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イヤイヤ期とにつき合う3つの「A」と、親がイライラしない5つのポイント

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ご家族での休暇
kazoka30/gettyimages

1才代に始まり、2才代に絶頂期を迎えることが多い、子どものイヤイヤ期。毎日「イヤ!」の連続で、泣いてばかりの子どもにママもパパもイライラ…、なんてことはありませんか。親子でイライラ、怒ってばかりでは楽しいはずの親子の時間がもったいないですよね。そこで、日本キッズコーチング協会の竹内エリカ先生に、イヤイヤ期の親が抱える「つらい」「苦しい」気持ちとの上手なつき合い方を聞きました。

イライラするのは自然なこと。感情の乗り越え方を子どもと一緒に学んで

「今日もイライラしてしまった」と感じたときには、なぜ自分がイライラしてしまったのか理由を振り返ることが大切です。さらに、どうしたら気持ちが治まるのかを言葉にしてみましょう。ノートにまとめると、気持ちの整理がつきやすいですよ。
それと同時に、子どもに対してイヤイヤしている理由を聞いてみましょう。なぜそうしたのか、どうして欲しかったのかを言葉で伝える練習は、この時期の子どもにとっても有意義です。
親子で一緒に「気持ちを言葉にする」という練習を、ゲーム感覚で楽しんでみるといいでしょう。

イライラの原因は、未整理のまま積み重なったマイナス感情

たとえば、急いでいるのに子どもが着替えをしたがらないケース。子どもが「着替えない」ことにイライラしていると思いがちですが、実は大人の心の中には「家事が進まない」「だれも自分のことを助けてくれない」「遅刻する」といった、さまざまなマイナスの感情が積み重なっています。イライラの原因は、まさにこれらのマイナス感情が積み重なったことにあります。マイナス感情をため過ぎすると大爆発…なんてことになりかねません。普段から積み重なった理由を探り、一つずつ解決していきましょう。

イヤイヤ期と上手につき合える、3つの「A」を知っておこう

イライラしていると、「〇〇しなさい!」と子どもにいきなり指示をしてしまい、怒っているママが怖くて子どもがさらにギャン泣き…なんてことにも。イヤイヤ期と上手にかかわるには、子どもの気持ちを理解することから始めることがポイントです。そんなとき役立つのが、以下に紹介する3つの「A」。Aから始まる3つのステップを踏むことで、イヤイヤとスムーズにかかわりやすくなります。

【1】 Allow=受け入れる

まずは子どもの様子をじっくり観察し、何に興味を持ち、どのように行動するのか把握しましょう。危険がなく、子どもがサポートを求めない限り、口や手は出さず、根気よく見守ることが大切です。観察を繰り返すうちに、子どもの気持ちや行動を受け入れることができるようになります。

【2】 Adapt=共感する

たとえば積み木を一人で上手に積めたとき。子どもは親の反応を確かめてきます。そんなときは子どもに共感し、感情を言葉にしてみましょう。できたときは「うれしいね」「楽しいね」などプラスの言葉をかけてあげることがポイントです。「親が一緒」という安心感のもと、次のステップに進むことができます。
逆にうまくいかないことがあって泣いているときは「イライラしたのね」「こうしたかったね」など、マイナスの感情にも言葉で共感してあげて。子どもが自分の気持ちを言葉にするお手本になります。

【3】 Add=提案する

イヤイヤの気持ちをずっと抱えているのは、子どもにとってもストレス。別のことや新しいことを提案することで、うまく切り替えることができます。「イヤだったね。次は何する?」「ほかにも〇〇や〇〇もできるよ」など、提案は親がして、選択は子どもにさせましょう。子どもに選択する力がつき、「自分で選んだ」という満足感も得られます。気持ちをうまく切り替えられれば、ママやパパがイライラすることも減るはずです。

イライラ知らずのママ・パパになる!5つのポイント

イライラしないで毎日過ごせたらどれだけラクか、と思いつつもあきらめているママやパパが大半なのではないでしょうか。しかし、実はイライラは、ちょっとしたコツで予防することができるのです。ポイントは5つあります。ため込んでしまう前に、「これならできそう」というものから試してみて!

