきの「マイナスをゼロに戻す家事」って、まさに「名もなき家事」ですよね。それに気づいたことで、夫婦関係にプラスの変化はありましたか?

「面白いことに、何も変わらなかったんですよ、いい意味で(笑)結婚して子どもが生まれると不仲になっていくことは調査や数値からも明らかになっているそうですが、我が家は変化なし。僕がそう思っているだけかもしれませんが(笑)これは奇跡なんじゃないかとすら思います。

『名もなき家事』に気づくって、自分のもっとも近くにいる大切な人の大変さに思いを馳せることでもあるんですよね。そういう姿勢や態度が生まれるだけで、夫婦の関係性の悪化を防げると思います。」

――「名もなき家事」って掃除や洗濯のようにメジャーな存在ではないから、「やってもらって当たり前」って思われがちなんですよね。だからこそ、夫には気づいてほしい!

「 家族が『名もなき家事』に気づいて、率先して自分からやるようになれば、家事育児に奮闘している人のイラつきは格段に減ります。それは断言できます。それが良好な関係を保つ秘訣なのかもしれません。いや、悪化させない秘訣ですね(笑)育休中に感じたそういう気持ちも、今回の本の執筆につながっているんです。『名もなき家事ってこんなにあったんだ!』って世の中の人に気づいてほしくて。」

「名もなき家事」の本をきっかけに家事シェアを

――今の日本は、まだまだ女性のほうが圧倒的に家事時間が長いですよね。どうすれば梅田家のように家事をシェアできると思いますか?

「育休を取れる環境であれば取得して、家事育児を経験するのが一番の近道だとは思いますが……。なかなか難しい場合もありますよね。そういうときは夫婦で『やってもやっても終わらない名もなき家事に名前をつけたらその多さに驚いた。』を読んでいただき、特に男性に『こんなにあるなら、家事育児をシェアしないとダメだな』と思って欲しいですね。

そして、そう思ったら『シェアしよう』という気持ちを伝えてみてほしいんです。それをきっかけに、家事育児について前向きに話をしてもらえたらうれしいです。大半の家庭がなかなか危機的な状況だと思いますので……。」

――でも、すでに家事シェアを諦めている女性も多いような気がします。「話し合っても仕方ない」「私が家事育児をやって当たり前なんだ」って思っていたりして……。

「家事育児の大変さって、言葉にされていなかった世界ですからね。『何が大変なの?』と聞かれても、言いたいことはたくさんあるのに、言葉が出てこない。その言葉にされていなかった世界に言葉を与える、名前をつけるというのが、この本での挑戦なんです。この本を読んでいただければ『何が大変なの?』という質問に確実に答えられるようになるはずです。

そしていつか社会全体に『家事育児ってこんなに大変なんだよ』という認識が広まってほしいと心の底から思っています。『家事は女性がやるべき』とか『男性が育休をとるなんて』とか、まだまだ誤解されていることも多いですからね。僕が書いた本が、社会の不理解を超えるきっかけになれば幸いです!」

関連記事:誰にも褒めてもらえない「名もなき家事」に、編集部が名前をつけてみた

家事育児を頑張る人に贈る「マザー・テレサの言葉」

――最後に、たまひよ読者へのメッセージをお願いします。

「家事育児の最前線でがんばっている方には、本当に頭が下がります。この本を読んで『そうそう、あるある』と大きくうなずいたり、『私だけじゃなかったんだ』とちょっと安心できたり、『我が家はもっとこうなのよ』とツッコミを入れたり、思い思いに楽しんでいただけるとうれしいです。

マザー・テレサは生前、次のような言葉を残しています。
『世界平和のために私たちができること。それは、家に帰って、家族を大切にすることです』。
いま自分が行っていることに誇りを持って、一緒にがんばっていきましょう!!!」
 
(取材・文/華井由利奈)

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