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0歳代の力を伸ばすリズム遊び! どんな遊び方をすればいい?

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笑顔の赤ちゃんに風船
Tom Merton/gettyimages

ねんねの体勢からおすわりができるようになり、あっという間に立っちするように、と成長が目まぐるしい0歳代の赤ちゃん。そんな0歳代の赤ちゃんとでも、楽しく遊べるのがリズム遊びです。
もちろん赤ちゃんの力を伸ばすためにも大切な遊びです。
では、ママやパパはどのような遊び方をすればいいのでしょうか?
今回は0歳代のリズム遊びについて、相模女子大学学芸学部子ども教育学科准教授・金元あゆみ先生に話を聞きました。

リズム遊びは“ここちよさ”がカギ!

まずは、リズム遊びの基本的なことについて金元先生に教えてもらいました。

そもそもリズム遊びってどんな遊び?

“リズム遊び”とは、身体の動きや楽器を用いて、リズムを楽しむことを中心とした音楽活動のことをいいます。
手遊びやダンス、歌いながら手拍子をする、なども広い意味で“リズム遊び”といえます。
“リズム遊び”は音楽が重要な役割を担っているので、音楽自体に動きを引き出すような魅力があることも大切なポイントになります。

0歳代でも音感やリズム感は身につけられるの?

0歳代は、音やリズムに対する“ここちよさ”を感じる経験を積み重ねる大切な時期と考えられます。この“ここちよさ”の経験を通して、イキイキとした表情や動作が生まれ、音感やリズム感はもちろん、言葉や人間関係、表現力、好奇心などが育ちます。
また、ママやパパが抑揚をつけてゆったりとしたやさしい語りかけをしてあげると、言葉のわからない赤ちゃんでも“ここちよさ”を感じ、それが音やリズムに対する興味へとつながっていきます。
もちろんやさしい語りかけは、赤ちゃんとママ・パパとの愛着形成の面からも切です。
0歳の赤ちゃんと触れ合うときに、歌やリズムを取り入れると、「ここちよさをもたらしてくれる人」と認識され、赤ちゃんとの信頼感も高まり、人とかかわることのよろこびを知る経験にもなります。
リズム遊びは、脳や体の機能だけでなく、心もはぐくむことができるコミュニケーションの出発点といえます。

リズム遊びの第一歩は日常生活の中にあった!

赤ちゃんとリズム遊びをするための第一歩として、語りかけや触れ合いなどの日常生活での関わりの中に、リズムや音を取り入れてみましょう。
たとえば、名前を呼ぶときに抑揚をつけたり、おむつ交換のときにやさしく肌にふれてスキンシップをとるなど、音を耳で聞くだけでなく、リズムに合わせて肌に触れる・動くという関わりも加えてみると、同時に様々な感覚が刺激されます。
ここで大切なのは、赤ちゃんがここちよさを感じているかどうかですので、赤ちゃんの反応を確かめながらコミュニケーションをとるようにしましょう。
また、赤ちゃんの発声や動きに合わせて音を鳴らしたり声かけをしたりするのもいいですね。
これらは日常生活で自然とやっているママやパパも多いと思いますが、これがリズム遊びの第一歩。リズム遊びをするときは、大人が楽しそうにすることで、赤ちゃんも誘われていきます。

金元先生おすすめ! 0歳の成長に合わせたリズム遊び

おうちでもかんたんにできる、赤ちゃんの発達段階に合わせたリズム遊びを、金元先生に教えてもらいました!

ねんねのころにおすすめ「あたまかたひざポンッ!」

「あたまかたひざポン」は有名な手遊び歌ですが、ねんねの赤ちゃんでも楽しむことができるんです。
メロディーに合わせて、赤ちゃんの頭から順にやさしくタッチしていきます。
ただタッチするだけでなく、手のひら全体で包みこむようにタッチしたり、指先でチョンっとタッチしたりするなど、リズムや触れ方に変化があるとより楽しめそうです。

おすわりのころにおすすめ「ゆらゆらストン」

ママやパパが床に正座をした状態でひざの上に赤ちゃんを乗せ、「ゆ〜らゆ〜ら」と言いながら体を揺らします。そして「ストン」と言いながら、赤ちゃんの両脇を支えた状態でひざを開いて、落ちる感覚を楽しむリズム遊びです。リズムに合わせて揺れたり落ちたりする動きの繰り返しを楽しみましょう。
このとき、赤ちゃんのおしりが強く床にぶつからないように気をつけましょう。
正座が難しければ、足を伸ばした状態で行ってもOKです。

立っちのころにおすすめ「立っちでダンシング」

立っちでしっかり体を支えることができるようになったら、立っちした状態で赤ちゃんの両手を持って、音楽や声かけに合わせてダンスするリズム遊びをしてみましょう。
だんだんリズムにのって体を揺らしたり、ひざを曲げたりできるようになります。

リズム遊びは0歳から楽しむことができますが、金元先生によると、1歳ごろには大人の動きを真似しようとし始め、2歳ごろには自分で歌ったりリズムに合わせて踊ったりできるようになるんだそう。
日常生活や遊びの中で生まれる、身近な音を使ったリズム遊びを、お子さんとのコミュニケーションツールの一つとして取り入れてみてはいかがでしょうか。


(取材・文/大月真衣子、ひよこクラブ編集部)

■監修/金元あゆみ先生
(相模女子大学学芸学部子ども教育学科准教授)
保育学・幼児教育学を専門とし、保育園での保育を経験したのち、大学院に進学。昭和女子大学での助教を経て現職。著書に「0歳児のあそび」(ひかりのくに)がある。

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