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園から「お宅のお子さんが……」の電話。その時、どうする?

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スマート フォンと怒っている娘の母
Hakase_/gettyimages

園から帰宅後、家でのんびりしているときに、園の担任の先生から電話。ドキッとしますよね。担任の先生から電話がかかってくるときって、どんな場合なのでしょうか。そして、親としてどのように対応すればよいのでしょうか。子育てアドバイザーの長島ともこさんと、基本マナーをおさらいしておきましょう。

その日のうちに保護者に知らせるべきことがあるときに電話がくる

園から帰宅し、家でのんびりしていたら、担任の先生から電話がかかってきてドキッっとした経験があるママも多いのではないでしょうか。

園からの電話連絡は、
・子どもが園を休んだけれど、明日園にもってきてほしい物があるとき
・連絡内容に変更があったとき
・園から家庭に渡しそびれてしまったものがあるとき
・子どもが園に忘れ物をしたとき
など、いわゆる業務連絡的な内容の場合と、

・園で遊んでいる最中に怪我をしたとき
・「熱はないけど給食時に吐いてしまった」など体調が心配なとき
など、園での子どもの怪我や体調不良の報告の場合の、大きく2つがあります。

怪我や体調についての連絡を受けた場合は、その時の子どもの様子や周りの状況について、しっかり聞きましょう。

「○○ちゃんと遊んでいたらころんで、少し血が出ちゃったんだ」など、わが子から直接報告を受けることもあると思います。そのときは「それは痛かったね」など、子どもの心に寄り添い、「もう治ったかな?」「明日は元気に園に行けるといいね」など、前向きになるような言葉がけを心がけましょう。

電話連絡を受けたときに忘れてはならないのは、先生へのお礼の言葉。
「いつもお世話になっています。ご連絡ありがとうございます」「ご丁寧にありがとうございます」など、感謝の気持ちを言葉で表しましょう。

「お友達をたたいて怪我させた」。そんな時もかかってくる。そのとき、どうする?

園でお友達とトラブルになり、相手の子をたたいて怪我をさせてしまった、もしくは、相手の子からたたかれて怪我をしてしまったというときも、連絡がくることがあります。

その場合、担任の先生はたたいた子の保護者とたたかれた子の保護者両方に連絡し、その時の状況を伝えるのが一般的だった時代もありますが、いまは相手の名前を告げず、間に園が入ることが大前提の場合も。

たたいた子の保護者も、たたかれた子の保護者も、このような連絡をもらうと、心にさざ波がたちますよね。

たたいた子の保護者は「うちの子がやらかしてしまった……」と自責の念を感じるでしょうし、たたかれた子の保護者は「うちの子をたたくなんて……」と、相手の子どもと保護者に対し、怒りの感情がわいてしまうこともあるでしょう。名前を告げられなくても「あの子じゃないかしら」など相手の顔が浮かぶ場合も多いと思います。

しかし、この時期のお友達同士のトラブルは、まずは園の方針に従って解決の糸口を探すのをおすすめします。

子どもたちは、いざこざを繰り返しながら、謝っり、仲直りしながら「自分の気持ちに折り合いをつけること」を学んでいきます。

「わが子は今、お友達との関わりを通していろいろな思いをしながら社会性を身につけている時期なんだ」

たたいた子の保護者も、たたかれた子の保護者も、このことを頭のかたすみにおいた上で、受け止められるといいでしょう。

親として、相手の親にどう対応する? 子どもとどう関わる?

もし園から「相手の保護者に連絡を」と言われた場合は「けがをさせてしまったこと」を真摯に受け止めることが大切だと思います。「うちの子がたたいて、怪我をさせてしまって申し訳ございません。様子はいかがですか? 仲直りして、よかったらまた一緒に遊んでくださいね」など、誠意をもって謝罪しましょう。

たたかれた方の保護者の方は、「うちの子に怪我をさせて……」のように、相手の保護者に文句を言いたくなるかもしれませんが、そこはぐっとがまん。「ご連絡ありがとうございます。怪我のほうは、○○です。ご心配ありがとございます。こちらこそ、これからもよろしくお願いします」など、怪我の様子をやんわり伝え、落ち着いた対応を心がけましょう。

子どもに対しても、同様です。
たたいた子どもに対して「なんでたたいちゃったの? ダメな子ね!」などと責め立てたり、たたかれた子どもに対して「本当にかわいそうな子ね」などと必要以上に同情したりするのはNGです。

たたいた(たたかれた)時の子どもの気持ちに寄り添い、共感し、どうしたらお友達と楽しく遊べるかをいっしょに考えていきましょう。

帰宅後に園からかかってくる電話。大半は深刻な内容ではありませんが、子ども同士のトラブルについての連絡の場合は落ち着いて冷静に受け止めたいものです。次の日も楽しい気持ちで登園できるよう、親子そろって心が元気になる“わが家流“の工夫を施したいものです。

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