ママ友の家に招いてもらったら、自分の家にも招かないといけないもの?
保育園や幼稚園へ行き出すと、子どもの友だちを家に招く機会もでてくるのではないでしょうか。「楽しいから家に来て欲しい!」という人もいれば、「人を招くのは好きではない」という人も。はたまた「招かれたら、次は自分の家に呼ばないと失礼かしら」と悩むママもいて、なかなか難しい問題のようです。
家に招いたり、食事をする人は3割近く
口コミサイト「ウィメンズパーク」の会員5,618名に「ママ友とはどのくらいお付き合いがある?」というアンケートを行ったところ、以下のような結果に。
Q ママ友とはどのくらいお付き合いがある?(複数回答/上位5位まで抜粋)
世間話程度 52.5%
食事をする 37.1%
お茶をする 33.2%
お互いの家に行く 27.9%
一緒に外出する 23.4%
「ほとんど付き合わない」人が12.1%、「ママ友はいない」人が13.2%という人もいる半面、お付き合いのある人もたくさん。
ママ友付き合いのひとつの壁ともいえるのが、ママ友や子どもの友だちを自宅に招くかどうかということ。「自分は招きたいけれど、夫の理解が得られない」というママのお悩みがウィメンズパークに寄せれました。
家に招いてもらったら、自分の家にも招かないといけないもの?
「我が家は夫が他人を家にあげるのを激しく拒むタイプです。お誘いいただいたら、『次は我が家に』と家に招きたいと私は思っています。だから、いつも招待してもらってばかりで申し訳ない気持ちと、夫の許可が出ないためにお誘いできないことは伝えています。でも、実際にママ友たちにどう思われているのか、気になります。
招待したことがある人から、その後、招かれなかったら、やはり気分が悪いでしょうか。今後の保育園生活の参考のために教えてください」
このようなケースをママたちはどう捉えているのか、声を集めてみました。
招くのが好きな人もいれば、好きでない人もいるはず
「何度か遊びに来てもらったのに相手に全く声をかけてもらえなかったら、『気分が悪い』までは思いませんが、ガッカリした気分にはなります。グループの中には、本当は招くのは苦手だけど、『いつも遊びに行かせてもらっているから』と頑張って招待している人もいるでしょう。だから、全く招待しないと『◯◯さんは遊びに行くばかりね。呼びたくないから、ご主人のせいにしてるのかな』とは思われているかもしれません。
ただ、私のママ友に、『お友だちに遊びに来てもらうのが好き』行くより来てもらった方が気楽だから』という人がいました。その人は『自分が楽しいから声掛けさせてもらっているの。気にしないでね』と言っていましたよ」
面倒だけれども、子どものための交友関係と思うべし
「自分が無理なことは、相手にも求めないことが当たり前のことだと思っています。
招いたり、招かれたりは、そりゃ面倒なこともあります。でも【子どもの交友関係のために】やっています。うちの場合は、親同士も仲良くなり。いつのまにか子ども抜きで飲み会する仲にはなりました」
片付けも料理も苦手だけど、子どもが喜ぶからやってます
「私は片付けも料理も苦手だけど、子どものために頑張って招いているので、声をかけるのは、子どもが仲良しのお友だち家族のみです。悩まれている気持ちはわかりますが、自分自身の家でもあるのに、なぜ一方的にご主人の言うことを受け入れなきゃいけないのか、そしてそれが子どもの交友関係に影響することもあるのに…と私なら疑問に思います」
一度お誘いを受けたけれど、実は家には来て欲しくない…
「おもてなしされたりすると、こちらも呼ばないと駄目かなって思う気持ちはすごくわかります。私は、自分の友人は家に来てもらいますが、ママ友は呼んだことがありません。そもそも招かれたからといって、自分の家にも招待しなくてはいけないということはないとも思っています。その代わりに、『うちは呼べないのに、いつもお邪魔してばかりでごめんね』と言って、手土産に気を使ったり、お互い大変だから、家じゃなくて外でのランチにしようと提案したりしています」
招くのが嫌なら、外で遊ぶか、手土産などで感謝を伝えては?
「ぜんぜん気分悪くないですよ。幼い子どもがいるならむしろ我が家に来てもらう方が楽です。部屋の片付けやお茶の準備はあるけれど、片付けるきっかけになるのでいい機会だと思っています。でも、毎回のように手ぶらで訪問されて、もてなすばかりでは相手はイヤになるでしょう。だから気になるのなら、たまに『夫が本当にうるさくて…ごめんね」とちょっと愚痴り、『いつもありがとう。助かってるわ』と伝えて、手土産をたまに奮発するとかしてはどうでしょうか」
招く人は気楽に招いているようですよ
「私は全く気にならないです。そりゃ呼んでもらえたらうれしいですが。我が家には呼びたくて呼んでいるので、相手に『同じようにするべき』とは思いません。お友だちもきっと呼んでくれないのが嫌なら招待しなくなっていくと思いますが、声がかかっているのなら気にしていないのだと思います」
私は招く側が多いけれど、子どもは「招いたり、招かれたり」したいみたい
「うちは小学生ですが、近所の同じ学年のお友だち親子を数組招いて、材料持ち寄りでたこ焼きやホットケーキなど作って楽しむ会をしました。親は親でゆっくり話せて、子どもたちは子どもたち同志で楽しい時間を過ごせたと思います。その後、子どもが『友だちのおうちにも行ってみたい』と言うようになりました。子どもだけで遊びに行く機会がありましたが、とても喜んで帰ってきました。今回のケースとは違うかもしれませんが、子どもは自分の家へ招いたり、招かれたりしたいのだと思いました」
今回のケースでは、「ママ友を自宅に呼ぶべきか?」というお悩みへ多様な立場から意見を聞くことができました。無理せずに付き合えるような価値観の近いママ友関係ができるといいですね。(文・橋本真理子)
■文中のコメントは『ウィメンズパーク』の投稿を再編集したものです。