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電車、公園、子育てサロンetc.公共の場で 知らない子のギャン泣きが止まらない。こんなとき、どうする?

更新

母親と男の子は泣いてください。
Halfpoint/gettyimages

電車・公園・子育てサロン・スーパーなど公共の場で、知らない子がギャン泣きしている光景を目にした経験はありませんか?こんなとき、あなたならどうしますか?
子育てアドバイザーの長島ともこさんが自身の経験を振り返りながら、まわりの反応や対処法について紹介してくれました。

公共の場で子どもがギャン泣き! 周りの反応は? そのときどう思った?

乳幼児の子育て真っ最中のママパパにとって、子どものギャン泣きは大きな悩みのひとつ。とくに、電車・公園・子育てサロン・スーパーなど公共の場でギャン泣きされると、いてもたってもいられなくなり、「申し訳ない」という気持ちになるママも多いようです。

公共の場で子どもがギャン泣きした際、周りの人からの冷たい視線に、ママは敏感です。「しつけがなってないんじゃないの?」と、見知らぬ人から心ない言葉をかけられたりすると、なおさら心が折れてしまいますよね。

しかしそのいっぽうで、近くにいる人が子どもに声をかけてくれたり、「お子さんは何歳? ママは今がいちばん大変な時期ね」など、ママに声をかけてくれたりすることも。
そこでふっと空気が変わり、子どものギャン泣きがおさまることもあります。
子どもが泣き続けていても、周りの人から声をかけてもらえたことで、ほっとしたり、心が元気になったりしますよね。ただし、この声かけも難しい一面があります。ママによってはかえって責められていると感じてしまうことも。
あなたの味方であるという声のトーンや言葉選びが重要な場合もあります。

知らない子が公共の場でギャン泣き。こんなとき、どうする?

「知らない子が公共の場でギャン泣きしているのを見かけたら、どうする?」といったテーマで、園児・小学生の子どもを持つママに、アンケート取材をしてみました。

「公共の場で子どもにギャン泣きされた際の、親の居心地の悪さは自分もよくわかります。公園でそんな場面に出くわしたときは、子どもと同じくらいの年齢の子だったら、『いっしょにおにごっこしない?』などと声をかけることもあります。それをきっかけに、公園友だちになった子もいます。」(小2の女の子・年長の女の子のママ)

「イヤイヤ期の真っ最中と思われる2・3歳の子がギャン泣きしているときは、その子のママが、あえてなだめたりせず、子どもの気持ちを落ち着かせるために傍観していることもありますよね。そんな雰囲気を感じた場合は、声をかけたりはしないですね」(小1の男の子のママ)

「バスの中でママにだっこされている赤ちゃんがギャン泣きしているときは、つい、あやしてしまいます。5歳の息子は赤ちゃん好きなので、この間は一緒に赤ちゃんをあやしました。赤ちゃんが息子に興味を示して、息子の指をぎゅっと握ってはなさなかったのが可愛かったです。バスからおりるとき、赤ちゃんのママから『ありがとうございました』と言われ、息子もうれしそうでした」。(小3の女の子・年長の男の子のママ)

「スーパーで、『このお菓子が欲しい〜』とただをこねて泣いている子を見ると、思わず微笑んでしまいます。うちの娘も、イヤイヤ期のときこんな感じだったな〜と思い出します。ママはこの時期大変だけど、あっという間に大きくなるので、心の中で『あともう少し、がんばって!』と、心の中でエールを送っています」(小4の女の子のママ)

皆さんそれぞれ、わが身を振り返りながら、知らない子のギャン泣きをやさしい眼差しで見守っているようです。

ママがママにできること

待機児童問題・母親の社会復帰の難しさ・ワンオペ育児問題など、育児をとりまく課題は少なくないのが現状で、「子育てしやすい国」とは言い難い日本。

そんな中、ママたちは家族や園、ママ友、子育て支援サービスなどの力を借りながら、できる範囲で日々の育児をがんばっています。

わが子の成長をつぶさに観察し、育児の喜びやつらさを感じながら日々を過ごしているからこそ、知らない子、知らないママに対しても、「同志」という意識がめばえやすいのではないでしょうか。

子育てには正解がないからこそ、そのときそのときの判断が難しいもの。

公共の場で、知らない子がギャン泣きしている場面に遭遇した際は、まずはその子やママの様子を良く見ることです。そして「自分が同じ立場だったらどうされたいか」「このママはどうしてもらったら嬉しいか、あるいは嫌だろうか」を考え、必要に応じて声をかけたりできたら良いですね。

悩みながら、試行錯誤しながら子育てしているのはみんな同じです。知らない子のギャン泣きを目にしたら、その場をスルーせず、子育ての「同志」としてニコッと微笑む状況によっては「どうしたの?」と声をかけるなど、さり気なく注目し見守ってあげましょう。

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