アラフォーになっても諦めなかった人が実践してるリアル美容テク
世の中には、最近アラフォーになってもキレイな人、多いと思いませんか? キレイを諦めない人が実践している自分磨きと、誰でも簡単にきれいになれるメイク&美容テクニックが女性誌などで人気のヘア・メイクアップアーティストの広瀬あつこさんにうかがったアラフォーの美容法をご紹介します。
諦めない!アラフォー私的美容術
家事や育児、仕事にと毎日忙しく、なかなか自分のことに手がまわらないママたち。しかし、年齢にあらがい、美容に奮闘するアラフォーの面々を、口コミサイト「ウィメンズパークで」発見しました!
脱毛や毛穴が気になって、お手入れ習慣の訓練中
「30後半になって、突然美意識に目覚めました。今は脱毛と毛穴が気になっています。体の毛は基本剃っていたので、ブツブツぎみ。保湿も忘れていました…。時間とお金がないのでエステには行けず、市販の脱毛剤など使って脱毛しようかと思っています。毛穴は、今まで保湿を冬以外してなかったので、基礎化粧品を買って頑張っています。まず“習慣をつける”を訓練中です」
ショートヘアにして若返り成功!
「私は、アラフィフですが、子どもがまだ10歳です。昨年、思いきって髪を木村佳乃さんくらいにショートにしたら、お洒落に目覚めました!すると今まであまり話したことがなかったママさんから、『髪、切ったんですね。イメージが全然違う~』と、話しかけられるように。夫も『若返ったなぁ~』と、好評価。結構、ウキウキな日々を送れています♪」
基礎化粧品から見直し
「私、ヤバい。完全にババアじゃん…。これじゃダメだわと思い、面倒でサボっていた基礎化粧品から見直し。頑張りだしたらまわりから『キレイになったよね』と、言われはじめるように。私も肌がキレイになってきたらやっぱりうれしいので、服装や髪型にも気にかけるようになりました。自分でもここまで変われるのか!!と思っています」
30代後半のケアは血行も大事
「一度、美容に拍車がかかればケアが楽しくなっていきます!私もあきらめていた毛穴が、最近ようやく目立たなくなってきたんです。それと、30代後半からのケアは血行も大事です。目の周りを冷やしたり温めたり、肩こりの緩和や食生活でもちゃんと変化が出ますよ!」
肌の保湿と、高めのシャンプーでお手入れしています
「適当につけていた基礎化粧品も丁寧に、そして美白のお高い美容液もプラスして。髪は美容院のいいシャンプーのほか、炭酸シャンプーやトリートメント使っています。指の感触が全然違います。ボディスクラブを使ったり、お風呂上がりは香りつきのボディクリームで保湿したり。全て自己満足です(笑)。40代に突入しましたが、あがいています。メイクしてお洒落して、女度が上がった気になれば、それだけで幸せ!」
下着にこだわる!
「うちの母は70歳過ぎですが、下着にこだわっています。上下同じ色でセット。バストがきちんと上がるタイプのワイヤー入りブラ愛用。母が急病になり私が病院に連れて行く時も、どんなに止めても苦しがりながら根性で下着を新しいものに替えていました。私なんて自慢じゃないけど、下着は上下バラバラで揃ってないし、かなり前からスポブラかブラトップ愛用です」
忙しくても、ながらケアでシートマスク
「3歳になる子どもがいるので、時間はかかられません。角質専用の拭き取り化粧水をつけて、シートマスクなんて日も多いです。でもシートマスクさえすれば、後は子どもの相手もできるので。丁寧なクレンジングと保湿を心がけているので、肌はトラブル知らずです」
ファンデの下地を重視!