【1】子どもの様子をじっくり観察する

イライラの原因の一つは、親子のコミュニケーションがうまくとれていないから。子どもと上手にかかわるためには、まずは子どものことをよく知ることが大切です。そこで、子どもが何か一人でしようとしているときは、あえて手を出さず、子どもをじっくりと観察しましょう。たとえば、子どもがイライラしているとき物を投げるなら体を動かして発散させるタイプ、泣くなら言葉で自分の表情を表したいタイプ…と少しずつわが子の行動パターンがわかってきます。

【2】子どもの行動を実況中継してみる

イヤイヤ期は、「しつけをする」ことよりも、「感情を理解してあげる」ことのほうが大切です。無理に親の思い通りにしようとすればするほど、関係は悪化してしまいます。
子どもの感情を理解することを第一に、「できなくて怒っているのね」「怒って、投げちゃった」など、行動を言葉にして、実況中継してみます。客観的に子どもの行動を見ることができ、冷静さを保てます。

【3】伝えるときは「3回同じことを言う」を意識する

「静かにしなさい」と1回言うだけで伝わるときは、ほとんどないですよね。伝わらないと感情が高ぶり「どうして言うことを聞かないの」「いつもそうなんだから」「もう連れていきません」など、どんどん強い言い方になってしまいがちです。そんなときは言葉を変えず、同じことを3回言ってみましょう。「3回言って伝わればラッキー」くらいに大らかに構えることが大切です。

【4】子どものかわいい瞬間を思い出してみる

泣き顔ばかり見ていると、気持ちが暗くなってしまいますよね。そこで、笑顔の写真を見返したり、赤ちゃんのころの写真を見たり、楽しかったことを思い出すだけでも気持ちがほぐれます。
子どもがお話できるようなら、お互いに好きなところやいいところを言い合うのもおすすめです。「〇〇ちゃんはやさしいね」「ママもやさしいよ」なんてやり取りができたら大成功!

【5】気持ちを発散できる趣味や習慣を持つ

イライラしそうだな、と思ったら育児から一度離れて、気持ちを切り替える機会を持ちましょう。歌を歌う、絵を描く、体を動かすなど行為は、表現行動といわれていて、感情を発散するきっかけになります。子どもと一緒にできる習い事などを始めてみるのもおすすめです。
また、たまにはママ友とグチを言い合うのもいいでしょう。自分ばかり相手にグチをぶつけるのではなく、相手のグチも聞いてあげましょう。話し合うことで解決のアイデアが生まれることもあります。

イヤイヤ期みんなどうしてる?先輩ママ・パパ対応テク

できるだけ自分がイライラしないために、みんなはどんな対応をしているのか、気になりますよね。イヤイヤ期まっただ中のママ・パパの体験談を紹介します。

●正しいかどうかはわかりませんが、2歳児を相手にあまり「ああしなきゃ」「こうしなきゃ」って思ってしまうと、自分も子どももキツイと思うし、余裕がなくなっちゃう気がします。お風呂も嫌なら入らんでいい!着替えもイヤなら裸でいい!くらいに構えていると、気持ち的にはラクになるかもしれないです。

●お母さんがイライラしていると、子どもにも非常に伝わるので、できるだけストレスをためない方法で、しかもお子さんにもメリットを提示するってことで、自分は以下の通りでした。
お着替え
ご飯大好きなら、着替えないと食べられないよ~^^は効果ありますかね?後は、お洋服自分で選びたい!という意思があれば、「どっち着たい?」と2着提示するのも一時、効果がありました。


●しんどいですよね。2歳半の娘のイヤイヤも、磨きがかかってきました。でもまあ、2歳児に色々求めるつもりはないから、
お昼ご飯時
娘:くるくる(ねるねるねるね)やる!
私:先ご飯ね
娘:さきにくるくる!
私:じゃあ、ご飯一口食べたら、くるくるやっていいよ。でもくるくる食べたらご飯全部食べなさいよ
という感じ。癇癪やイヤイヤは完全には言いなりにならず、何かしら妥協させています。

いかがでしたか?ママやパパがイライラしていると、自分がつらいのはもちろん、子どもにもつらい思いをさせるもの。イライラをため込んで爆発させてしまう前に、上手に発散していきましょう!

■参考
「1才2才のひよこクラブ」2019冬春号「イライラ知らずのママ・パパに!親のイライラ感情とのつき合い方」

※このエピソードは口コミサイト「ウイメンズパーク」の投稿からの抜粋です

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