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子どもの起きている時間帯に大人時間を作る方法

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娘の本を自宅で暖かい床に横になっている夢を見て
fizkes/gettyimages

たまには夜テレビを見たり、ゆっくりしたいと思っていても、子どもといると親はなかなかゆっくりできないことも多いと思います。そんな時に、子どもにほんの少しの間、静かにしてもらったり、一緒にゆっくり過ごせる方法について、子育てアドバイザーの雨宮奈月さんに紹介いただきました。

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雨宮 奈月
教育・子育て心理アドバイザー
「表現と知育とあそびの子育て」をテーマにこどものIQとEQを育てる総合学習教室を主宰。オリジナル知育カリキュラムと、こどものタイプや親のタイプによって、「みんな違った子育てで良い!」 と丁寧な個別対応で人気。

子どもが寝た後!以外の「大人時間」は作れる?

親は、子どもが起きている時間帯は“子ども優先”の生活をして、子どもを寝かしつけてから自分の時間がつくれるもの。子どもが早寝早起きだと、子どもが寝た後などに「大人時間」を確保しやすくなります。
ただ、パパとの時間を作ったり、上の子の生活に合わせたり、子どもの年齢が大きくなるにしたがって、寝る時間は遅くなってきます。

そうすると、子どもの起きている時間にも「大人時間」が欲しくなることも出てきます。
では、子どもが起きている時間に「大人時間」を作ることできるのでしょうか。

「大人時間」はどうやって作れる?

ママにべったりで何事も“一緒”がいい子は多いです。しかし、大人も子どもも自分の大好きなものと向き合う時間というのはとても大切です。そしてその大好きなものを尊重する気持ちがお互いに大切でもあります。ある程度ものごころがついてきたら、子どもにも「ママの時間」「パパの時間」を大切にする気持ちを持ってもらうのはどうでしょう。そのためには、お互いに約束を守ることを大切にしてください。
時間が分からないから、まだ時計が読めないから、などと言わずに、時計を指さし「この長い針が6の数字のところにくるまで待っててくれる?」と話をします。もちろんはじめはガマンできないし、時計は読めないし、意味が分からずになかなかうまくいないでしょう。しかし、繰り返し辛抱強く伝えます。「6の字まで待っててね」そして必ずその時間になったら「待っててくれてありがとう!終わったよ!」と時計を見せながら“正解”を体感させてあげてください。そうしてママとのお約束を時間で守れるようになると、終わりが見えているママ離れにも子どもは納得してくれるようになります。

「ちょっと待ってて」という“ちょっと”というあいまいな表現ではなく「〇〇まで待っていて」という分かりやすいゴールを示してあげて、そして約束を守ることで、子どもの心は安定し、お互いの時間を大切にできるようになります。
「ごはんできるまで待っててくれたら一緒にあそぼう」
「〇分まで一人であそんで待っててくれたらおやつにしよう」
子どもがあそびに夢中になっているときなどにも時計や時間のお約束をすることで、自律する力もつくでしょう。

そういった日々の信頼関係の積み重ねで、ママがゆっくりテレビを観る時間、パパがゆっくり過ごす時間などを作り出すことができます。リビングで一緒にくつろいでいるだけでお互いに違うことをしていても“一緒”にいる感覚が持てるといいですね。
(大人がテレビを見ている間に、子どもは隣でプラレールであそんだり図鑑を読むなど)

メリットが多い「大人時間」

「大人時間」を子どもの起きている時間に作ることができるようになるとメリットが多くなります。日本では親子が一緒に就寝することがほとんどですが、欧米では生まれたときから赤ちゃんは子ども部屋で眠り、夫婦だけが一緒に就寝します。その結果、欧米の子どもたちのほうが自立心があり、家族同士お互いを尊重するという傾向があるようです。
日本の住宅事情や家族の生活時間などの関係で就寝事情はなかなか変えられませんが、その代わりに「時間」を区切ることで家族ルールのイニシアチブをしっかりと親が握ることができます。

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「大人時間」を作ることができるようになると、生活が“子ども中心”になり過ぎないように、“大人主体”になり過ぎないようにと、バランスよく大人と子どもの領域を線引きすることができるようになります。ぜひ、自分の時間を確保しながら子育てを楽しんでください。

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