子離れした時の自分が心配。子どもが大きくなってからはどんな楽しみがある?
子どもを独り立ちさせたママに話を聞くと、「子育ては大変だったけれど、あっという間に終わってしまった」と答える方が多いようです。子どもが大きくなると、ママの生活や親子環境にはどんな風に変わるのでしょうか。口コミサイト「ウィメンズパーク」のママの声とアンケート結果から紐解きます。
子どもが大きくなって手が離れていくことが寂しい
まずは、ママのこんなお悩みから。
「9歳の男の子と4歳の女の子を育てています。時々、子どもが成長して離れていってしまったときのことを思うと寂しくなります。特に上の子は男の子なので、思春期に入ったらほとんど話さなくなるのかな…と考えたり。我が子が中学生や高校生になった姿も想像できません。お子さんが独り立ちされた方にお聞きしたいです。ズバリ、お子さんが小さい頃と今とどちらが楽しいですか? お子さんが大きくなってからの楽しみなど教えてください」
10代後半〜20代の子を持つママからのエール
このお悩みに対する、先輩ママたちの回答は…?
成長とともに育児の負担は軽減。今では娘と旅行に
「娘はとっても手のかかる子だったので、子育てが楽しくなったのは幼稚園入園後です。小・中・高といろいろなことがありましたが、子どもの成長とともに育児の負担は軽くなり、わずらわしいことは減りました。昨年は娘と2人、夫抜きで旅行もしました。対等に話せるようになって、それはそれで楽しいですよ」
一緒にいる時間は減るものの大人同士として楽しめる
「娘が大学に入った以降は、バイトしたり友だちと遊びに行ったりと、一緒に過ごす時間は減りました。小さい頃は、どうでもいいようなことまで話してくれていたのに、親に話さないことも多くなります。淋しいですが、成長して楽しいこともたくさんあります。対等に話せることもあるし、大人同士として一緒に楽しめることも。私より娘のほうが詳しいことがあったと、主導権が親ではなく娘になる場面もいろいろと増え、それはそれでうれしいものです」
たくさん葛藤したけれど、今はすっきり
「私は断然今が楽しいです。子育ては、義務と責任で必死にやってきました。でも、家族の基本は夫婦で、親の義務は子どもを稼げる大人にしてきちんと社会に送り返すことだと考えているので、子どもが成長した今は、すっきりした気分です」
小さくても大きくても、かわいさはかわらないもの
「かわいさは子どもが何歳になっても変わらないものです。でも、だんだん子どもが家にいる時間は少なくなるので、1人の時間が増えます。私はその時間で講習会に通い、来月卒業を迎えます。まさか、この歳で自分の卒業式の練習をするとは思いませんでしたが、緊張感があっていいと思っています。ちなみに96歳の祖母も、今でも自分の娘は可愛いそうですよー」
子どもが未知の世界に活動を広げていくのを見るのも眩しくて幸せ
「過ぎてしまえば、どの時代も楽しかったと思えます。小さい頃、部屋中におもちゃを散らかして足の踏み場もない中で、きょうだい2人でちょこんと座ってお菓子をむさぼっている写真が、今も私の一番のお気に入りです。今は、子どもたちは家を出てしまいましたが、自分の力で、私の未知の世界へどんどん活動領域を広げていっているのが頼もしくて眩しいです。それを見るのが今の楽しみかな」
ママがやりたかったことのトップは資格の勉強
小さい頃も、大きくなってからも、子どもがかわいいことには変わりはありません。でも共通して言えるのは、ママが自由に使える時間が増えることではないでしょうか。
そこで最後に、ママ自身に余裕ができたらやりたいと思っていることについて紹介します。子どもの独り立ちの時期はママが自分の人生を見つめ直す時期なのかもしれません。口コミサイト「ウィメンズパーク」の会員16,857名に「余裕があったら習いたい習い事は?」というアンケートを行った結果、上位5つは以下の通りとなりました。
1 資格の勉強 17.7%
2 スポーツ系 13.7%
3 語学 12.8%
4 料理 12.7%
5 楽器や音楽 8.5%
資格の勉強がやりたかったことのトップとは、ママたちの向上心の高さが伺えます。「まだ何をやりたいか考えられない」という人もいましたが、好きなことや楽しめることを見つけて、いつもママには輝いていてほしいですね。(文・橋本真理子)
■文中のコメントは『ウィメンズパーク』の投稿を再編集したものです。