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話題となった「#俺のおむつ交換台」 ひとりの素朴な疑問が社会を動かすまで

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黒い背景の上に新生児の赤ちゃんを保持している父と母の手をクローズアップ、コピースペースの背景バナー家族の両親愛の概念
paulaphoto/gettyimages

2019年の9月からSNSで拡散されたハッシュタグ「#俺のおむつ交換台」。男性が外出先で子どものおむつ替えをしたくても、男性トイレにおむつ交換台がない現状を訴え、注目を集めました。
「男性の育児はもはやスタンダード。環境の整備を求めていきたい」と活動を続ける団体を取材しました。

男性が育児をしたくてもインフラが未整備!

家族で出かけたときに、パパが赤ちゃんのおむつ替えをしようと思ったら、男性トイレにおむつ交換台がなかった! という経験をしたことはありませんか? 

男性が主体的に育児をしたいと思っても、そうはいかない.『壁』があります。そんな『.壁』をなくしたいと活動しているのが「babystep 」という団体。

メンバーの1人である松永さんは男性トイレにおむつ交換台がないことで、実際に困った経験があるパパの一人です。「家族で百貨店に買い物に行ったときに、私が子どものおむつを替えようとしたら、男性トイレにおむつ交換台がなく、妻にお願いするしかありませんでした。

米国では#Sq ua t For Change (※)がムーブメントになって、ニューヨーク州では公共の男性トイレにおむつ交換台を設置しなければならない法律がつくられました」
まずは家電量販店の男性トイレにおむつ交換台を設置してもらおうと、2019年の9月からインターネット署名サイトChange.org でキャンペーンを立ち上げ、19年12月4日時点で1万7000以上の署名が集まっています。


代表の早川さんは、「たくさん署名が集まり、メディアにも取り上げられ、大きな反響がありました。今後は一企業だけでなく、社会全体にこの活動を広げていきたい」と語ります。

社会に疑問を持ったらネットで発信できる時代

早川さんは1児のママ。お子さんが3カ月ごろ、使っていたおしりふきのパッケージにあった.『全国のお母さんを応援します』というフレーズに違和感を覚え、これを変えてもらうための署名活動を開始。これがba
bystep 設立のきっかけに。

「夜中におむつ替えをしていたときに、ふとおしりふきを見て.“どうしてお母さんだけ?”とツッコミを入れていたのですが、友人にそれを話したら.思っているだけじゃ何も変わらないよ“と言われ、背中を押されました。

今はネットで発信ができる時代。社会に疑問を感じたら、ネットで発信してみんなに投げかけてみるのも一つの手。幸い私はいい友人に恵まれ、友人が私の考えに共感してくれたからこそ、今の活動ができています」

今後はベビーナップ(出生前契約。出産前に夫婦やパートナーなどと、家事・育児の分担やお金について取り決めること)の普及を考えているそうです。


世界との比較では日本男性の家事・育児をする時間の短さ、そして日本女性が家事・育児をする時間の長さが際立っています。共働きの増加もあり、今後もさまざまな問題や事象が浮彫になってくるでしょう。
解決の糸口として、まずは男性が育児をしやすい環境の整備が急務といえそうです。

6才未満の子どもを持つ夫婦の家事・育児時間 1日当たりの国際比較

6才未満の子どもを持つ夫の家事・育児に費やす時間(1日当たり)は、日本では1時間23分。ほかの先進国と比較すると、短いことがわかります。
このグラフは、内閣府・男女共同参画局ホームページより抜粋し改変(総務省2016年「社会生活基本調査」などより作成)

#Squat For Changeは「男性トイレにおむつ交換台を!」という米国発のムーブメント

※#Squat For Change
米国在住の男性が、男性トイレにおむつ交換台がないため、しかたなく子どもをしゃがんだ太ももの上にのせたスクワット状態でおむつ替え。その写真をSNSに投稿したところ、同じ経験をした男性たちから大きな反響があり、一大ムーブメントに。おむつ交換台の設置の必要性を訴えています。

育児中のママ・パパたちの間で話題になっていることから時事ネタまで、子育ての関するニュースを掘り下げる『ひよこクラブ』の人気連載「子育てTOPICS」。読者に知ってほしいテーマを毎月紹介しています。
(取材・文/ひよこクラブ編集部)


■お話
早川菜津美さん 松永圭史さん
2018年5月に設立された、家族や性の多様性を尊重し、楽しく子育てができる社会をめざす団体の代表およびメンバー。
babystep

ひよこクラブ3月号

発売中の3月号の「子育てTOPICS」では「小さく生まれた赤ちゃんのための母乳バンク」について取材しています。

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