理想の暮らしを追求したら「ミニマリスト」に到達。3児の働く母に聞く“優先順位のつけかた”

最近、話題になっている「ミニマリスト」。
物を最小限に減らすと、いろんなことにゆとりが生まれるんです。達人に聞いた働きながらミニマリストになる方法を3回にわけてご紹介します。
第1回目のテーマは、「ゆたかに暮らすための優先順位のつけかた」です。
■教えてくれた人:尾崎友吏子さん
ブログ「cozy-nest 小さく整う暮らし(www.cozy-nest.net)」主宰。3人の男の子の母。仕事は建設関係。著書に『3人子持ち働く母のモノを減らして家事や家計をラクにする方法』、『3人子持ち働く母の 「追われない家事」』(ともにKADOKAWA刊)がある
働くママならではの理想の暮らしを追求したら「ミニマリスト」に到達

育ちざかりの3人の男の子を育てながら、建設コンサルタント会社に勤めている尾崎さん。ミニマリストになった一つのきっかけは引っ越しでした。
「今持っている物をきちんと収納できる広い家に引っ越す代わりに、ローンを返済するため、もっと働くのが本当にいいことなのか考えたら、そうじゃないと気がついて。
“本当の豊かさ”を求めて働いているのだから、暮らしを犠牲にするようなことはやめようと思い、物を減らして小さな住まいに引っ越しました」
仕事をしながらでもきちんと管理できる量に物を減らしたら、グッとストレスが減り、家事もラクになったのだそう。時間的にも金銭的にもゆとりが生まれ、子どもとの時間もより多く取れるようになりました。
そんな尾崎さんがミニマリストになれた第一ステップをご紹介します。
大事なことを見失わないために、暮らしの優先順位をしっかり考えよう
ミニマリストを目指すとき、いきなり物を減らすのはNG。
まずは自分や家族の暮らしの中でどんなことを優先したいのか、優先すべきなのかをビジネスライクに考えてみましょう。
尾崎さんの「減らしてもいいこと」
1)見栄のための物
他人によく思われるためだけに持っている物は、必要ない
2)食事以外の家事
掃除や洗濯は手抜きするのではなく、できるだけ簡略化する
3)管理しきれないアイテム
持っているだけできちんと生かすことができない物は手放す
尾崎さんの「大切にしたいこと」
1)子どもとのコミュニケーションの時間
仕事や家事に忙殺され、子どもとの時間を失いたくない
2)家族においしくて安心な食事を提供
外食やレトルトには極力頼らず、料理は手作りしたい
3)自分のキャリア維持
現在は時短勤務を選択していても、将来のために働き続けたい
尾崎さんのように物を減らしていくときの判断基準をしっかり見定めておくことで、迷いなく物を減らしていけるようになります。
まずは自分の気持ちに向き合ってみることから始めてみてくださいね。
次回は「家事の負担を減らせる、物を減らすテクニック」をご紹介します。
■参考
「bizmom(ビズマム)」2016年夏秋号 特集「物を減らすとメリットいっぱい 働くママこそ!目指すはミニマリスト」より
■取材・文/杉澤美幸
■撮影/柳原久子
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