「ファンデよりも下地をちょっといいものに変えたほうがいいですね。下地って重要ですよ! 下地ひとつで肌の印象はだいぶ変わります。おすすめは、毛穴対策というか、肌そのものを補正する下地がいいです。ちなみに私は季節や肌の状態によって下地を変えています」
週末は2時間の入浴タイム
「平日は基本的に子どもと一緒にパッとお風呂に入ってしまいますが、必ずお湯につかりシャワーですませることはありません。週末は子どもを夫に任せてひとりで、2時間くらいじっくり入浴しています。体内のめぐりをよくするために入浴は大切だと思います」
アラフォーは肌の衰えが出始める時期。まず自分を観察して見ることが大事!
ヘア・メイクアップアーティスト広瀬あつこさんがおすすめする、キレイを味方にできる美容テクニックは…?
「症状は人それぞれですが、34,35歳くらいからシミが出現し始めて、たるみ、しぼみ、とやってくる頃です。まずは、自分を観察して見ることが大事!だと思います。鏡を見るのはもちろん、スマホの動画で、横顔、後ろ姿などなど見て欲しいです。(私も、想像しただけでも恐ろしいー)
あとは、肌や気になるところに『触る』です。シワのマッサージのポイントは、仰向けに寝た状態ですることです。寝た状態で眉間やほうれい線のあたりを触って見ると、立っている時よりも、筋肉にシワが刻まれているのがよくわかります。シワを伸ばす美容器具などで、アイロンをかけるようにコロコロすると、シワやほうれい線が目立たなくなります。仕事や子育てで忙しいと眉間にシワを寄せていることがありますが、眉間にシワがあると幸せは入っていきません。私は、眉間にシワができた時は、マッサージしたり、子どもへの接し方を考え直したりします。
私がお手入れで気をつけていることは、基本的なことをしっかりすることです。
乾燥肌で乾燥毛なので、保湿をすると肌がよみがえります。例えば、化粧水でコットンパックして少し時間をおいた後、美容液、乳液、最後にクリームの順番でしっかり保湿。クレンジングする時は、肌が乾燥するのでお湯を使わないようにしています。
時間の余裕がない時は、オイルのみです。質のいいオイルは医療並み!?と思うほど素晴らしいので、一本あると便利ですよ。時には、頭皮からジャブジャブオイルをつけて全身オイルまみれになったりします。頭皮だけでなく、首回りや鎖骨などリンパの通り道にしっかりつけて軽くマッサージします。
反対にやってはいけないことは、“肌をこする”ことです。私は仕事柄、自分でメイクの研究・検証をすることがありますが、メイクを崩して→直してを何度も繰り返した時にガンガン肌をこすっていたようで、あっという間にしみが増えたことがあります。ベースメイクでスポンジやパフを使う人は、顔をこすらないように注意してください。チークブラシなども、肌に直接触れるものは質のいいものを選んだ方が、あたりが滑らかで肌の負担になりません。
あとは、姿勢を正すことです。シャキッとすれば一時的に背筋は伸びるけれど、猫背で過ごしたことで厚くなった背中の肉や二重あごは、一瞬ではなおりません!
私も体操などで日々姿勢を正すことに奮闘する毎日です」
確かに、努力は裏切らないと言いますが、肌も体もお手入れすればそれだけの効果はあるようですね。広瀬さんの言葉で、『自分を観察することが大事!』というアドバイス、目をそらしたくなりますが、客観的に見るのは大事です。最近は写真に撮られるのも怖くて、真実から目をそらしていた自分を反省。自分の肌や髪をチェックして、いまさら遅いなんて思わず、私も年に抗ってみようと思います。(文・酒井範子)
広瀬あつこさん
ヘア・メイクアップアーティスト。誰でも簡単にきれいになれるメイク&美容テクニックを教えてくれると、女性誌などで人気。女優から人気モデル、美容家までヘアメイクの指名も多い。著書に『スマイルメイク −5歳で引き寄せ力アップ!』(世界文化社)がある。2児の母。
■文中のコメントは、「ウィメンズパーク」と「bizmom」の投稿からの抜粋です。
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