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【専業ママの再就職事情】主婦スキルが生かせる仕事は? トライしてみたい「主婦向けのインターンシップ」って?

gyro/gettyimages

いったん仕事を辞めて専業主婦になったママが、もう一度働きに出ようとする時、どうやって仕事を探しているのでしょう。ネットの求人情報を検索? それとも近所の求人?
20年近く女性の就職支援を行ってきたキャリアコンサルタントの上田晶美さんに、専業ママにこそ知って欲しい、最近のお仕事事情と職場探しのポイントについて教えてもらいました。

売り手市場の今こそ、再就職のチャンス

働く人の環境は世の中と同じように変化しています。上田さんは現在の労働市場について、こう解説します。
「若年労働者人口が減っているので、女性の活躍は渇望されています。そして女性に加えて、外国人もAIも積極的に入れて、会社を成長させようと考えている企業が非常に多いというのが現状です。
そのため、専業主婦から正社員への再就職は、以前に比べてしやすくなってきています。
実際に、私が相談にのっていた6年ブランクのあるママが、先日36歳で大手企業に再就職を果たしました」

<専業主婦を経てからの再就職=パート勤務や派遣社員、契約社員>という考えはひと昔前の話のようですね。

「ママは自分をディスカウントする傾向がありますが、それはもったいないです。正社員を目指しているのなら、今は売り手市場なので、自分をディスカウントせずに、就活をしてください。
お子さんが小学校入学を機にというと、スーパーなどの自転車で行けるような近場で仕事を探す人が多いのですが、せっかく人生経験もあるのだから高校生がやるバイトと同じではもったいないと思うのです。ママたちにはもっと自信を持ってほしい。
これから、30年40年と働き続ける時代になっていきます。できるだけ長く、自分らしく働ける仕事先を見つけてほしいですね」

主婦の間に培ったスキルを生かした仕事を

では、専業ママの再就職の場合、どんな仕事が適しているのでしょうか。

「以前就いていた職種や、子育て中に資格を取ってそれを生かす人も多いですが、1つの提案として、主婦の経験が生かせる仕事もいいと思います。
子育て中に料理に目覚めたので、料理や食に関する仕事に就いた人を多く知っています。また、片付けを仕事にしている人もいますね。私がお手伝いしているママの再就職支援イベントで、片付け系セミナーの講師をしていたのは、みんな専業主婦出身の人たちでした。みな主婦の経験を生かして働き、人に教える立場になったのです」

確かに、掃除の家事代行の利用者は急増していますし、整理収納アドバイザーは今や、人気の資格となりました。

「そうです、人気があるうえに、ニーズもあります。
また敬遠する人もいるかもしれませんが、営業職もおすすめです。若い頃ははじめての人と話をするのが苦手だったという人も、子どもを育ててママ友や学校、地域での交流をするうちに、コミュニケーションスキルが上がっていることが結構あります。
主婦の経験やコミュニケーション力を生かせば、AIにはできない仕事ができるはず。
ただ、事務系のお仕事には、パソコンスキルが必須。
メールのやり取りと、ワードとエクセル、パワーポイントは扱えるようにしておくと安心です」

まだ何をすべきか迷っている人は公共機関を訪れてみて

ママが再就職を目指す時に、どんなところで職探しをするといいのでしょうか。

「どんな仕事をしたいのか漠然としている人は、まずマザーズハローワーク(地域によってはハローワークマザーズコーナー)で相談するといいと思います。
マザーズハローワーク(マザーズコーナー)では、子連れで行っても相談しやすい環境が整っています。職業相談のほか、地域の保育園情報や仕事と育児を両立しやすい求人情報などを教えてもらえます。

また現在、雇用保険を受給せずに仕事を探している人には、就職を助けるための職業訓練が無料で受けられる求職者支援制度もあります。こちらの相談や受付も、地域のハローワークで受けることができます。
ハローワークでは再就職準備のためのセミナーや応募書類作成、面接対策などのセミナーが行われているので、それらも利用するといいですね。東京都民の就職を支援する『東京しごとセンター』では年に数回、マザーズハローワークと連携を図って、育児中のママの再就職支援のための応援イベントも行っていて、そこでは合同就職面接会も行われています」

そんなセミナーやイベントを利用してみると、今の仕事事情が少しずつわかってきそうですね。

「そして最近おすすめなのが、主婦向けのインターンシップです。2週間〜3カ月程度、希望にあった実習先を紹介されて実際に職場で働き、『引き続き、この職場で働きたい』というママと『このまま、働き続けてほしい』という企業側の希望が合致すれば、就職できるという制度です。

1日4時間程度の勤務も可能で、子どもがいても働きやすいうえ、実際にブランクがあっても自分が働けるかどうか試すことができます。企業側としては、すでに社会人としての経験やマナーがある人に長く働いてもらいたいと考えているので、雇用する側とされる側、双方のニーズを満たす制度として今注目されています。

実習先には大手企業も数多く登録されているので、一度、インターネットなどで調べてみるといいと思います。とにかく、今、再就職するには追い風のタイミングなので逃すのはもったいないですね」

30代・40代の多くの専業ママが再就職にチャレンジしているという現状。今までやってこなかった職種や働き方も視野に入れて、追い風を受けて一歩を踏み出してはどうでしょうか。

上田晶美さん
株式会社ハナマルキャリアコンサルタント総合研究所代表。財団法人女性労働協会理事。日本初のキャリアコンサルタントとして、1993年から就職、転職、再就職など多くの女性の仕事の相談にのってきた。現在は、大妻女子大学、日本女子大学の非常勤講師を務めながら、全国の大学や自治体で年間に100講演。また、自身のサイトやYouTube#ハナマルチャンネルで面接指導などを行う。著書21冊。日本経済新聞夕刊に「就活のリアル」を連載中。http://hanamaru-souken.com

(橋本真理子/bizmom編集部)

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