どう答える? 子どもの「サンタさんって本当にいるの?」
クリスマスがやってくると、ママ・パパの大仕事がやってきます。
それは…プレゼント探し。そして悩ましいのがプレゼントの渡し方。サンタクロースを信じている子どもに、夢をこわすことなくどう渡すか。
口コミサイト『ウィメンズパーク』の会員7163名に「サンタクロースの演出はいつまで?」というアンケートを実施したところ、上から
1位 ~12歳未満(小学生の間まで) 40.8%
2位 ~10歳未満 31.8%
3位 5歳未満 8.3%
※口コミサイト「ウィメンズパーク」会員7163名回答。2015年2月実施。複数回答。
との結果になりました。
小学校卒業までは、サンタさんがプレゼントを運んできてくれるご家庭が多いようですね。
でも、子どもの方は高学年になるにつれ
「サンタさんは、本当にいるの?」
「友だちはいないって言うけど、いるよね?」
と、サンタさんの存在を疑いだし…。
本人が気づくまでサンタはいる!と、言い続けるか?もしくは、カミングアウトするべきか?『ウィメンズパーク』のママたちの投稿から、疑いだした子どもへの対応や、サンタの演出終了のやり方をリサーチしてみました。
ショックを受けて真っ青に
小学校高学年の息子が突然「ねえ、サンタっているよね?」と聞いてきました。未就学児ならまだしも、高学年で事実と違うことは言えなかったので、「実は、パパとママなんだよ~」と言ったら予想以上にショックを受け真っ青な顔に。私としては、幼くてからかわれやすい息子なので、いつまでも信じていて友だちにバカにされたら嫌だなという気持ちもあったのですが…。信じている子には嘘を突き通す方がよかったのかな…。
信じていじめに発展しないか心配で…
あえて親からは伝えず『サンタクロースってほんとにいるの?』という本をプレゼントしました。小学生になれば、周囲にもサンタクロースを否定してくる子も増えるし、信じる子をバカにしたりとか、色々ありますよね。それが、イジメに発展したらとか不安にもなる。
ママもプレゼントを買いたいの
友だちから、サンタは親だと聞いてきショックを受けた息子には、こう言いました。「世界には沢山の子どもがいるから、卒業していかないとサンタさん大変だからね。卒業する年齢はそれぞれ。○〇ちゃんの家は、早く卒業だったのね。でも、プレゼントを探すのって楽しい事だから、○〇ちゃんのママ、羨ましいな~」と。
サンタさんから電話がきました
高学年になると、プレゼントをこっそり準備するのが難しくなってきて。「サンタさんから電話で『凄く忙しいので、今年からプレゼントを代わりに渡してもらえませんか?』って電話があったよ、小さい子の所に行くので精一杯なんだって」と言って、好きな物を、予算内で申告して貰う制度に変えました。これで、かなり楽になりました。
サンタさんからの幸せの魔法
小学校6年のクリスマスに「来年からは、もっと小さい子のところに行くからね。でも、君がこれからずっと幸せでいられる魔法をかけるし、他の子にプレゼントを届けるために家の前を通ったら元気かなって思い出すから、君も忘れないでね」と手紙を添えました。次の年からは親があげています。
真実は闇に葬りました
サンタは親だと疑っていた時期はありますが、真実は闇の中に葬り去りました。真実を告げる前に、小6でサンタから「今年が最後」と手紙が来て、翌年からサンタ制度は終了。手紙を読んで半泣き状態になっていましたが、ずっとサンタの夢を見させてきたわけだから、最後まできれいに終わらせてあげたかったんです。
カミングアウトで涙目に
小学校の高学年の娘がかなり探りを入れてきたので、カミングアウトしたところです。涙目になってしまいました。夢を壊したなら悪いけど、「嘘をついてまで信じ込ませることはないとママは考えてる。世界にはプレゼントをもらえない子どもがいることも考えて欲しい」など、真剣な話ができたいい機会でした。ちなみに夫の甥は17歳でサンタを信じていると聞いてびっくり(笑)
サンタの衣装を見つけられて…
小4、小2ですが、クローゼットのサンタの衣装を見つけられて、カミングアウトする前にバレました~。それでも夢を持っていて欲しかったので「『いない!』って言うなら、今年はプレゼント貰えないかもねー」って言うと、「いや!いると思う!」と、半ば無理矢理サンタから貰えるという形式にしてます。
大学生でもサンタを信じてる!?
同僚の子どもたちは高校生、大学生になって親が準備していると気がついているけど、はっきりさせたらサンタのプレゼントがなくなるから、お互い触れることなくサンタからのプレゼントが続いているそうです。そんな自然な感じに続けられたらいいなぁ。
サンタさんからのお手紙は、夢をこわすことなくサンタ制度を親に引き継げそうですね。
大学生になってもサンタを信じている振りをしてもらい続ける手口は、子どもの方が一枚上手かも(笑)。それでも、いくつになっても親は子どもがプレゼントを開けた時の笑顔が見られたらHappy Christmas ですよね。
(文・井上裕紀子)
※文中のコメントは口コミサイト『ウィメンズパーク』からの抜粋です。