【専門家監修】「比率は? 漢字は大き目?」年賀状のひと言、きれいに見せるコツ
いよいよ年賀状の季節です。
みなさんの年賀状は子どもの写真入りですか?それとも素敵なイラストでしょうか?
現在は印刷が主流ですが、やっぱり手書きのコメントをもらうとうれしいもの。
ひとことでもいいから添えられると素敵ですね。
今回は、年賀状に手書きでひとこと添える際のコツを、書道講師・髙宮華子さんに紹介してもらいました。
手書きのコメント、まずどこに書く?
手書きでコメントを書くとき、みなさんはハガキのどのあたりに書いていますか?
空いてるところに適当に?
その場でなんとなく?
だとしたら、もったいない!
ちゃんとキレイに見える場所があるのです。
それは、印刷文と住所の間の右寄りの部分です!
もちろんデザインにも寄りますが、印刷の場合はパソコンの文字で
「あけましておめでとうございます 本年もどうぞよろしくお願いいたします」
など、ご挨拶を印字しますよね。
そして、その後に郵便番号・住所・家族の名前を印字します。
そうです。この挨拶文と署名の間のスペースに書くとキレイに見えるのです!
行頭は印字の行頭とは揃えず、一文字分右にしましょう。
こうすることで、読む人の目が左上から右下に流れ、楽に読ませることができるのです。
一見当たり前のように感じますが、住所の左隣に書いてあったり、空いているところになんとなく書いてあったりすると、ちょっと残念な感じになってしまいます。
いくら字がキレイでもバランス悪く見えて読みにくいのです。
もし、印刷文と住所の間にスペースがない場合、
横書きは、“住所の右横”
縦書きは、“住所の左下”
に書いておくとバランスよく見えます。
1行?2行?きれいに見える正解バランス
実際にコメントを書くとき、みなさんは行数を意識していますか?
例えば、「今年もよろしくね!」と書く場合。
文章も短いので1行で書いてしまいがちですが、この場合は2行で書いたほうが正解です!!
2行のほうがよく見える理由を見ていきましょう。
まず、文字は“行”をまっすぐ書くとキレイに見えます。
人の姿勢は背骨がピンと伸びているとキレイに見えると思いますが、それとまったく同じイメージです。
文章を書く際も1行をまっすぐ書けたらとてもキレイでよいのですが、7文字以上だとまっすぐ書くことが難しい場合も少なくありません。
そのため、
「今年もよろしくね!」
より
「今年も
よろしくね!」
のほうが行が曲がりにくく、また文字がぎゅっとかたまるのでボリュームも出ておすすめなのです!
2行の見本
最後に!短くギュッと気持ちを伝えるコツ!
コメントはひとことでも十分。気持ちを伝えることが大切ですよね。
短くてもしっかり気持ちを伝えるポイントは、コメントのなかに相手のお名前をいれることす。
「今年もよろしくね!」
より
「はなちゃん、今年もよろしくね!」
のと書いてあるほうがうれしくないですか?
やっぱりお名前が入っていると、よりパーソナルな感じが増して心がほっこりします。
また、日本語は漢字・カタカナ・ひらがなが混ざっていますが、ポイントは、ひらがな・カタカナよりも漢字を大きく書くことです!
漢字はその文字だけで意味を持っているので、ひらがな・カタカナより目立たせて書くことで、意味がぱっと伝わり読みやすくなります。
比率の目安は、だいたい
漢字:カタカナ:ひらがな
10:8:7
くらいのイメージです。
これは日常の文章でも全く同じです。ぜひ意識してみてくださいね。
とても美人で性格のよい友人がいるのですが、年賀状だけはいつも手書きのコメントがなく、もらった私は少しさみしい想いをしていました。
なぜコメントを書かないか聞いてみたら「本当は書きたいんだけど、字に自信がなくて」とのこと。
大事なのは気持ちを伝えることです。
文字にちょっと自信がない方も、今回紹介した3つのコツを踏まえて、ぜひ手書きのコメントを添えてみてくださいね!
初回公開日 2019/12/19
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